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#QKBL
靄
51
雨音♪
211
御本人様には一切関係ございません!!
ymmtさんside
ym「……うっ…いた…ここは…」
tr「あ、起きました?」
ym「?trskさん…?」
あれ…何で2人しかいないの?確か、アイツが魔導書を開いて…その光に全員吸い込まれたはず…光が眩しくてよく見えなかったけど…
?『…聞こえるかな?』
2人「!!」
?『君たちは2人ずつ、僕の作った異空間の中の部屋に閉じ込めている。簡単には外に出ることは出来ない。それぞれ試練のようなものがある。それらを解き明かし、絆とやらでその世界から脱出してみせろ。』
…何を考えているんだろう…絶対に何かあるはず…そんなことでこの異空間に閉じ込める必要なんてないはず。
?『あ、そうそう。一つ言い忘れていたけど、君たちの中には嘘をつく人がいるかもしれないから気をつけてね。』
そういうと、その声は聞こえなくなった。
tr「嘘をつく人…?」
ym「そんな人いないと思いますけど…」
ただ、アイツが引き込んだ際に、誰かに何かした可能性はある。気をつけないと…
iz『…える?』
2人「!」
izwさんの声…もしかして…
tr「…これか。」
ポケットの中にある、かなり小さい上下に尖った正八面体_立体的なひし形の結晶に魔力を注ぐと、手のひらサイズとなって、会話が上手くできるようになった。このアイテムは、遠く離れていても会話が可能だけど、一気に使うと力が弱まって暫く使えなくなるのが弱点かな…。
iz『…聞こえる?』
2人「聞こえます!」
mn・gn『聞こえます!』
sg『trとymmt、mngnのペアってことは…kwmr、fkr、聞こえる!?』
kwmr・fkr『今聞こえた!』
sgiさんはizwさんとペアみたい。
iz『多分、みんなのところにも、何か貼られてない?』
…あ!扉に何か貼られてる!
tr「これは……魔法の構造式か…」
ym「学んでいるけど…なんだか可笑しいような…」
kw『こっちにも似たようなものがあって、多分炎の魔法の構造式なんだけど、何か欠けてる…』
sg『こっちも。光属性の構造式が何か別の構造式と混ざってるような…。』
mn『こっちは、3つの構造式があるんですけど、ほとんど文字が抜けてますね…』
iz『もしかしたら、3組に分けられた構造式を、mnとgnの空白の構造式に当てはめるのかも?』
sg『なんか簡単そうやな。』
tr「いや、案外そうでもないかも…」
sg『えっ?』
tr「mnとgnってさ、魔法の構造式学んだことはあるよね?」
mn・gn『はい。』
tr「ただ…読める?」
mn・gn「……あまり…。」
iz『…もしかして…』
tr「…この構造式、ただの式じゃない…」
sg『…そうか…これは…光の魔法を闇の魔法で打ち消そうとした際の構造式…。』
iz『!だから混ざっているような式なのか…』
sg『これは…難航しそうやな…でも、やるしかないか…』
幸い、大学院でよく使っていたsgiさんとtrskさんが別だから、2組は空いている所を埋めることが出来た。構造式のベースである、何の魔法を使うか(火、水、木とか)。魔力をどれだけ使うか、そして最後、その魔法をどう扱うかを埋められればいいらしい。ただ、fkrさんとkwmrさんのところは、口で説明しながらだったため、かなり難しかったようだけど、2人は説明上手で、なんとか埋めきりmnちゃんとgnちゃんにも上手く説明することで、扉は開いた。流石だなぁと感心しながらこれで終わりだと安心していたのに…
ym「…今度は何……あれ?trskさん!?」
壁のない謎の空間で、床はゆらゆらと動き、目の前にある扉の上には数字が割り振られている。というか、さっきまでtrskさんと一緒にいたのに、何でいないの…!ここに1人は怖いんだけど…!
?『次は、君たちの絆が試される。君たちは同じ空間にいる。しかし、その空間は広く、飛ぶことは阻害魔法でままならない。そして、先にあるドアにはワープ魔法を仕掛けた。そのドアをくぐれば1から50の数字が割り振られている部屋へ飛べる。しかし、それが仲間の元とは限らない。ある法則を導きだせれば簡単に出会えるだろうけど、邪魔が入ることもある。気をつけて進みなよ?じゃ、せいぜい頑張ってね。』
そういうと、また声が聞こえなくなった。
iz『みんな、聞こえる?』
他「聞こえる(聞こえます)!」
iz『まず、みんな何番にいる?』
そういって、みんなの前にある扉に書いてある数字を言っていった。
mn『試しに入ってみますか?』
sg『そうでもしないと、法則なんて分からんやろうしな…』
iz『じゃあ、俺が入ってみる。13番から変わるかだな…』
sg『izw、気をつけろよ。』
iz『うん。…よし、くぐるよ。』
ym「ど、どうでした?」
iz『……駄目だ。13番に戻ってきた。』
kw『何かがないと移動が出来ない…』
gn『わっ、僕も変わりませんでした。』
mn『進んだの!?』
tr『ということは、誰が1人で進んでも変わらないってこと?』
sg『1人…』
kw『sgiさん…もしかして。』
sg『そう。タイミングを合わせて2人で入れば変わるかも。』
iz『違う数字で違う扉なのに変わるのかな?』
sg『試しに、俺とizwでタイミングを合わせてみよ。』
iz『分かった。せーの!』
2人『…!』
kw『どうだった?』
sg『数字が3つ分進んでる?』
iz『俺も、3進んで16番になった?』
ym「2人同時に進むと、数字に+3されるのかな?」
mn『これを繰り返せば会える…?』
gn『でも、もっと考えてやらないと…』
fk『じゃあ、入る人数増やす?』
その言葉にみんな同意して、3人、4人、5人と増やしていくと、3人で進むと入った人たちの数字が+4されて、4人だと何故か進まない。5人だと−2になった。かなりややこしいけど、ちゃんと考えれば簡単なはず。
fk『…そういえば、mnって何番?』
mn『え?20番です…あっ!』
fk『izwと合流出来るかも。』
sg『他のメンバーで、一桁の数字の人がいたよな。』
mn『僕、6番です!』
sg『もう1人いないか?』
kw『残念ですが、40番です。』
fk『俺26番です。』
iz『…これ、50番を越えてもいいのかな?』
fk『この程度の魔法なら絶対に大丈_
sg『駄目だっ!!絶対に!!』
他『!?』
sgiさん…?どうしたんだろう…
sg『この空間は道を外れてしまえば二度と戻れない!』
fk『え?何でそんなこと知ってるの?sgiさん、空間魔法のことあんまり知らないんじゃなかった?』
sg『…そう、だけどっ…この魔法は、駄目だっ…!』
fk『sgiさんが何言ってるのか分からないけど…kwmr、50の次は1に行くはずだよ。』
sg『kwmr!絶対に進んじゃ駄目や!』
…何が起こっているの…?急に2人の意見が食い違っている…
“嘘をつく人もいるかもしれない”
“邪魔が入ることもある”
もしかして…どちらかが嘘をついている?どちらかが上手くいかないようにしている…ってこと?
kw『……。』
fk『sgiさんが嘘をついてるんだよ。』
sg『違う!嘘なんかついてない!信じてや!kwmrっ!!』
kw『………誰か、前に戻れる人いない?』
sg『!』
fk『…kwmr、まさか空間魔法の知識があまりないsgiさんのことを信じるの?』
kw『…悪いけど、お前はfkrじゃない。お前は…人の努力を、人の知識を否定したりしない。お前は昔から、ずっと…』
fk『…。』
kw『…待ってろ。26番だったな。みんな、行こう。』
そうして、紆余曲折ありながらも、なんとかたどり着いた。
kwmrさんside
kw「…fkr。どういうことだ?」
fk「…。」
mn「…fkr、さん?」
gn「どうして…?」
fk「…。」
sg「っ!危ないっ!!」
tr「わっ!!?」
突如、魔法杖を出したfkrは、trskに攻撃を仕掛けたが、sgiさんが覆い被さりtrskには当たらなかったが…
tr「sgiさん…!」
sg「この程度なら大丈夫や。ただ、今はfkrを止めんと大変なことになる…!」
?『くくく…最後の試練だ。僕が君たちの仲間を操っている。力は僕が倍増させた。さぁ、どうする?』
iz「…。」
まずい…fkrの秘技術って…力を極限にまで上げるもの…!
fk「秘技術・概念裁断。」
そう唱えると、明らかに様子が変わった。自分の力…魔力が溢れているみたいだけど…
sg「っ!」
ボゥン‼︎
mn「!sgiさん…!」
どうやら、mnに炎の魔法を当てようとしたらしいけど、sgiさんの長い杖で炎の軌道が変わったみたい…
sg「fkr!!目を覚ませっ!」
fk「…。」
sg「っ!?ぐっ…!」
炎の魔法の軌道を変えられたことに苛立ったのか、sgiさんに集中的に魔法を当てようとしていた。ただ、sgiさんは上手く避けながら得意な近距離戦に持ち込もうとしていた。
sg「っ!」
だけど、素速さも上がっている。それにあいつは、秘技術のせいで強い魔法に反して少ない魔力で出せるけど、sgiさんは強い魔法には、相応の魔力を必要とする。圧倒的に不利だ。でも、僕たちが魔法を使おうとしたところで、sgiさんの邪魔になることは目に見えている。
…まただ。僕はまた、見ているだけ。あの時だって、僕はfkrに守ってもらっていただけで、何も出来なかった。そして今も、sgiさんが1人で戦っている。僕に出来ることはないのか…?
僕だって…僕だって!!
sg「_っ!!?」
バタッ…
gn「sgiさん!!」
sg「ぐ…!まだだっ…!」
_僕だって、fkrを助ける…sgiさんを…みんなを守る!!
kw「誓約の枷!!」
続く
謎解きつくるのは得意なんですが、こういう論理パズルは作るのがマジで苦手で答え合わせをすっ飛ばしてすみません。
では、閲覧ありがとうございました!!
コメント
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第11話、一気に読み終えました!構造式の解読と数字の法則を使った脱出パートは頭を使う感じがして面白かったです。特に「嘘をつく人がいる」という伏線が最後のfkrさんの豹変で効いてきて、ゾクッとしました。ymmtさんの「僕だって…!」という決意の場面にグッときました。続きがすごく気になります!