我慢ができなくなり、私はもうしてしまった。
さくらの唇に口づけを。
ついでに胸も触ってしまった。
さくらに初めて触れた。服の中にも手が伸びてしまう。
さくらのシャツの下から手を入れてしまった。柔らかい感触暖かい。
つい、スカートの中にも手が伸びてしまう。
下着の中に手を入れてしまった。
これがさくらの感触。さくらの温度。
もう一度口づけをする。さっきより長くもっと長く。さくらの呼吸が荒い。もう一度。
服の中に手を入れる。柔らかいさくらの体。
「う、ん…」とさくらが起きそうになる。
私は急いで鞄を取り、教室を出た。
気持ちよかったな。と感じる。ただの変態だ。
いつものように、何もなかったように帰る。
音楽室からは吹奏楽部の合奏が聞こえてくる。グラウンドではサッカー部や野球部が汗を流している。私はそれを横目に見ながら帰る。
葉が少なくなったさくらの並木道を通る。
明日には此処の様子が一変しているなんて知らずに、私はそこを通った。
いつものように。
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