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今日は入学式だけだった為
授業は午前中までとなった
ただ部活はやっているらしく見学したい1年生は
覗いてもいいとの事だったので、
(どうせ家に帰ってもやる事ないからバレー部
見に行ってみようかな、)
と、中学の頃入っていた
バレー部を覗きに行く事にしたのだ
(確かバレー部はここの体育館って言ってたよな)
「失礼します、」
俺に気づいた部員の1人が部長に
見学者がいると伝えてくれたらしく、俺は部長に
見学したい事、中学の頃バレー部だった事など
軽く雑談をしていた時、
『ヘイヘイヘーイ!!!』
と体育館の入口から大きな声が聞こえてきた
俺は突然の大きな声にびっくりしていたが
ここではこれが普通らしく部員も部長も
[おい遅刻だぞ〜?“木兎”〜笑]
と言いながら笑っていた
(あの人は木兎さんって言うのか、、、
ちょっと苦手な人かもしれないな、)
内心関わりたくないなと思っていた
すると木兎さんは俺を見つけた瞬間
『おー!!1年か!入部か!!!』
と目を輝かせ大きな声で言いながら
こちらに走ってきた
「え、いや、俺は、えっと、」
急過ぎる展開と速く流れる会話に着いていけない
俺は話せなくなってしまった
(どうしよう、この人やっぱり苦手だ、!)
そんな俺を見兼ねた部員の1人が
[おい木兎その辺にしてやれ困ってんだろ笑]
と木葉という先輩がと止めに入ってくれたのだ
木兎さんは少ししょぼくれてしまったが
『ごめんな、?』
と謝ってくれたので
俺は自己紹介からする事にしたのだ
「俺は1年6組の赤葦京治と言います
中学の頃バレー部だったので少し見学に来ました」
返事が帰ってくるとは思っていなかったという顔を
しながら木兎さんは嬉しそうに自己紹介をしてくれた
『俺は2年1組の木兎光太郎!エースだぜ?』
とニヤニヤしながら言う姿は少し愛らしかった
(愛らしい、?俺何言ってるんだ、、?)
『なー!あかーし!!』
「赤葦です」
『あかーし!』
「違います赤葦です」
『あかーし!ポジション何!?』
「赤葦、、(もういいや、笑)
中学のポジションは一応セッターでした」
『!!ってことはトス上げれるよな!!』
「?まぁそれなりに、、?」
『あかーしトス上げてくれ!』
「え?」
『あかーし早く!』
「え、あ、はい、!」
何が起きたのかよく分からないが
木葉さんが球出しをして
何故か俺が梟谷の自称エースに
トスを上げる事になった
[行くぞー]
『おう!来い!』
(なんで木兎さんが返事してるんだろ、)
と思っていると木葉さんが出した球が飛んできた
のでいつも通りセットアップをする
木兎さんは俺がセットしたボールを
凄く綺麗なフォームで楽しそうに打ったのだ
ボールは相手コートに大きくバウンドした
その瞬間木兎さんは振り返り満面の笑みで
俺の元まで走ってきて勢いで俺を抱き上げた
(!?なんで俺は持ち上げられてるんだ!?)
『あかーしのトスめちゃくちゃ打ちやすい!!』
「は、はぁ、」
『あかーしバレー部入って!!
俺あかーしのトスたくさん打ちたい!!!』
と俺を持ち上げクルクル回りながら言ってきた
『なぁあかーし!俺お前が入ってくれたら
凄い嬉しいんだけど!!!』
と言いながらゆっくり優しく降ろしてくれた
(もっと乱暴に降ろすのかと思ってたけど
意外と優しい、?)
『あかーし!なぁあかーし!
“俺にはお前が必要だ!!”』
(その言葉夢で聞いた事がある、!
俺の夢に出てくる人と木兎さんは
何か関係しているのかもしれない、!
ここにいれば分かるかもしれない、!!!)
「俺、、、」
『ん?』
「入部したいです、!!!」
『マジで!?よっしゃー!!!』
[良かったな、木兎笑]
『ヘイヘイヘーイ!!』
俺はその場の勢いでバレー部に入部してしまった
♡550〜