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絶対に自衛はしてください!ご本人様の目に見えないように!
まぁ?それを含めてみているような方々はもはやしょうがないですけども。
地雷様とかもいると思うので、そういう方はGoBack。それに関しての誹謗中傷は受付ません。
甲斐田side
「長尾!?え、は……?」
景から感じる気配が全然違う。魔の混じった気配がする。いやいや、え?今まで過ごしてきてそんなの感じたこと無かったんですけどぉ!?
藤士郎の方を見ると、あからさまに目線を逸らされた。おい、自分は関係ないみたいな顔すんのヤメロ。どこが関係ないんなんだ、盛大に関係があるだろ……。
なんなら、お前が発端だろうが。僕は行くとは言ってない。勝手にもちさんからの電話に出て、声真似までわざわざしてただろうが。この悪魔が、あ、こいつ悪魔だったわ。
「あ〜、景?一旦落ち着こ?」
「俺は十分落ち着いているが?メンツ的にはまだいいけどさぁ、なんで俺に一言も言わなかったわけ?」
「だって、景が神気に耐えられると思わなかったし……」
「それだけじゃねぇよなァ?」
いやいや、凄い殺気混じりの気配の人に言えるか!というか、魔の気配が一向に治らないんだけど。平然としすぎじゃない?
「あ〜、長尾?気配が抑えられていないぞ。それを含めて、3人で話し合え」
「あ、てか……サーシャ、これからは僕以外の血を飲まないでよ?」
「は?当たり前だろ、そんなん。貧血とかの死亡リスクが怖かっただけだし」
「ねぇ、景?ほんっとに僕も怒りたいんだけどさ、記憶あるってこと?」
やばいな……景の瘴気に釣られて何体か魔だとかがこっちに来そう……。葛葉さんとかが神気を少しずつ出しているから大丈夫かはしれないけれど、景の方の瘴気と相殺してほんの少し上回るぐらいにしているから俄然こちら側に来ている。
来たら来たで大半はもちさん達の除霊専門達に倒されているけれど。神気の形状を変化させて、叶さんが殺しているのもかなりの数がいる。これ以上になってくると、僕も神気を出さなければいけなくなるが、あんまり出したくないんだよな……。
「あ、最悪。甲斐田くんも神気出してくれる?ちょっと、強めのが来るみたいだし。あんまり神気纏が大勢いるっていうのはバラしたくないんだけどね、特に邪気纏の近くでは」
え、いやいや、邪気纏がいるってマジで言ってるんですか?なんで、相当数減らしたのに……。
「堕ち神っが2体って……チッ、外で被害出てやがる」
「え、葛葉さんそれ相当やばくないですか?巻き込まれている人達の記憶の消去とかも大変なんですけどぉ⁉︎というか、なんでこんなにピンポイントなんですか、今、景の対応にもあれなのに」
「晴、記憶に関しては元々途切れ途切れだったのが、ん〜と、1週間ぐらい前?に全部戻っちゃ」
「おい、その時に言えよ。色々とやることがあるんだからな」
えぇ、だって……と、文句を言い続けそうな系をほったらかしにしようと思ってもしょうがないだろう。景の瘴気もしまってもらえたし。家に帰ったら、問い詰めないとな。
景が瘴気をしまったから、神気を出し続けていた葛葉さん、叶さん、もちさんの神気で大方の魔だとか幽霊だとかは祓魔、除霊できた。後は、堕ち神。
葛葉side
あ”〜、なんで俺らのが解決したと思ったら長尾が出てきて、堕ち神共まで出てくるんだよ……。長尾が瘴気を振り撒いていたから覚悟はしていたけども。
「おい、堕ち神を殺しに行くぞ」
「は〜い、サーシャは姿はまだ変えないようにね。人外なんていないって思われているから」
「ここにいる全員が人外ですけどね……。いっそ、政府にかけあった方が楽なのでは?」
「それだと、政府が何しようとするのか分かんねぇだろ?利用しようとしてきやがったらいけねぇし」
瘴気と邪気でできた雪……か。ここら一帯を浄化しねぇとな、後で。
「はぁ、なんでや……これやばい雪やろ。この辺はかなかな達の神気でなんとかなっとるけど、その他地域はやばいんとちゃう?」
「人間の被害の方がひどいと思います」
それを含めて、下界は■■■■■だろう?こんなこと、そこで住んでいる奴らには言っちゃ悪いが。