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第4章〜逆さま花火〜

1944年6月16日。

この日は最悪だった。

今日はお米を貰いに行く日。

少し遠く、歩くのも大変。池谷さんに行ってきます。っと言って、店を出た。

お米はものの代わりに頂いてるものらしく。今回は着物?のような、綺麗な服だった。

こんなのをあげるなんて勿体ない。と思ったが、生きるためには何かを犠牲にしなければならないってことかー。と納得していた。


2024年だったらお米なんて当たり前に食べれていた。でもこの戦時中は限られた食事。限られた材料や資源。しばらくこの戦時下の日本にいる間にありがたさに気付いた。


お米を貰って店に戻ろうとした時。

ううーーううーーううーー

と鳴った。なんだろう。と思っていた矢先。

周りにいた人たちが「空襲警報だ!逃げろ!」

と叫んで行った。私は上空を見渡すと、そこには米軍の戦闘機。戦略爆撃機B-29

が行った初めての日本本土空襲だった。


B-29。2024年の世界では有名爆撃機。


警報が鳴り止まないでみんな逆方向に逃げていった。するとそこはもう火の海に変わり始めた。


ドーン!ドーン!と轟音が鳴り響き、爆弾を堕ちる。木造建築が多い日本は家事になり、歩く場もなく家の柱などが次々に倒れていった。

私は慌てて逃げるも、池谷さんが心配になりみんなとは逆の方向に走り始めた。

みんなが口を揃えて馬鹿か!?死にに行くのか!?と言うが私は構わずに進んで行った。

煙が多く噎せる。一酸化炭素中毒になってもおかしくない。ただ私は進み続けた。周りは暗くなり、赤く燃え広がっていた。


私の前で爆弾が着弾した。

私は思わず身を隠した。しかしその場所にものが落ちてきた。私は逃げようとするも足を捻り動けなくなった。そのまま物の下敷きとなった。動かそうにも重くて動かせない。

私のところまで炎が近づいてくる。私は抜け出そうとするも痛くて、力が入らない。もう諦めかけた時。後ろから声がした。


悟「桜!!」

悟はそのまま自分が羽織っていた服を脱ぎ炎に向けて投げた。そして大木を動かして私の足は何とか抜け出せた。

でも足を痛めていたから自分で歩けない。

悟はしゃがみ「のれ」といった。

私はおんぶをしてもらい。悟はすぐに駆けだした。

周りを見渡しても焦げた家。倒壊した家。燃え広がる炎。地獄を見ている気持ちだった。悟は噎せながらもひたすら走り。炎が少ない場所まで移動をした。

これが**”“八幡空襲””**というやつだった。

私は習っていなかったし調べてなかったのでこれのことと気づかなかった。


悟「それにしても、酷いな。」

私「このままじゃ、日本は、、、」

悟「大丈夫だ。私が日本のために。」

私「なんでみんな自分の身を捨ててまでもお国のため。とか、愛する人のため。とかって命を捨てるの?」

悟「国が終わってしまえば、私たちも終わってしまう。今後の未来のためにも、私たちがやらないといけないんだ。」

私は悲しくなり、つい泣いてしまった。

悟は優しく頭を撫で、私を担いでどんどん進んで言った。


空襲から1週間後。

私たちは場所を離れて、池谷さんたちと合流することが出来た。

どうやら食堂は無事だったらしい。私は安堵した。いつも通り働こうとすると、

そこに3人が来た。


炭邦「空襲は大丈夫だった!?」

悟「そんなことより。」

秋原「私たち。特攻隊になりました」


私はその言葉に戸惑った。びっくりした。


池谷さん「そうですか。おめでとうございます。」


私は首を振った。

私「ありがとうの使い方が間違ってるよ。」

私は心の中でそう言った。


悟「10/26に出撃します。」


私「なんのために。」

思わず声に出た。

秋原がそれを聞いて

秋原「お前……いい加減にしろよ」

悟「おい。やめろ。桜。少しいいか?」


私は耐えれず着いて行った。


私が連れてかれたのはあの花が咲く草原だった。


私「なんでここに。」

悟「桜の言う気持ちも分かる。」

私「じゃあなんで。。特攻なんて。あんなのじばくじゃん。」

悟「確かに自爆ではある。ただ、私は特攻を辞めない。死ぬことは嫌だが、今後の日本のためにも尽くさないといけないんだ。」

私「なんで、日本は負けるのに。」

悟「私も勝てるとは思っていない。」

私「ならなんで。」

悟「日本が負けたらアメリカの支配下になってしまう。そうすれば元も子もない。私は大丈夫だ。」

悟「そしてこの花の言葉の意味は知ってるか?」

私「知らない。」

悟「そうか。なら、知らなくていい。 」

私は困惑したが、悟は真っ直ぐな目で私に伝えた。


後。4ヶ月。時間がない。なにかしてあげれることは無いかな。

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