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私の渾身の一撃がアラスターを捉え、その身体を後方へと吹き飛ばす。
アラスター「―――ッう”・・・ぁ・・・・・・ッ!」
短いうめき声が聞こえ、アラスターはそのまま床へと倒れ伏す。
今にもガクガクと震えだしそうな手を抑え込んで、その姿を黙って見据える。
すると―――
ヴォックス「フ・・・フハハ、ハハハハァッ!!」
ヴォックス「無様だなぁアラスター!!」
ヴォックス「その惨めに這いつくばる姿!ああ、最っ高に気分が良いぜぇ!!」
部屋の隅で傍観していたヴォックスが、床を踏み鳴らしながらアラスターへと歩み寄る。
その手がアラスターの髪を掴み上げ、苦悶に汗を滲ませるその顔を覗き込んだ。
ヴォックス「気分はどうだアラスター!?さあ、その古臭い声で聞かせてくれよ!」
ヴォックス「迎えに来た“元”仲間にぶった切られて、裏切られる気分はどうだ!?」
アラスター「・・・・・・、っ・・・・・・」
高揚した声。興奮に荒げられる吐息。
全力でアラスターを揶揄するヴォックスは、完全に私に背を向けた。
(――――今だ・・・!!)
ヴォックスの隙を見た瞬間を皮切りに、強く床を蹴る。
待ち続けていたこの一瞬に全力を込めて、その首めがけて刃を突き立てた。―――
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