僕ことヴィクトールは今日も、ダンジョンに泊まりレベル上げの日々を送っている。これを続けてもう3年くらいは経つのだろう。別に宿泊施設があるわけでもない。自給自足さ。周りには誰もいない。
なぜこんなにも続けてられているのか。それは僕が昔いじめられていた時の反抗心だろう。僕は才能が何もなかった。剣も、魔術も、運動能力さえも、だ。そんな僕は村の人や家族にさえも虐められていた。そんな僕の唯一の取り柄は…
「努力と知識」
だ。
僕は他人の誰よりも諦めずに努力し続ける。たとえ失敗してもそれを次に活かす。それと、村の図書館の本は大体読んだ。剣技に関する本や、魔術に関する本も。そんなことしても意味ないだろとも思われていたのかもしれないけどね。
でもそんなの関係ない。だって僕は努力し続けて充分レベルが上がったから。剣は弱いが魔術と運動能力は。多分村の皆より相当上をいってるんだろうな。そんなこんなで今、ダンジョンに篭っている。多分村の皆はもう僕は死んだとでも思われているだろう。だってダンジョンに入ったっきり3年間も出てないんだし。
「今日も頑張るぞ!」
そう言って僕は朝食をとり軽いストレッチ(腕立て50回 本気でダッシュ500m)を済ませて、
「今日はもうちょい深い層にでも行ってみるか」
そう言い僕は狩りに出た。
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