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6月の夢路
深い闇の中に、かすかな光がひとつ浮かんでいた。
その光は次第に膨らみ、やがて優しい輪郭を結び始める。
そこにいたのは――
彼らがずっと忘れていた名前、Akiraだった。
彼の目は優しく輝き、笑顔が静かに広がる。
そして、ゆっくりと歩み寄ってきた。
「みんな……」
声は柔らかく、温かかった。
「ずっと待ってたよ」
nakamuは真っ先に駆け寄り、Akiraの手を強く握った。
「帰ってきてくれて、本当に嬉しい」
シャークんも目を潤ませながら言う。
「ずっと、探してたんだ」
きんときは静かに歌い始める。
彼の歌声は、Akiraを包み込み、世界を優しく包んだ。
broooockは大きく深呼吸し、力強く言った。
「これからは、絶対に離さない」
スマイルは穏やかに微笑み、こう言った。
「君がここにいる、それだけでいい」
きりやんは冷静に言葉を添える。
「もう二度と、忘れたりしない」
Akiraの笑顔はさらに輝きを増し、7人はしっかりと手を取り合った。
そこにあったのは、確かな絆と、再び始まる物語の扉だった。
光がゆっくりと広がり、7人を包み込む。
未来への一歩が、今、踏み出されたのだった。
つづく
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