どうも皆様、サカナです
定期的に訪れる好きな子をいじめたい衝動を解消しようの回にしようとしましたが、オチが出てこないのでやめました
嘔吐やら幻肢痛に苦しむ広島さん、誰か書いて下さらないでしょうかね…
あ、リョナ衝動は個人的に日帝さんの四肢を切り落としたので満足しました
♡500いったら出します
なんてね
岡山「広島〜、起きぃ〜」
広島「うぅん…ぁ〜?」
ゆらゆらと優しく揺り起こされ、ゆっくりと目を開く広島。
岡山「おはよう、広島」
広島「ぅん…?おはよ…」
眠たげに手を広げる広島を抱え上げ、椅子に乗せる。
岡山「着替え取ってくるけぇ、そこから動きなんなよ」
広島「ありがとな〜…ふあぁ…」
なるべく服を脱いでおき、岡山を待つ広島。
寝起きで落下したことがあるので、なるべく深く腰掛ける。
岡山「広島、ばんざーい」
広島「子供扱いやめろ…上は自分で着替えられる」
岡山「はいはい」
シャツを羽織り、腕を通す。
足はダメになったが、上半身は健在であるので、比較的日常生活は送りやすい。
広島(…シャツは万歳じゃ着れのうないか?)
岡山「持ち上げるでー。下着れるか?」
広島「おう。ありがとの」
軽く宙に浮き、手にした袴をどうにかして着る。
何十年もやっていると、そろそろ慣れたものである。
岡山「向こうまで運ぶぞ、しっかり捕まってろ」
広島「おー」
上半身を片腕でしっかりと抱えられ、残っている下肢で座るように腕に乗せられる。
まるで特等席だ。
広島「…帽子忘れた」
岡山「おっと、そりゃいけんな」
広島は光恐怖症であるので、キャップは必須である。
鳥取「あ!おはよー広島!椅子持ってきとるよ!」
広島「おはよう!ありがとの、鳥取!」
岡山「下すぞ」
慎重に車椅子の上に乗せられ、準備は万端。
家を移動する時は基本、介助式のものを使用する。
理由はコンパクトであること、広島に負担がかかりにくいことが挙げられる。
ちなみに広島の部屋は和室なので、部屋で車椅子はあまり使えない。
島根「あ、おはよ広島。朝飯出来ちょーけん、われらも来い」
広島「おはよう。今日は何じゃ? 」
島根「白米、わかめと豆腐の味噌汁、鮭の塩焼き」
鳥取「ごっつい定番!」
島根「いらんなら食わんでええが? 」
鳥取「いただきます!」
岡山「朝から元気だな、おめぇら」
広島「元気なのが1番じゃのぉ〜」
島根と鳥取の兄弟のようなやりとりに、広島は朝から和やかな気持ちになった。
山口「おはよう、広島。今準備できたところじゃ」
広島「おはよ。やっぱり山口は料理が上手いのぉ。ぶち美味しそうじゃ」
鳥取「ね!美味しそう!」
山口「褒めてもおかわりしか出てこんけぇのぉ?」
照れたように顔を綻ばせ、しゃもじを出す山口。
かつて、江戸の手にも負えぬ程大暴れしていたとは思えない。
山口「あ、じゃけどこの前の検診でちいと体重増えちょったけぇ、食べ過ぎはいけんよ?」
広島「だって山口の飯美味いんじゃけぇ」
岡山「そりゃあそう」
島根「山口サイドにも問題が(ry」
山口「褒められちょるのか貶されちょるのかわからんよ…」
鳥取「ご飯まだ食べんの?(´・ω・`)」
お箸を持って眉を下げた鳥取を見て、茶番をしていた4人は即座に席に着いた。
「「「「「いただきます!」」」」」
こうして今日も、賑やかな食卓の光景が再生された。
「「「「「ごちそうさまでした!」」」」」
広島「やっぱり美味かったな〜」
山口「お粗末様でした。お皿持ってくね」
広島「わしが持って行く。ちったあてごしたい」
岡山「自走式に乗ってから言え」
広島「そりゃあそうじゃのぉ(´・ω・`)」
鳥取「僕が代わりにおてごしするー!」
島根「鳥取だけだと心配だ。俺もやー」
続々とお手伝いの応募者が出現し、山口は微笑ましい気持ちでいっぱいになった。
中国地方では、こうして定期的にお手伝いイベントが発生する。
自分の意思から発生させているものだが。
山口「ふふ、気持ちだけでもありがたいよ。それじゃあ鳥取と島根はお皿洗いで、夕飯の買い出しは広島に任せるよ」
岡山「山口、俺も行く」
山口「ええそ?じゃあ頼もうかな」
広島「うーん…休みの日の午後ってええなあ」
岡山「天気もええしな」
時を飛ばして、現在は12時半。
先ほどお昼を食べ終えたところである。
山口「広島ー、岡山ー、そろそろお買い物頼んでもええー?」
広島「もちろん!すぐ行ってくるでぇ!」
岡山「へーへー、落ちるけぇめーのめりになるな」
片手で体を抑えられた。 広島は元々運動量が多く、車椅子の上でもはっちゃけて動きまくる。
ので、たまに車椅子から落下する。
山口「お味噌と筍と…あ、お醤油もお願いね。筍の味噌煮作るから」
広島「わかった!」
岡山「じゃけぇめーのめりになるなって! 」
広島「(´・ω・`)」
山口「広島は元気じゃのぉ〜。外でほろけたら怪我の可能性もあるし、気をつけてね?」
山口は苦笑いしながら、広島の頭を撫でた。
車椅子ユーザーになった時から、みんなやたらと広島の頭を撫でる。
生きていることを確認するように、優しくだ。
被曝してからは白内障も患っていたため、治るまで目の当たりに手を当てられることもあったな、と広島は懐かしく思った。
広島「はーい」
岡山「移動するぞ。山口、悪いがこれだけ仕舞うてーてくれ」
岡山は広島を丁寧に抱きかかえ、車椅子から離した。
外を移動する時、広島は自走式の車椅子に乗り換えるからだ。
山口「任せちょいて。2人とも、気をつけて行って来てね」
広島「岡山と買い物デート♡」
岡山「やめろ、きつい」
広島「わしも今言いよって吐き気した」
岡山「誰の得にもならんことしなんなよ…」
隣に並びながらスーパーへの道を歩き進む。
この周辺の地域で彼らのことを奇異の目で見る者はいない。もう何十年もここを通っているからだ。
何の問題もなく買い物を終え、帰宅した2人。
鹿児島「おかえり」
広島「…家間違えた」
ドアを開けた先…玄関に、もう少し南のデカブツがいた気がする。
ドアは一度閉めた。
岡山「標識はうちのなんじゃけどな…」
もう一度開けてみると、デカブツもとい鹿児島だけでなく、山口が追加されていた。
山口「たまたま会うたけぇ呼んでしもうた」
鹿児島「山口ん料理が食ゆっち聞いて」
なんでもイライラしている佐賀を煽ったせいで福岡に怒られたらしく、ブチギレた佐賀が落ち着くまでの避難先を探していたところ、山口とばったり鉢合わせた。 とのこと。
熊本が回収に来るまで、中国地方+鹿児島で仲良く話していましたとさ。
コメント
2件
神としてこの世界を上から見てみたい