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凛
「…日向。大丈夫かな」
絵里菜
「大丈夫だよ。きっと」
凛
「てか…皆は…?」
絵里菜
「紗弥は、きんときさんと帰った」
絵里菜
「来夢はスマイルさんと…」
絵里菜
「愛彩は部活で不在」
絵里菜
「残ってるのが私達だけ…」
凛
「なるほど…w」
凛
「…私さ」
凛
「日向が心配だから…」
凛
「日向の家に行く…」
凛
「だから…絵里菜も…どう?」
絵里菜
「…ごめんね。今日用事があって…」
凛
「わかった。じゃあ、また今度一緒に行こ」
絵里菜
「うん。わかった」
凛
「じゃあ、またね」
絵里菜
「またね」
絵里菜
「…ふぅ」
にしても…
Broooockさんが
日向の虐待について聞くなんて…
あの義母さんからかな…?
なんにせよ
絵里菜
「内容を、言わなきゃ…か」
言ったほうが、いいよね…
自分の心のどこかでも
そう思ってるし…
さてと…
絵里菜
「帰るか…」
_________
絵里菜
「ただいま〜…」
Broooock
「あ!絵里菜!」
絵里菜
「っわ!?って…兄さん…!」
絵里菜
「帰るの早いですね…」
Broooock
「そりゃ…内容が、気になるから…」
絵里菜
「…荷物置いてくるので」
絵里菜
「少し待っといてください」
Broooock
「俺の部屋集合で」
絵里菜
「了解しました」
________
Broooock
「あ、きたきた…」
絵里菜
「…んで、日向の事ですよね…?」
Broooock
「うん…」
Broooock
「虐待って…本当なの…?」
絵里菜
「…はっきり申し上げます」
Broooock
「…」
絵里菜
「日向は」
絵里菜
「本当のお母さんから」
絵里菜
「虐待を、受けてました」
Broooock
「ッ…やっぱり…」
絵里菜
「…中学の半ば」
Broooock
「…?」
絵里菜
「日向は、中学の半ばで」
絵里菜
「捨てられました」
Broooock
「ぇ…」
Broooock
「捨て、られた…?」
絵里菜
「…本当です」
絵里菜
「本人から聞きました」
絵里菜
「捨てられた場所が」
絵里菜
「大阪なんです」
Broooock
「それは…日向が大阪出身だから…」
絵里菜
「兄さん…」
絵里菜
「日向は、大阪出身の子じゃないんです」
Broooock
「…」
絵里菜
「わざわざ遠い」
絵里菜
「大阪に、捨てられたんです」
Broooock
「…そっ、か」
絵里菜
「そして、今は」
絵里菜
「大阪に来ていた、今のお母さん…」
絵里菜
「義母さんですね…」
絵里菜
「その人に拾われ」
絵里菜
「高校2年生の半ばくらいまで」
絵里菜
「大阪に居たみたいです」
絵里菜
「そして、偶然」
絵里菜
「凛と、ここの学校に行く事が重なって」
絵里菜
「今の状況があります」
絵里菜
「…悪夢を見ているのは」
絵里菜
「本当に、偶然で」
絵里菜
「中学の3年生くらいには」
絵里菜
「虐待の事は殆ど忘れていたとの事…」
絵里菜
「だから…」
絵里菜
「日向は、虐待されていて」
絵里菜
「今は、助けてくれた義母と共に」
絵里菜
「今の学校にいるというわけです」
Broooock
「…そう、なんだ」
Broooock
「ごめん…なんか…こんな事聞いちゃって…」
絵里菜
「いえ…w」
絵里菜
「きっと、義母さんが言ったんでしょう?」
絵里菜
「誰だって、気になることは気になります」
絵里菜
「私だってそうですから…w」
絵里菜
「けど、あんまり本人の前で」
絵里菜
「深く聞かない方がいいです」
Broooock
「…?なんで…?」
絵里菜
「精神が不安定状態になる」
絵里菜
「そうなれば、手の施しようがないです」
絵里菜
「…と、義母さんからは聞きました」
絵里菜
「なので、聞かない方がいいです」
Broooock
「わか、った…」
絵里菜
「…他にはありますか?」
Broooock
「いや、これだけだよ」
絵里菜
「了解しました…!」
絵里菜
「では、私は宿題してきます…!」
Broooock
「うん…ありがと」
絵里菜
「いえ!」
Broooock
「…捨て子…か」
表の明るい感じとは裏腹に
そんな事があったんだ…
…許せない
そのお母さんが腹立つ…
今すぐに56したいくらい…()
…まぁ
Broooock
「どうにかして…助けないと…」
あのままじゃ…
いつもの明るさが、なくなる…
そんな気がする…
…あれ
俺って、他人に…
こんな事するタイプだっけ…?
Broooock
「…変なの」
けど、助けたいのは本当…
なんか…ないかな…
…話しかけてみるとか…?
それだけで元気になってくれたら…
嬉しいけど…
ん〜…
Broooock
「わかんないや…」
また絵里菜に相談してみるか〜…
Broooock
「…けど、宿題するって言ってたし」
暫くは邪魔しないほうがいっか…
俺も宿題やろ〜…