前回の続きです
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僕は目の前にあったカッターナイフをもって自分の腕に突き立てた。
グサッ
痛い、
傷を見るとカッターナイフは腕の半分くらいまで行ってしまっていた。ドクドクと血が流れている。
叶「どうしよう、なんで」
その時僕は思った。
でも僕はすぐ我に返った
葛葉からの愛なんかとっくにないのに、たった一つの傷で僕なんかに構ってくれるはずがない、、
叶「はは、気持ち悪」
こんなことを考えてる自分が気持ち悪かった
とんだ勘違いしてるんだ、僕は。
こんなことを考えている間に血は床一面に広がっていた。
叶「……」
僕は止血をするために包帯を巻いた。けどそんなの関係なしに血は溢れ出して来る。
僕はその光景をじっと眺めていた。
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今日はChroNoiRの打ち合わせの日だ
今は事務所にいるがあの日以来葛葉にはまだ会っていない。
傷口の血は一応止まったものの包帯をしてないとまた血が滲み出してくる。
叶「…痛いなぁ」
そう呟いた時、目の前の人影に気づいた
??「叶さん?」
叶「あ、」
不破「お久しぶりっす!」
叶「不破くんじゃーん、どうしたの?」
不破「今からろふまおの収録でして~…ー」
どうしよう、
すぐ楽屋行って長袖の衣装に着替えるつもりだったから包帯が見えちゃう…
不破「…叶さん?」
叶「ん、あぁ、何?」
不破「今日気分でも悪いですか?」
不破くん意外と勘が鋭いな、早くここから立ち去らないと…
叶「いやなんでもないよ~」
叶「僕ちょっと急ぎだからそろそろ…」
不破「あぁ!すいません!」
不破「体調には気をつけてくださいね~」
叶「ありがとね〜」
タッタッタ
不破(叶さん、なんか血の匂いがしたような…)
コメント
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