梵天に蘭が春千代を監禁しているのが見つかる番外編を作って欲しいと言ってくださった方がいますので作ります。
それではご覧下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
春千代が蘭に堕ちてから3ヶ月がたった。
ガチャ
蘭『春千代~♪』
春千代『!』
春千代『なあに?蘭♡』
春千代(蘭が来てくれた♡嬉しい♡)
蘭『春千代はさ~』
蘭『俺から離れていかないよね?』
春千代『なんでそんなこというの?』
春千代『俺は蘭から離れないよ?』
春千代『……蘭も俺の傍から離れないでね?』
蘭『♡』
蘭『勿論♡』
蘭『愛してるよ♡』
蘭『春千代♡』
春千代『俺も♡』
蘭『あ、そうだ』
春千代『なぁに?』
蘭『俺今から梵天のとこ行かなきゃ』
春千代『?!』
春千代『なんで?!俺から離れるの?!』
蘭『違うよ♡』
蘭『ただの仕事♡』
蘭(…………最近は春千代が攫われた事については言う奴はいない…皆何も言わなくなったし、俺達の邪魔をする奴はいなくなった……………か?)
蘭(春千代は俺の物だ……絶対に……絶対に奪わせない……)
蘭『じゃあ♡』
蘭『仕事に行ってくるね♡』
春千代『行ってらっしゃい………』
蘭(落ち込んじゃって~♡かぁわい♡)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ガチャ
蘭『すみません。遅れました。』
マイキー『……………いや、大丈夫だ』
蘭『ただいま仕事に戻らせて頂きます。』
マイキー『……おい、蘭』
蘭『どうしました?ボス』
マイキー『春千代のことについてなんだが……』
蘭『!』
蘭『何か情報が?!』
マイキー『いや………今の所はなんの情報も掴めていない……』
蘭『……………そうですか』
マイキー『蘭』
蘭『………………?』
マイキー『お前、春千代についての情報を消しているだろ』
蘭『……………』
蘭『は?』
蘭『何でですか?!』
蘭『どうして…………』
蘭『俺は…!!三途が……大切…何ですよ?』
蘭『そんな三途を攫って傷つけるような真似は!』
蘭は演技が上手だった。人の事を騙すことも出来るし信じ込ませることも出来る。
だが、蘭を見抜ける人は2人がいた。
それは………
マイキー『蘭の最近の行動は”変”だと九井と竜胆がそう言っていたんだ。』
蘭『は?』
蘭『九井はともかく………』
蘭『………竜胆まで??』
蘭と竜胆は小さな頃からずっと一緒にいたのだ。だから、いつもの蘭との違いを見抜くことが出来たのだ。
マイキー『1回お前の家を見てみてもいいか?』
蘭『ッッ!!』
蘭『わ…………かり…ました』
ここで”いや”と言うとやましい事がある、と分かってしまうので蘭は”はい”と言うしかなかった。
蘭(なん………で?なんで……なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで)
蘭『どうして………』
蘭(きっと春千代を監禁している事が分かれば俺は殺されるだろう。)
蘭(春千代に………本当に……最後だから……)
蘭『春千代に……会いてぇなwポロポロ』
蘭は死ぬ事が嫌な訳ではなかった。
ただ、ただ春千代に会えなくなることが嫌だった。
蘭『やり方が違ったらこんな事にはならなかったのかな……ポロ』
蘭『愛してるよ……春千代……ポロポロ』
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
蘭『春千代……………』
春千代『!』
春千代『蘭♡』
春千代『………元気無い………どうしたの?』
蘭(覚悟を決めろ………お別れになるんだ…最後ぐらいは笑顔で!)
蘭『…………春千代はさ!』
蘭『春千代は……元気に……生きろよ!』
蘭『春千代……”愛してる”』
蘭『ニコッ』
春千代『?』
春千代『な、何言って………』
ガチャ
九井『三途!!』
春千代『ここの………い』
鶴蝶『三途?』
鶴蝶『心配したぞ!』
春千代『う…………』
春千代『ら、らん…………』
春千代『…こ、こっちに来ないで………』
竜胆『兄貴!なんでこんなこと……』
蘭『…………好きだったから』
蘭『俺のものにしたかった』
竜胆『なんで!!』
竜胆『こんな事したら殺されるってわかってるでしょッ!!』
竜胆『………俺だって…兄貴が好きだよ……』
竜胆『恋愛感情ではないけどさ……兄弟として…』
竜胆『兄貴が死んだらさ…俺、悲しいよ……』
蘭『………………』
蘭『ねぇ』
蘭『愛は鎖だと思わない?』
蘭『鎖のように自分のしたい事を出来ない…』
蘭『けれど、愛は嫌いじゃない』
蘭『何なんだろうねw』
蘭『…………』
蘭『信用ならないだろうけどさ』
蘭『俺梵天の皆も好きなんだ……』
蘭『だから俺は死ぬなら梵天の皆が殺して欲しい。』
蘭『お願い聞いてくれるかw?』
竜胆『なら………俺が殺すよ』
竜胆『ケジメをつけるために……』
竜胆『…………ポロ』
竜胆『あ……………ポロポロ』
蘭『?!』
竜胆『ッッ』
竜胆『俺だって!俺だって殺したくないよポロポロ兄貴を殺したくない………ポロポロ』
蘭『ごめんな…竜胆』
春千代『蘭!嫌だ!行かないで!!』
蘭『ごめん……春千代皆さ本当はずっと春千代の事で探していたんだよw』
蘭『今まで縛り付けていてごめんねポロポロ』
蘭『本当に愛してる!』
蘭(あぁ…………泣かないって決めてたのにな…ごめんね………皆…)
カチャ
竜胆『兄貴………撃つよ……』
蘭『あぁ………いいよ』
蘭『最後に………皆…愛してる!!』
蘭『ニコッ』
竜胆『ッッポロポロ』
竜胆の持つ手が震える。
竜胆(ごめんね……兄ちゃん…最後くらいは俺も……!)
竜胆『俺も愛してる!』
春千代『…………竜胆…』
竜胆が撃とうとする手に手を被せ、
春千代『お前だけが殺るのはダメだ……』
春千代『殺るなら一緒に殺ろう……?』
竜胆『ッッ』
竜胆『なんで!!』
春千代『………俺も蘭を愛しているから…』
竜胆『!』
蘭『!』
春千代『………蘭!俺も愛してる!』
春千代『………ニコッ』
竜胆『せーの!』
春千代『せーの!』
バンッ
蘭(あぁ…………愛してくれていたんだ……ふふっw嬉しいな)
蘭『ぁ……………り…がと』
バタっ
蘭は春千代と竜胆に撃たれ死亡した。
勿論竜胆と春千代は泣いた。涙が止まることは無くずっと泣いていた。
この先もこの苦しみが続くのならもう生きたくない。
春千代『蘭……………今行くよ……』
そうして蘭の後に春千代が死にその苦しみを梵天の皆は一生懸命背負って生きていかなければならなくなったのでした。
おしまい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんとも納得がいかない物語になりました。
ご視聴して下さりありがとうございます。
狂っているままの蘭ちゃんで次はBADENDを書こうかなと思います。では!
コメント
3件
最高⤴️⤴️神作!