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Sun
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伍.🍸 猫化
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伍.🍸 猫化
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なんか気合いでかく
体調不良系なので苦手な方は自衛を。
勇ちゃんも巻き添いかな…?
まぁとりま書く
視点なし
人が倒れる描写有
過呼吸描写有
「…はぁッ…」
ライブのリハーサル中、センターに立つ勇斗。
皆が汗水垂らし、頑張って練習する姿。
ただ、勇斗から垂れるものは、暖かい体温と共に出るものではなく、悪寒が身体を貫き、暖かいというものがひとつも無い冷や汗だった。
曲の始まりで、ステージに明かりがつく。
きらびやかなステージライトが、勇斗の網膜を容赦なく灼き、頭痛をさらに激しく煽る。
「…やばっ…」
ズキズキと脳を抉るような頭痛。
それでも、メンバーが必死に練習している前で、自分が座り込むわけにはいかない。センターに立つ背中を見せることだけが、今の自分にできることだった。
しばらく踊っているが、勇斗の頭痛は治るどころか悪くなるばかり。
『…ちょっと音楽止めてください、』
柔太朗が音声チームへ声をかける。
『ねぇ、はやちゃん顔色悪くない?』
柔太朗が、勇斗の顔をじっくりと見つめる。
心なしか勇斗から見えた柔太朗の顔は、血の気がなく、顔色が悪かった。
楽屋へと、仁人が勇斗を率いる。
その4人の後ろで、柔太朗はこめかみを抑える。
目の裏で、ドンッドンッと脈打つ痛みが、徐々に柔太朗の体力を削っていく。
「ちょっと柔太朗、そのクッション取って。」
仁人が喋りかける。
でも、柔太朗は痛みで話を聞けていなかった。
「柔太朗…?」
そんな柔太朗に、仁人は疑問を持つ。
「柔…!」
舜太に呼ばれ、柔太朗ははっとする。
舜太と仁人から見えた柔太朗の顔は、誰が見てももう限界を迎えるほどの顔色の悪さをしていた。
「なぁ、お前大丈夫?」
仁人が、勇斗の薬を出しながら問いかける。
『大丈夫ッ…』
その声は、自分でも驚く程に、か細く、震えていた。
舜太の手が柔太朗の頬に触れる。
柔太朗の頬は、少し熱い気がした。
「…頭痛マシになってきたかも…」
静かだった楽屋の中で、勇斗が小声で呟く。
みんなが勇斗に駆け寄る中、柔太朗は一歩後ろに下がった。
浅くなる呼吸を気付かれないよう、静かに、深く息を吸い込む。
額に滲む冷や汗を、ただの「リハーサルでの汗」だと思わせるために、衣装の袖で乱暴に拭った。
『はぁ…ひゅっ゛…きつ…』
「なぁ、柔ちゃんほんまに大丈夫なん…?」
『大丈夫、大丈夫…』
今倒れても可笑しくないような頭痛が頭を貫く。
『リハーサル…行かなきゃだよ…』
「…そっか…」
柔太朗は、自分の頬をつねる。
皆に呼びかけ、ステージへ向かった。
「勇斗…リハーサル中やばそうだったけど…本番いける?」
「嗚呼、多分な。」
まだ少し痛みが残る頭を触りながら答える。
その様子に、仁人はほっとした。
開演2分前になった。
メンバー皆の声が、柔太朗の頭に尖った物みたいに降りかかる。
勇斗に肩をぽんっと叩かれた。
「無理すんなよ」
柔太朗の脳を刺激しないように、小声で言われる。
(…流石だな…勇ちゃん…)
『勇ちゃんこそね。』
ボソッと呟く。
ファンの歓声と共に、ステージが明るくなる。
いつもは心地よいはずのファンの歓声が、今は耳の奥に突き刺さる鋭い凶器のようだった。
音楽がなり始める。
皆の歓声が、1つとなってステージへ響く。
『ッ…はぁ゛…』
いつもより呼吸がしにくい。
頭痛だけではなく、呼吸をする度に喉がズキズキと痛む。
それでも、彼は狂うことなく完璧に踊り、歌う。
アンコールが終わり、ステージが暗くなった。
メンバーは、ステージ裏へ、皆に手を振りながら足を動かす。
皆が、黄色い歓声を上げる。
その歓声の裏で、柔太朗の呼吸は完全に乱れていた。
一歩足を踏み出すたびに、地面が底抜けたようにグラグラと揺れる。
(楽屋まで、あと少し……)
柔太朗は冷え切った指先で、衣装の裾をきつく握り締めた。
パタン、と楽屋の重い扉が閉まった。
安全な空間に戻り、全員の緊張が解けたその瞬間——彼の体から、文字通り全ての力が抜け落ちた。
『あ、れ…?』
声にもならない掠れた呟きと共に、視界がぐにゃりと反転する。
その直後、ドサリと床に鈍い音が響いた。
「え、柔太朗!?」
「ちょっと…!しっかりしろ!」
驚愕に染まったメンバーたちの声を遠くに聞きながら、彼の意識は真っ暗な闇へと吸い込まれていった。
勇斗がゆっくりと、楽屋の扉を閉める。
『…ん…ぁれ…? 』
「…柔太朗!」
「…良かった…」
勇斗がぐすっと、鼻をすする。
「お前、過労だって…休んどけよ…」
仁人に、呆れられながらも心配される。
「柔ちゃん脱水症状も引き起こしてたんやで?…無理しすぎ!」
太智が柔太朗の頬をツンっと突く。
「あ、柔ー!…心配したんやで…?」
舜太に抱きつかれる。
その時に、柔太朗は感じた。
(おれ、このグループにいて良かった…)
柔太朗の目にも涙がたまった。
「、と言う事で、柔太朗、病院行くよー」
『ッえ?…やだ!やだやだぁ!』
抵抗するが、勇斗と仁人に取り押さえられ、病院へ渋々行くことになった
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欲張ってごめんね…毎日投稿だからお休み貰えるように多くしたのよ。
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