「「「「失声症!?」」」」
失声症…知っている方もいるかもしれないが、病名通り、声を失う病気である。
失う、と言っても治ることもあるので一生では無い。
失声症にかかったのはアドラ寮1年生、マッシュ・バーンデッド
特に困り果てた様子もなく、いつものように自分で作ったシュークリームを頬張っている。
「だ、だだ、大丈夫なのマッシュくん!?」
第一声はマッシュと同部屋のフィン・エイムズ。どうやらルームメイトの心配をしているようだ。
「まぁ、医師も軽いものと言っていたし問題は無いだろう」
フィンを勇気づけるように言葉を発したのはランス・クラウン、「そうそう!」と頷きながら言っているのがドット・バレッドだ。
「マッシュくんの声が聞こえない…未来の旦那のために私が頑張らないと…!」
そう意気込んでいるのはレモン・アーヴィン、なんだかブツブツ言っているがマッシュは気にも止めていないよう。
すると、マッシュがはくはく口を動かした、何かを喋ろうとしているらしい。
「どうしたのマッシュくん?」
「マッシュ紙!紙とペンやるからここにかけ!」
「…(カキカキ」
一通り書いて、メモをみんなに見せる
“僕は大丈夫、喋れないだけだし”
「そんなことありませんよぉ…」
“あと、声帯って筋肉だけど、こうも弱ってしまうとは、鍛え不足ですな”
と、文面からマッシュの天然さが伺えてくる。この場にいるフィン達は呆れたような、それでも安心したような顔をしていた。
「たしかに、マッシュなら問題なさそうだな、」
「つか、筋肉のことより自分のこと心配しろや!」
そうドットが言うと、またマッシュはさらさらと文字を書き始める。
“筋肉は僕の1部だから”
ドヤァ、とマッシュの周りに文字が見えてきそうなほど、胸を張って文字を見せているマッシュ。ドットはそれに呆れて「そうかよ…」と言い紅茶を入れ始めた。
その後もマッシュはメモでやり取りをしつつ、皆と楽しくお茶会を楽しんだ。
どうも主です。
今回は「失声症を患ったマッシュくん」のお話なんですが、注意点が一つだけ、まだ出てきてませんがこの後レインくんがでてきます。恋人です。
BL注意ですので見るのはここまでにしておきましょう。
ではまた次回!
コメント
3件
フォロー失礼します
なんか物語の内容が映らない……
1話から既に面白すぎる🤣