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藤弥「…やってしまった…」
些細なことから喧嘩してしまい、自分が直せば良いものをイラついて家を出てしまった。
藤弥「藜ちゃん…怒ってるよなぁ…」
自分から幸せにすると宣言しておいて、このザマだ。失望しただろう。急に出ていってしまって申し訳ないと思ってるだろうと、今更後悔が湧いてくる。
藤弥「…会いたいなぁ……」
そんなこと言ったって追いかけてくれるわけないのに。
藤弥「…好きなアイス、買ってこ…」
泣きそうな感情を抑えて、コンビニに向かう。
藤弥「これで、仲直りできるかな…」
まぁ、そんな甘くない。藜ちゃんは優しいけど、こんなんで許してくれるわけないや。
???「はぁ、…仲直り、できるかなぁ?」
まさかと思い微かに声が聞こえた方へ視線を向ける。
藤弥「ぁ、っ」
そのまさか。重そうな5キロの米を抱えてる藜ちゃんがいた。
たった一言「さっきはごめんね。」や「重そうだから持つよ」と近づいて、一言だけそう呟けば、寄り添えばいいものの、ヘタレな俺には到底出来なかった
藤弥「…アイス、溶けちゃうな…」
申し訳なさそうに、言い訳するように呟き、俺は藜ちゃんとの家へと少し重くなった足を動かした。
藜「はぁ、…重いな…」
卜ヶ咲君はこんな重いのを片手で持ってたのか。尊敬する。
仲直りのため、だいぶ前に卜ヶ咲君に作り方を教わった塩むすびを作ろうと家に無かったお米を買った。
藜「…仲直り、できるかな…?」
そう呟くと、遠くから見覚えのある優しげなピンクの色が視線に入る。
話しかけようとしたけど、卜ヶ咲君は一瞬悲しそうな顔をして、帰路を歩いてる
藜「…本当に、仲直りできるかな…」
不安そうな涙混じりの声になりつつ、私も帰路をとぼとぼと重い足取りで歩いた。
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続き頼んだ└( ‘ω’)┘
コメント
2件
藤弥くん泣きそうになってる 。゚( ゚இωஇ゚)゚。 これは本当に気まずいね……