転生したら皆が過保護だった

転生したら皆が過保護だった

ーーーーーーーーーー

医務室

凛「ｽｰｽｰ…」

冴「それで…一体どういう事だ」

氷織「僕な､一次選考で凛くんとチーム一緒やったんよ､それである日､同じチームの奴らがな､凛くんの悪口言っとったんよ」

千切「悪口？」

氷織「冴さんの弟だから調子乗ってるだったり､欠陥品だって言ったりしとったんよ」

冴・千切「！」

氷織「それで僕がそいつらに言い返した後な､凛くんがいたんよ」

千切「まさか､話聞いてたって事？」

氷織「そうなんよ､そしたら凛くん泣き出しちゃってな」

冴「…凛に悪口言ってた奴の名前は」

千切「え､何する気？」

冴「潰すに決まってんだろ､俺の弟泣かせたんだから」

氷織「そんな事凛くんにバレるんちゃう？凛くん､以外と鋭いで」

冴「大丈夫だろ」

千切「だったら俺も協力するわ」

氷織「僕も協力するわ」

ｳｨｰﾝ

七星「あの､凛さん大丈夫すか？」

潔「医務室いるって聞いたんだけど」

千切「今寝てる」

氷織「最近体調崩すの多かったもんなﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」

七星「そうなんすか？」

氷織「熱出したりする事が多かったんやけどな…」

七星「凛さん…心配だっぺ…」

氷織「話の続きするな」

潔「話？」

氷織「凛くんが悪口言われとったんよ」

潔「へぇ…」

氷織「それでその後な､僕凛くんに告白したんよ」

冴・千・潔・七「あ”？／は？／え？」

氷織「まぁでも､僕だけが凛くんの事好きな訳ちゃうしな…烏や士道くん､雪宮くんに乙夜に凪くんもやで､潔くん達も凛くんの事好きやろ？」

潔「うん」

千切「一目惚れってやつだけど」

七星「同じっす」

冴「凛は渡さねぇぞ」

ｳｨｰﾝ

士道「冴ちゃん〜」

冴「ﾁｯうるせぇ奴が来やがった」

士道「呼ばれてるんだけど」

冴「はぁ…めんどくせぇ…」

氷織「凛くんは任せてや」

冴「…頼むぞ…ﾄｺﾄｺﾄｺ」

ーーーーーーーーーー

凛「ん…」

七星「凛さん､大丈夫すか？」

凛「ｺｸｯ」

千切「凛〜」

凛「千切…」

千切「さっき冴がいたんだけどさ 」

凛「兄貴が？」

千切「何かあったら連絡しろってさ」

凛「…そっか…」

千切「皆心配してたぜ」

凛「ごめん…」

千切「謝ってほしい訳じゃなくて､頼ってほしいんだよ」

凛「…頼り方が…分からなくて…」

千切「甘えろって言ってたけど」

凛「…じゃぁさ､千切と七星に…頭…撫でてほしい…」

七星「いいっすよ！」

千切「撫でるだけでいいのか？」

凛「ｺｸｯ」

七星「ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」

千切「ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」

凛「( *´꒳`*)」

千・七「(可愛い…)」