目に写る画面には、見慣れたアイコンが2つ映る
「最近さぁ〜」
ピンク色のアイコンは留まること無く光り続ける
「ちょっと赤聞いてる?」
ふいに彼に名前を呼ばれ、現実に戻された。
「あ、ごめんボーッとしてた」
「おいぃ!w疲れてんのか?」
怒ってるように見せながらも、心配してくれる
そんなこと言われたら、期待してしまう自分。
「うぅん‥‥そうかもw」
そんな君に俺の気持ちに気付いてほしくて、遠回りな言葉を並べてみる。
「wじゃぁ、今日は解散にすっか!しっかり寝ろよ!」
「あ、うん‥‥‥寝るよ。」
「おう!じゃぁおやすみ」
「おやすみ」
そして、一つの通知音と共に君は居なくなった。
「俺って、バカだなぁ‥‥‥‥、」
誰もいなくなった場所で一人呟く。
勝手に期待して、勝手に落ち込んで。
俺も、君も、世界一のバカだ。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!