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ESTPside
俺は昔根暗だった。友達なんかいなかったし外にも遊びに行かなかった。俺の両親はなんでも買ってくれたし、望めばほとんどのものが手に入ったが友達だけは欲しくても買えなかった。だからそんな俺を両親は心配していた。
モブ1「ESTPって根暗でなんか誘いずらいよな」
モブ2「それなーなんかいるだけで空気悪くなるって言うか、しらけるっていうか」
モブ3「お前それは言い過ぎw本人いるってw」
学校には友達もいない、何もしてないのにハブかれたし…でも言えない、親に心配かけたくなかった。
高校は遠く離れた頭のいいところに行った。見た目からガラリと替えてみたけど流石に金髪はやりすぎたかな…なんて思いながら支度をして学校に向かう。
「ねえねえ、俺ESTPって言うんだよろしく〜!」
ESFP「俺ESFP〜!よろしく!え、てか放課後カラオケ行かね?w」
「いいじゃんてか他の奴らも誘おうぜw」
ESFP「ありw」
俺は話し方も変えて明るく接した。おかげで友達が沢山できた。毎日が楽しいって感じた。
……
モブ2「今日から転校してきたモブ2です〜よろしくお願いします」
「は?嘘だろ……?」
モブ2「あれ、よく見たら根暗陰キャのESTP君じゃんえ?まさかの?高校デビュー?w」
「ち、ちが、」
ESFP「えー?なになに、友達?」
「中学の時の……」
モブ2「こいつさー中学の時すんげー根暗でさww誰も友達いなかったんだぜwww」
ESFP「え?まじ?w高校デビューえぐwww」
「えっと……w」
モブ2「あ、俺モブ2って言うんだよろしく〜」
ESFP「俺ESFP〜!よろしく!」
モブ2「放課後なんかどっか行かね?」
ESFP「え、いいじゃんどこ行く?!」
「あ、俺もいい?」
モブ2「高校デビューも来んの?ww」
ESFP「俺ESTPすんげー陽キャだと思ってたけど意外だわ〜」
「あはは……w」
この日を境に友達が離れていった
「俺また1人かよ……なんでだよ」
「俺がなんかしたって言うのかよ」
「ここまで頑張ったのに」
「毎日が楽しかったのに」
「なんで壊すの」
「なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで」
ISTPside
俺は夜中物音で目覚めた。物音と同時に聞こえるもう1つの音、それは魘されているESTPの声だった。
「?!……ESTPッ……ESTPッ起きろって」
ESTP「ッ……IS…TP?」
「すげー、魘されてたぞ……」
ESTP「あー、ごめんwちょっとなw」
いつもと様子が違うのは目に見えた。言いたくなさげなところを見ると過去の事なんだろう。
「悪夢でも見たのかw……まだ夜中だけどどーする?」
ESTP「んー、寝るかw」
「また悪夢見るぞwww」
ESTP「んなわけw」
こんな会話をして平然を装ってるんだろうけどどーせ寝れないことくらいわかる。少ししたら話しかけに行くか。
「ESTP寝れないんだろ?」
20分経った頃俺が話しかけるとビクッとESTPの体がはねた
ESTP「んだよwせっかく寝れそうだったのにw」
「嘘つくな」
ESTP「……お前まで俺の過去に踏み込むのか?お前まで過去を知って離れていくのか?違うと思ってたのに」
「ちが、話を聞け」
ESTP「違くないだろ!家に人をいれたくなかった……けどお前は違うって……なぁ…」
まずい流れになった、今のESTPに俺の言葉は届いてない……
ESTP「何とか言えy」
「話を聞いてくれ……ESTP」
俺はESTPの言葉を遮るような形でESTPの頭を俺の胸に押し付け優しく手を後ろにまわした
「お前の過去は探らない…魘されてるお前が心配だったんだよ……」
ESTP「……ッ俺、ごめッパニックになっちゃってISTPの声聞こえなくなってッ」
「大丈夫だから、大丈夫……お前を苦しませるものは無いよ……」
ESTP「ん、ありがと」
「寝れそう……?」
問いかけても返事がない
「……良かった」
俺はおやすみと一言いいそのままESTPと同じ布団に入って寝た。
コメント
2件
ぜってーこのestpはestp−tだ!!!