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🍣side
あの人は雲の上のような存在だと思っていた。それくらいレベルが違った。
でも、入学式のあの日、確かにその人は俺の目の前にいた。
🐇「やばッ…めっちゃ緊張するw」
🐤「ね~w」
🍣「…!有栖さんが、ここにいるッ…!?」
やっぱり吹奏楽部に入るのかなと思いながらこれからの学校生活を楽しみにしていた。
だから、部活見学初日のあの日、有栖さんを、初兎ちゃんを放ってはおけなかった。
勝手に悩みを聞き出して、やりすぎたかと思ったけど、話してくれて嬉しかった。
憧れの人に頼ってもらえて嬉しかった。
この嬉しさがあったからかもしれないが、初兎ちゃんが逃げ出した時は絶望した。
俺は憧れの人のプライベートに踏み入って、挙句の果てにいらない言葉まで言ってしまった。
でも、電話で名前呼びできるような関係になることができて、心底安心したし嬉しかった。
今思えばこの時点で俺は初兎ちゃんに恋をしていたのかもしれない。
🍣「俺は初兎ちゃんの打楽器”好きだよ♪”」
からかうつもりで”好き”を強調して言ったが、後から自分が恥ずかしくなった。
それから初兎ちゃんと過ごしていくうちに、単なる憧れではなく、恋という感情に変化していった。
演奏の実力を賞賛されても驕らず謙虚。
オーディションの練習期間、全員がライバルなのに、助けようとする優しさ。
しっかりしてるけど、勉強が苦手で意外と照れ屋なところ。
初兎ちゃんのあらゆる魅力に惹かれていった。
だから、オーディション終了後、あんなことを口走ってしまった。
🍣「うわぁ…今世紀最大のやらかしだッ…///」
🐇side
🐇「あの、言葉嘘じゃないよな…?///」
家に帰ってから何度も考え直した。
でも、あれは嘘じゃない。
🐇「ゔぅ…明日からどうなるん…?///」
~翌日~
🐤「初兎ちゃんおはよ~!」
🐇「おはよーりうちゃん…」
🐤「どうした?なんか浮かない顔してるね?」
🐇「…………」
🐇「言いたくないッ。」
🐤「…!さては乾くんのことだな…?♪」
🐇「な”ッ?!///」
🐤「おっ、図星じゃん?♪」
🐤「早く教えろ~!!」
🐇「わ、分かった!分かったから!💦」
🐤「よっしゃ✨️で?何があったの?♪」
🐇「実は…///」
~せつめいちゅう~
🐤「なるほど…」
🐤「何その美味しい展開!✨️」
🐇「えっ?」
🐤「つまり、今日から乾と初兎ちゃんの絡みがもっと見れるってことじゃん!✨️」
🐤「2人お似合いだと思うな~♪」
🐇「りうちゃんからかってるやろッ!!////」
🐤「ごめんてw」
🐇「おはよ~!」
「有栖さんおはよう!」
🐤「まだ乾くん来てないのかな?」
🐇「ふぅ…ひとまず安しn…」
「あッ!初兎ちゃん!!✨️」
🐇「Σ( ˙꒳˙ ;)ギクッ」
🍣「やっぱり初兎ちゃんだ!✨️」
🍣「おはよう!今日も可愛いね♪」
🐇「はッ?!////」
🐤「おぉw朝からグイグイ来るねぇw」
🐇「ちょッ…こっち来てッ!!////」
🐇「なんであんな人前でやるん?!///」
🍣「会えた嬉しさでつい♪」
🐇「次、みんなの前でやったら口聞かへんからな?」
🍣「えぇ?!それは無理!💦」
🐇「じゃあやめろッ!!///」
🍣「でも、人前じゃない今ならいいんだよね?✨️」
🐇「えッ…」
🍣「やっぱり今日も世界で1番輝いてる♪さすが俺の好きぴ♪」
🐇「うわぁぁぁッ!!/////」
🍣「めっちゃ照れるじゃん?!」
🐇「あぁもう!ないちゃん嫌いッ!////」
🍣「えぇ~?!💦」
🐤「あれ?初兎ちゃんおかえり~。、」
🐇「もうッ…////」
🐤(これはなんかあったな♪)
🐤「乾くんからのラブコールはどうだった?♪」
🐇「りうちゃんまでからかわんとって…///」
🐤「結構熱烈だったんだwwお疲れ~ww」
コンコン ガラガラ
🤪「おーい、ないこ~っていないやん…」
🐇「あ、南中のクラの人やん!」
🤪「ん?あぁ、西中の打楽器と…」
🤪「アホか。」
🐤「はぁ?!誰がアホだッ!!」
🤪「事実やん♪」
🐤「りうらはアホじゃありませんーッ!!」
🤪「ほなバカかw」
🐤「はぁぁ?!」
🐇「……この2人お似合いやん♪」
🍣「初兎ちゃんごめんって💦」
🐇「な、ないちゃん…///」
🤪「おぉ、ないこ!探したやん♪」
🍣「あぁ、まろ!なんか用?」
🤪「会いに来ただけ♪」
🍣「なんだよそれw」
🐤「さては、同じクラスに友達がいないんだ♪」
🤪「はぁ?そんなんちゃうわッ!」
🤪「俺にだって友達はいるわッ!!」
🐤「えぇ~ほんとかなぁ?w」
🤪「お前こそどうやねんッ!打楽器の奴といるとこしか見たことないで?♪」
🐤「はぁ?!りうらにだっていますぅ!!」
🍣「……なんかあの2人いい感じじゃない?♪」
🐇「それめっちゃ分かるわ♪」
🍣「俺らもお似合いだと思うけどな~♪」
🐇「ちゃうわアホッッ!!////バシンッ」
🍣「痛ッ?!」