池袋に行く途中は会話があまりなかった。相変わらず🎲は好き勝手して寝たり食べたり、📚は小説のネタ作りやらなんやらで話す暇などなかった。
そんな時に📚がスマホをいじり始めた。
『?何してるの?』
『山田兄弟への連絡です。』
『準備がいいね〜』
『もちろんですよ貴方のことですから』
✩.*˚✩.*˚✩.*˚
『げっ、』
『どうしたんです?1⃣兄』
『いや、📚さんからの連絡……』
『ちょっと見せてくださいね』
バッ
3️⃣は連絡を確認するために俺の手からスマホを取った。内容は俺が嫌がること……つまり××××のことだ。
(ていうかなんで📚さんはまだ諦めてないんだ?)
『うわっ』
3️⃣も全部確認し終えたのか「めんどくさいことになった」とぽつりと言った。
『ちょっと2️⃣にも伝えてきますね』
『お、おう頼む』
そうして3️⃣は2️⃣の部屋に行った。それにしてもなんで諦めていないのだろう?あの時も💉さんが確認した時もそれでいいと📚さんは頷いていたはずだ。なのに……どうして?
『にい?1⃣兄!!』
『っ!あ、3️⃣ありがとな』
『それよりも1⃣兄大丈夫ですか?』
『ああ大丈夫だ、少し考え事をしてた』
『それならいいんですが……』
『兄ちゃん?』
その時2️⃣が一足遅く部屋から出てきた。どうやらゲームをしていたらしく遅くなったことに謝ってきた。
『えと何があったの?』
『📚さんから連絡がきてな』
『それが××××のことだったんだよ』
3️⃣が変わりに言ってくれたが少しケンカっぽくなってしまったのでひとまず会議を行うことにした。
『えーと、とりあえず🎨は××××のことを探してるってことでいい?』
『もちろんだよこの低脳!さっきも説明したろ?』
『またケンカするのか……?』
『1⃣兄すみません!』
『兄ちゃんごめんよ』
何となく話が進まない気がする。このまま同じようにケンカを繰り返したら……間違いなく何の会議かがあやふやになってくるだろう。
『兄ちゃん!お、俺は言うよ!』
『は?2️⃣お前自分が何言ってるのか分かってるのか?!』
『でも3️⃣、アイツは🍭の大切な存在だし……』
『だからだろ!!逆に傷つく!それで1⃣兄が許してくれるはずないだろ!!』
3️⃣と2️⃣が口喧嘩をしだした。確かに少し前までは俺だって止めていた、教えることはなかった、でもこの件で🍭が必死なことに気づいた気がした。
『いや、3️⃣もう折れよう……🍭はそれだけ必死なんだ』
『1⃣兄……でも!』
『3️⃣、兄ちゃんがこう言ってるんだもう選んだことを変えねぇよ』
『…………少し、調べ物がありますので』
そう3️⃣は少し微笑んだ、きっと××××のことだろう。こういうところはちゃんとした人思いなのだ。
『2️⃣!もうそろそろ時間だから支度しろよ』
『うん!兄ちゃん!』
ちゃんとした確実な情報を渡せること、そして🍭が××××のことを見つけてくれることを願っている。
コメント
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なんか文章力が……なんか弱くなってきた……(?)