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「いっつ……」

Mr.すまないはアナランハドに貫かれた脇腹の傷を手当していた。

「あれ、普通の槍だよね???めちゃくちゃ痛いんだけど???」

独り言のつもりでそう呟いていると意外にも返答があった。

「アナランハドが武器の手入れをあまり頻繁にしないからだ」

その声に振り返ると気絶していたはずのアマリジョが起き上がっていた。

「あ、目が覚めたんだね。良かった」

Mr.すまないが微笑むとアマリジョは訝しげに首を傾げた。

「“良かった”……だと……?……僕は、敵なんだが……?」

「そんなの関係無いよ?」

Mr.すまないのキョトンとした表情にアマリジョは逆に困惑した。

「……え……?」

「それに、君達はもう命令に従う必要は無いんだ。だから、もう敵対する必要は無いよ、まぁ、君が個人的に敵対するって言うなら敵だけどさwww」

軽く笑うMr.すまないにアマリジョはゆっくりと答える。

「……僕に、意思はない……敵対しようとも思えない……」

今まではそんな事言えば首輪から罰が下された。しかし、今はもう首輪の呪縛はない。

「なら、君は僕の敵じゃない。僕も君の敵じゃないよ」

そう言ってMr.すまないは笑った。


もっもっもっ……

自分で作った料理を1ミリも表情を変えずにただ無言、無表情で食べるアナランハドをブラックは眺めていた。少し見ていて分かったのだがアナランハドの食事マナーは実に美しい。ドールにされる前は良家の育ちだったのかもしれない。

「美味しいんですか?それ」

アナランハドは口に入っていたものを飲み込んでから

「さぁ……俺には分からん。先程も言った通り作っても……アマリジョに頭を叩かれていた記憶しか無いからな」

と答えた。ブラックは少し考え込み

「少しもらってもいいですか?生憎私も朝食べていなくて」

そう問うとアナランハドは無言で頷いた。


「……充分美味しいですね」

「……そうか」

アナランハドの料理は多少好き嫌いは分かれるかもしれないが、充分に美味しいものだった。これでダメ出しをするのは流石に酷というものではないか。しかし

「アマリジョならダメ出しするのも分からんことは無い。あいつの料理の腕はは……レストランのシェフ並みだから」

と返された。ブラックは

「それはいつか食べてみたいものですね」

としか返せなかった。それ以上喋ったらこぼしてしまいそうだったからただ。


____なぜドールとして過ごしてきたのに

レストランのシェフ並みだと分かるのか____

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