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賞味期限切れレモンティー
ここは残酷だが、もう苦しいことはない
黒焦げになった空はまるで濁りが加速したようで、とても見られた物じゃない
さっきまで観察してくれていた親友に
「^_−☆👍」
それだけ送って、焼けたビルに唯一ついた航空障害灯に慎重に立つ。その時見た光景はとても絶景とは言えないが、奥には仲間たちから生み出された異形がふわふわ各々の意思で遊んでいた。
ご主人様同士の関係が反映されているのか、ただ知らない異形が誰のものなのか。なんであの子と絡んでいるのかわかる。
「キャピッ」
こっちに向かって異形が手を精一杯振っている。
あの子が誰なのかわかる。
ふふっ
どこか悲しくて、戦争味を感じるピアノの音楽が流れていたような気がした
「やっと会えた…」
「」
だれ?
どうしたのさ
「ただいま」
久しぶりに発した言葉が脳を焼く。玄関には血まみれになった剣。きっとこれまで防衛戦を繰り広げていたんだろう。
飾ってある写真立て。綺麗なままだったが、悲しくなってくるのだ。あの時のように、もう綺麗に生きていけない。映るのは、自分と少年
ごめんね 寂しい思いをさせてしまった。
リビングへ直行する
「…はは。」
乾いた笑いを放つと、こっちに少年の視線が刺さった。咄嗟に涙している姿が耐えられず、思い切り抱きしめた。
「えへへっ、へへっ、え”っ…へへ」
泣きながら笑っている。お互いこんな姿になって、どうしようもない絶望の中の再会なのに、今更安堵も、面白味も存在しない中で、この子は笑ってる。きっとおかしくなったんじゃない。無理に笑っているわけでもない。もうこの子はおかしくなった関係なく、一生こんな笑いをする子。そう欠陥してしまったのだから。
「ごめん。ごめん…」
自分の弟のはずなのに。大好きだ。大切なはずが、思い出せないかつての名前。
自分の名前すら。
当然かもしれない。前のように戻らないことは、前の自分に戻れない。だから名前を使えないのは当然だ。
「え”へへへっ。へへへっ”」
足をジタバタさせるのは苦しいから?こんなに抱きしめているから力がかかる?
それとも、何処か苦しいの?
今はそれだけ知りたい。
二つの説に共通したのは、
「何もできなくてごめんな。」
にいに
だ す き…!
幼なかった時
初めて言葉を発した記憶は、やっぱり夢か。
亡き王女のため
私はお茶っ葉を作る専門家みたいなもんでした。
でした。 なので、もうそうではないという解釈になりましたが、出来ないに近いです。
私にはお茶っ葉を届ける、もはやなくなったに近いお嬢様がいます。その使いさんにも、いつもいただいてもらいました。
最後の力を振り絞って、最後の茶葉をもち、今台所にいます。
お嬢様は喜んでくださいますでしょうか。
使いさんは、いらっしゃいますでしょうか?
そんなものは考えない。
「お待たせいたしました」
「私共の、最後のご奉仕です」
いつもより丁寧に、それをその方に差し上げました。
ボロボロのひび割れた体は、機上の上にいるも相応しくない、美しいと思い込む姿でした。
「失礼しました。」
空になった湯呑みを、手に持った時の熱さは、まだまだ灼熱でした
皆さんが集まるまで、一曲聴きながら、聞かせながら待とうではありませんか。
ピアノのように白黒平等ではない、黒く染まって手のつけようがない世界だけど、
せめて、
せめてこの 安らぎの音だけは…
一つ、また一つ鳴らしていいでしょう。
終戦の錯覚
戦いは終わったか?
大切なものがないのに戦いは終わったのか?
そんな現実は心底認めたかないが、仕方なくひっそり帰ることにしよう。
火山灰を踏み歩き、道で同志を見つける
肩を叩く
こちらを振り返れば、一周回り絶景な顔だった。
焦点の合わない目、顔が上をむき、口から見てもわかる有害な息を吐いている
(大丈夫さ。)
(もっとも君らしくないけど、 もういいのさ)
手の動きでモールス信号を出した。
ギリギリ理解したのか、しっかりこっちを見て、咳こみから、ゆっくり頷いた
そちらも、声が出ないのか出にくいかわからないが、モールス信号だ。
(どこ いく?)
(きょう かい?)
頷いた
もうそこに人の形をしない彼女が、祈りを捧げている。長くなる前に、気づいてもらって話をしてみようか。
(持つべきものは)
(やっぱり仲間だな)
(う
ん)
近代っ子
元近代っ子ではなく、今も継続中だ。
「マジっっで体動かねえ!洒落になんねぇわ」
愚痴をこぼす人。いつもと変わらないノリだっ
た。
「私だって、動けるのに体がないみたいよ」
「非人道的ね。こんなことしたやつ」
黙って瓦礫を片付けて、動かない方の人を助ける優等生
こっちに向かって少し考えてから
「あー。えっと、会長?」
「違うよ!新人の方だ!」
「じゃあ貴方が新人君で…?」
勘違いされたくなかったのか一斉に自己紹介をし始める。
「饅頭好きなあいつでーす」
「感覚麻痺を使えるあいつよ」
みんな名前を覚えていないくせに、必死で自己紹介するのは、思い切り笑ってしまった。
なぁ、俺らやるべきことも、やりたいこともなくね?
まぁ、ね
仕事ができない…?!
だまれよ仕事厨…(笑)
僕、もう一人の僕と話してみたい。
いいんじゃね?
そんな存在
いん
の?
可能性
があるんで
す
から
きっと
います よ
あ っは
ははっ!
みんなでバカみたいに話ししてたら、眠くなってきちゃったな。
いや、現実逃避したいから睡魔が引き出されてるんだ。今度みんなで会ったら
その時は人の形じゃないって、思いっきり笑おう。旧友の絆で、ドン引きを隠そう
隠し合おう
「生徒会長と、饅頭好きと、優等生と、ツンデレと…あと、いちご好きなやつが、一人…」
「あと、新人君が好きなタルトもね。個人優先しまくり厨も」
「なぁ、いちご二人分欲しくね?」
「えっ、なんで〜?」
「…なんとなくそうなのよね」
「僕は二人分に 賛成しますよ」
もう!みんなときたら、 寝切れないんだな。