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3話沢山いいねありがとうございます‼️
少し短いですが
4話も楽しんで見てください⤵⤵
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第4話 甘く微笑む狐
休日の朝。
鳴海の部屋は静かで、物が散乱していた。
カーテンの隙間から柔らかい光が差し込む。
目覚ましは鳴らない。
平日と違って、今日は“起きなきゃいけない理由”がないからだ。
……が、体はもう社会人のリズムに慣れきっていて、結局いつもと同じ時間くらいに目が覚める。
「……ん」
寝返りを打って、天井を見る。
二度寝するか一瞬迷うが、結局ゆっくり上体を起こす。
ベッドの横に置いたスマホを手に取り、通知を確認。
LINEは……保科からは来ていない。
(……まあ、休みだし)
少しだけ寂しいような、安心するような、よく分からない感情。
(ん、?…)
「は…ぁッ???」イラッ
「おいおいおいッ!!なぜ僕がおかっぱのことを考えているんだ??!ッ」
意味がわからず何となく考えていたのだろうか、。
いや、そんなことはない。
鳴海弦_
この男はクソが着くほど単純だ。
多分単純から生まれてきている__
…までは言い過ぎだな。
(…イライラする、胸糞悪いな…、)ムカムカ
のそのそとベッドを出て、部屋着のままキッチンへ。
髪は寝癖でふわっと跳ねているが、気にしない。いつもの事だ。
コーヒーを淹れる。
豆を挽く音、湯を注ぐ音。
その間、ぼーっと窓の外を見る。
(今日……)
特に予定はない。
でも“何もしない”のも悪くない。
コーヒーを片手にソファへ移動し、スマホを開く。
ニュースを流し見して、SNSを少し眺めて…
…無意識に、保科の名前を検索しようとしていた指を止め、イラつきながら違うものを検索する。
(……あいつは仕事の仲、
あいつは仕事、
仕事…)
そう自分に言い聞かせつつ、代わりに音楽を流す。
そのまま、ソファで膝を抱えて、ゆっくり朝を過ごす。
暇になったので 顔を洗い、
シャワーを浴び、部屋着から少しだけちゃんとした服に着替える。
まぁいつも通りの《誠意Tシャツ》。
お気に入りだ_
とはいえ外出用ではない、さすがの僕でもパーカーは着る。
鏡の前で髪を軽く整えながら、ふと昨日のことを思い出す。
保科の近い距離。
手首に触れた指の温度。
頭の中に流れ込んできた、真っ直ぐすぎる視線_
「……」
無意識に頬が少し熱くなる。
(照れんなよ僕…//、)
(僕は別に…別に…、/)
そのままキッチンに戻り、簡単な朝食――トーストと卵、ヨーグルト。
もぐもぐと無表情で食べながら、またスマホを見る。
……ピコン。
通知。
保科からだ。
《おはようさん✋
今日はお休みやんな?》
鳴海は一瞬固まり、すぐに視線を逸らす。
(タイミング考えろやクソおかっぱ…)
照れつつも、嬉しいような素振りを見せ
少し考えてから、短く返す。
《うん。
なんもない。》
送信。
コーヒーを一口飲みながら、返信を待つ。
足をパタつかせる鳴海は、
まるで餌を待っている犬のようだった_
鳴海のモーニングルーティンは、静かで、ゆるくて――
そして、知らないうちに“保科からの通知を待つ時間”が、自然と組み込まれ始めていた。
ピコン””_)
1件の通知が来た_✈
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ちょい次はいいね♡100ください!!
多分後半からНを入れたいので🙏💦
よろしくお願いします⤵⤵😚