テラーノベル
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注意⚠️
これはmmmrを題材にした二次創作です。
ご本人様に一切の関係ありません
恋愛要素(性別関係なく)が含まれます
年齢操作あり
R18要素なし
途中で力尽きた人気があれば続き書くかも?
登場人物紹介
メインiemnさん、mtwさん、rkさん
サブmmさん、ltさん
それでも良い方はどうぞ
「告っちゃえばいいじゃん」
そんな、何気ない一言に、口に含んでいた炭酸を吹き出すところだった。さすがに吹き出すことはなく、しかし代わりにむせてしまう。俺がしばらく咳き込み、その状況にした本人───mtwさんに睨みつけるように見る。mtwさんはなんて事ないようにストローに口をつけ、ジュースを啜りながら不満げに頬を膨らませる。現実の人間がそれをやる様を初めて見たので少し驚くが、今はそれどころではない。
「だーかーらー。iemnさんはmmさんのこと好きなんでしょ?なら男出して告れよ。見てて意地らしいんだよ…。」
「いや、俺の一世一代の告白をそんな簡単に…。しかも、mmさんは俺のこと好きかも分からないし、もし失敗したらお互いの高校生活にヒビが…。」
俺が弱気なことをいえば、mtwさんは深い、深いため息をつくきながら、手で顔を覆う。そんな様子に、さっきのmtwさんみたいに頬を膨らませたくなる。なんだ、その感情は。俺は真剣なのに。思わずでかかった言葉を、その前に遮られる。
「好きです、付き合ってください。こんなシンプルな一言すらお前は出せないわけ?男気がないなぁー。」
片手でコップの縁を撫でながら、そんな度胸がないと出来ないような内容を任せられる。たしかに、mtwさんみたいに恥知らずならばこんなド直球に言えたのだろうか?
ちらりと、俺はmtwさんの容姿に目を向ける。黄金色の絹糸みたいなサラサラな長髪に、タレ目がちな夕焼けのような瞳。視力が悪いからと、文字を読むためだけに頭にかけられた黒縁メガネ。それだけ見れば美少女のような容姿だが、その堂々たる発言が、その骨がうっすら浮き出た手のひらが、男を象徴する喉仏が、mtwさんを男ではなく、漢だと言っているように感じる。こんな容姿のくせに、こういう時だけ頼りになって、カッコイイのはその発言の強さと、何よりも先輩という年上ゆえの安心感だろう。…mmさんも、こういう人が好きなのだろうか?mtwさんがかっこよく見えれば見えるほど嫉妬してしまう。こんな不甲斐ない後輩の恋愛相談に乗ってくれて、頼もしいというのに…。どす黒い感情が、恋愛を絡むことで膨大化し、嫉妬と、羨望の目を向けてしまう。───そんな本心は心の奥底に沈めこみ、ずずっとジュースを啜る。
「俺だってmtwさんみたいに堂々と告白してぇよ…。」
「ならしろよ。rkには言うなって言われたけど、傍から見たらお前らほぼ両思い確定だろ。幼なじみで、小中高同じで、ずーっと一緒…。お前らにその気があるならさっさと付き合えよぉ!」
mtwさんは心底呆れたかのように、頭を抱えている。年上だからという理由で、散々恋愛相談を受けていたのだろう。もはやうんざりしているレベルになっていた。一応ここ、俺の奢りなんだから別にそんな嫌な顔しなくても…とも思ったが、よく考えたらこの相談を何回もしてるんだったと思い出す。たしかに3ヶ月間永遠に相談されてたらそうもなるか、と突然納得してしまう。
…こんなにも長引かせていると、流石に周りの人に申し訳なさを感じてしまう。
…明日、告ろう。そう決意を決め、それをmtwさんに伝える。
「…俺、明日告白してくる。」
「やっとかよ…。成功したら焼肉奢ってくれよ?」
そう冗談交じりにmtwさんは笑い、この場は解散となった。
───mtw視点
後輩の恋愛相談はとうとう終わりを告げた。明日、告白するらしい。mmさんとiemnさん。美男美女の明らかにお似合いカップルだ。しかも、幼なじみときた。これはもうほぼ確で付き合うだろう。
それはmtwの失恋を現していた。
「…呆気な。」
自身に向かって、吐き捨てる。あんなに、告白しろ告白しろって言ったのはどこのどいつだ?mtwだ。なら、きちんと祝福してやれよ。後輩のめでたい記念だぞ?だから、だから…。
泣かないでよ。
俺は、そのまま地面にへたりと座り込む。腕で顔を覆い、溢れだす涙をバレないように隠した。ダサい。ダサいよ。泣くなよ。わかってたことだろ?自身を精一杯慰めても、涙が止まることも、枯れることもなく、自室で呆然と、天井を見上げて、涙が落ちないようにするのが精一杯だった。
ふいに、携帯の音が鳴る。無機質なコールが3回なったところで、mtwは渋々携帯を手に取り、耳に当てる。
「…もしもし?」
「あ、ども。rkです。今日の夜暇ですか?妹とレストランに行こうと予約した店があるんですけど、hnのやつ、課題が終わってないみたいで…一人で行くのも寂しいので付き合って貰えません?」
「あー…今日はそういう気分じゃないな…。ごめん、また後日誘って───」
「───泣いてます?」
ドキリと自身の心臓が跳ねるのを感じた。声には出していなかったはず、なんで?声にならない疑問と、バレてしまったという焦りで、やや声が上ずってしまう。
「い、やぁ。そんなことないよ?」
「…強がらなくてもいいんですよ。俺、知ってるので。」
「…何を?」
「恋愛関係、なら、ここまでいえばわかりますよね?」
遠慮がちに切り出すrkさん。『恋愛関係』。そのひとつの単語だけで本当に知っているのだろうと、わかることは簡単だった。
「よく、わかったね?かっこ悪いところ見せたくなかったんだけどなぁ…」
2歳年下のやつに心配されるとか、年上のメンツが立たねぇな、なんてまるでまだ威厳が残っているかのように思う。もう、ズタボロだよ。好きな後輩の、しかもその大親友に指摘されるとか。そんなにバレバレだったのだろうか?いや、iemnさんにはバレては…いや、あいつは鈍感か。脳内がかき乱されるかのような感覚。…やってられない。少しばかり投げやりになってしまい、rkにきつい口調で言ってしまう。
「わかってるなら、放っておいてくれ。今日はひとりがいい。」
「…わかりました、また後日誘いますね。」
プツッと電話が切れた音がした。俺は、枯れたはずの涙がまた溢れ出すのを感じた。なんで、泣いてんだよ。もう、訳分からなかった。
mtwは、部屋の奥に置いてあった酒を取り出す。ついこの間20歳になったばかりのmtwは、記念と言わんばかりに酒を買い込んでは貯めていた。もしかしたら、この日のために買っていたのかもしれない。冷蔵庫にある適当なものをおつまみとしてひとりで晩酌を始める。
喉を通る辛口のそれは、失恋の傷にしみた。告白する勇気なんてないmtwは、こうでもしないと発散できないらしい。クソが。自身の不甲斐なさを、罵倒する。最後くらい、告白しとけばこんなに後悔しなかったのか、いや、だからそんな勇気は無いって言ってんだろ何度も言わせんな。
どこにも行けない言葉を酒ごと飲み込む。おつまみが準備がなかったせいで少ない。すぐになくなるが、それでも酒を飲み続ける。やけ酒だ。mtwの記憶を、恋した気持ちごと流して、焼いて、消して欲しい。
今日は、いつまで経ってもお酒が美味しいと思えない。美味しいはずなのに。好きな銘柄のもの…だと思うのに。なんで、どうしてこうも…。だんだん頭がぽやぽやしてくる。これくらいの方が、辛いことも、苦しいこともわからなくて楽なのかもしれない。
ピンポーン
俺───rkが家のチャイムを鳴らす。また後日と言われても、やはり心配なものは心配だった。ましてや、親友に関することで悩んでいるのだ。なにかの力になりたい。その一心できたが、それは、空回りであることを後にわかる。
だって───
「んぇ〜?あれ、rkじゃぁん。どしたのぉ〜?」
間延びした語尾。目は薄目になっていて、眠そうだと思うが、漂う酒臭さから酔っ払っているのだとわかる。顔を真っ赤に、いつものマイペースな雰囲気と違い、甘めな空気を漂わせていた。そういえば、mtwさんはもう20歳なのか、いつの間にか酒が飲める年齢であったことを思い出す。俺も18で、大人ではあるがまだ飲酒できない歳だから、一緒に飲むことはできなかったのだろう、と悟る。ひとりで居たかった理由はこれか、と納得していると、不意に、自身の右手が握られ、そして玄関に引っ張られる。
「え、ぁ、ちょっ」
「外は寒いからねぇ。mtwの家で、あったまりに来なさぁーい。」
「い、いや、お邪魔したら悪いので、俺は、これで…。」
「むぅ…。先輩のゆーことが聞けないのかぁ!」
グイグイと引っ張られる。抵抗しようにも、思いのほかバカ力とその勢いに負け、そのまま玄関まで引っ張られ、鍵を締められる。mtwさんってこんなに酒癖が悪かったのかと思わず驚いていると、またしても俺の手を取り、引っ張り出す。
「ちょ、どこに連れていこうとしてるんですか!?」
「んぅ?ベッド〜!もう眠いからねぇ。暖を取るにもベッドが簡単だよー!」
そういうmtwさんは満面の笑みで、思わず可愛い、と思ってしまう。
いや、そんなことよりも。これ以上はまずい。人間としても、先輩後輩の関係にしても、───俺自身の感情からしても。
俺は、なんか説得しようとするが、相手は俺よりも年上で。体格的には俺の方が強いが、無意識に手加減してしまっている俺と、手加減なしのmtwさんだとどうしても負けてしまう。
その馬鹿力で俺は簡単にベッドに放り込まれ、俺の脱出を防ぐかのようにmtwさんは俺の隣に入り込み、俺の体を抱き枕のようにぎゅっと握って、強く目を瞑っていた。
…いや、期待してた訳じゃないし。ただ、mtwさんならやりかねないなって思ってただけだし。俺被害者なのにどうしてこんなに自身をめせているのかわからくなってきた時、mtwさんが不意に話し始める。
「うぅ…。どうしても告白できなかったんだ…。」
掠れてて、肩と肩が触れ合う距離でないと聞こえないほど小さな声。それは、mtwさんの後悔と悔しさ、そして自問自答だった。
服の袖を強くにぎり、目元にはじわりと涙が溢れ始めている。そのmtwさんの行動に思わず固まってしまう。今、俺にできることはなんだ?
───そう思って行動したのは、ただ、黙って抱きしめることだけだった。ただ、ぎゅっと。身を寄せ合い、一体化したかのように近くで。
心臓の音が聞こえる。心臓はドクドクと音を鳴らす。それこそがmtwさんの生きている証なのだと、わけもわかないことを考える。そのくらい、俺は今慌てていた。自分でやったことなのに、恥ずかしいと思ってしまう。だけど、この温かさから抜け出せなくなってしまった。
「あり、がと…。」
mtwさんは重いまぶたを下ろしながら、そう、呟いて完全に寝てしまう。
何だこの生物。可愛いな、おい?思わずため息を吐きながら、そのため息に感情を流し出す。同じ性別だからといって、無闇矢鱈にベッドに誘うんじゃない。俺だってもう大人だ。理性くらいある、だが、この状況は理性も何も関係ないだろ。不用心すぎる。なんなんだこの人は…。おちょくられてるようにしか感じない。というかこの人の恋愛対象は男なのだから俺も恋愛対象…?つまり、もしかしてこれはアピール?いや、でも酔ってるせいか…?
でも、不思議と自信に嫌がる気持ちはない。むしろ、少し…。いや、仕方がないじゃないか。だって、mtwさんが好きなのだから。期待して何が悪い。ベッドにすら招いてくれたというのに好きじゃない?そんなことあるのか?
もし、ここで事実を作れば───。
そっと、mtwさんの服の中に手を忍ばせようとして───踏みとどまる。そんなことをして、嫌われたらどうする?mtwさんが俺をベッドに招いてくれたのは信頼の証じゃないのか?それを自らの手で壊すのか?理性と欲望のせめぎあい。
結局勝ったのは理性で。俺はmtwさんの服に寄せた手を腰元に当て、抱きつく。これくらいは、許して欲しい。身長差のある俺らでは、俺だけでmtwさんの体をすっぽりと覆うことができた。こんなちっちゃいやつが、普段威厳たっぷりで上からものを言ってるのがおかしくて思わず笑いがこぼれる。
…てか、あれ?よく考えたら、明らかに身長が小さい気がする。mtwさんの身長は175センチはあったはず…?
そこで、思いつく。この人、厚底だ!!ギャップの塊め!なんなんだこいつ…!!そのギャップに悶える。好きな人のギャップなんていくらあってもいい。てか、ここだけ聞いたらオタクでは?ふと自身の思考にツッコミを入れる。…深夜テンションというものだろう。もう寝た方が良さそうだ。
mtwさんの髪をひとなでしてから、目を閉じ、思考をゆっくりと落としていく。
「うわぁああああ!!!?!?」
脳に響く叫び声に、俺は頭を掻きながらベッドから半身を起こす。眠い。その一言に尽きるが、その叫び声の人がmtwさんとなると、眠気など一瞬で吹き飛んだ。
「突然叫んでどうしたんですか?」
俺がそう尋ねると、mtwさんは頭を抑えながら、顔を青ざめていく。二日酔い、というものだろうか?俺は、慌ててmtwさんに駆け寄る。頭の痛みに耐えかねたのか、膝から崩れ落ちていたmtwさんの顔を覗きながら背中に手を置く。
mtwさんは青ざめた顔をゆっくりとあげながら、俺に顔を向ける。その顔は泣きそうで、俺もそれにつられて半パニックになってた。
「ご、ごめん、ごめんなさい。も、申し訳ないとしか…!!」
「な、何に対してですか!?お、落ち着いてください!?」
「m、mtwのせいだから…。最低だよなぁ…ごめん、本当に。」
何に対して謝られてるのか自覚がなく分からない。意味不明なことで責任をおわれては困るので、俺はmtwさんの肩をつかみ、面と面を向き合わせ、直接聞く。
「mtwさん、さっきから何について謝ってるんですか!」
「ぇ、それ言わせるの…?へ、変態ッ!!」
mtwさんに押し返されて、俺は体の重心がぐらりと曲がり、後方へ数歩下がる。一方mtwさんは顔を耳まで真っ赤に染めてその顔を両手で覆っている。…一体全体mtwさんは何を考えているのか…。ふと、それっぽいのを思いつき、念の為その可能性を消すためにも、否定しておく。
「…別に一夜の関係とか、そういうのはやってないですよ?俺も一応紳士なので。」
「…へ?」
間の抜けた、腑抜けたその顔が顕になる。その一瞬後、やはり顔を赤く染め上げて頭を深く抱える。若干涙目になりながら、うめき声に似た何かをブツブツと呟く。
そして、何かを決めたかのように俺にすがりついてくる。涙をいっぱいに貯めた目からは小さな子猫のような可愛さを感じた。
「ど、どうかなかったかとこに…!!こ、こんなのmtwのイメージじゃないし…!!」
懇願する、哀れなmtwさんに少しばかり加虐心が生まれる。
力尽きた
息抜きで書いてたけど、これ以上書くとキツそうなので…反響があれば続きまた書きまーす
三角関係っていいね!
おつはる!
コメント
14件
い、息抜き……? これ何文字なんだ 凄すぎるあまりにも…… 仲春の所のmtwさん可愛くて大好きなんだよね……私が描くと暴の化身になる…… rkさんがしっかり理性のあるタイプのrkさんで好き~~~~~ そうだよねrkさんは理性で留められるよね解釈一致です ありがとうございましたへへへ(?)
勘違いしてるmtwかわよめっちゃかわいい