雑渡 「お見舞いに来たよ。黒華くん」
黒華 「……(汗)」(※本を読んでた人)
えー、部屋で本を読んでいたら天井からおっさん…じゃなくてタソガレドキ忍者隊組頭、雑渡昆奈門さんが出てきた。
雑渡 「傷の具合はどうだい?」
黒華 「!あーまぁ…大分治りましたね」
雑渡 「それは良かったよ。あの時は本当に申し訳なかったね」
黒華 「いえいえ大丈夫ですよ!俺元々そういうのは慣れてるんで!」
雑渡 「そう?…それで君に頼みがあるんだが…」
黒華 「?」
雑渡 「夜空黒華くん。”タソガレドキ入隊する気はないかい?”」
黒華 「!」
雑渡 「元忍びだと言う割には腕は落ちていない…なんならかなりの腕前だと分かって。君みたいな優秀な子はウチには必要なんだ…どうだい?報酬もいくらでも払うよ」
突然の言葉に驚いた…まさか組頭にスカウトされるとは…けど俺は…
黒華 「……非常に申し訳にくいですが…俺は…タソガレドキには入りません」
雑渡 「…どうして?」
黒華 「俺は主人に…”首輪を外された身”…それに今の生活も…充実してるんで」
雑渡 「!…そっか。それにしても君、中々面白いね。益気に入ったよ♪」
黒華 「……え?」
雑渡 「それに隠れてて分からなかったけど…君の素顔…美しいね」(顎クイする)
黒華 「…!?」
雑渡 「本当はまだ話したいけど…生憎忙しくてね。今日は此処までにするよそれじゃあまたね。黒華くんニヤッ」サッ(何処かへ去る)
黒華 「……(; ゚д゚)ポカーン」
何事もなかった様に何処かへ去って行き、一人残された俺は呆然していた。
だが傷が治ったその後…雑渡さんや他のタソガレドキの忍者達に会うたびに何故か話しかけられる様になった。そしてこの時俺は密かに…苦手意識を持ち始めたのであった…(汗)
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黒華さん!雑渡昆奈門さんが来たって本当ですか!?by伊作