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第5話 信じたくない現実
でも、気がついたら真っ白な天井で、たぶん病室にいるんだと
思う。
これってナースコール?だっけ、押したほうがいいんかなぁー。でも医者って忙しいよねぇー。うーん。どうしよ。
悩んだ末、一応押してみることにした。
そっから数分経って見覚えのある人が入ってきた。
たしか…前助けてくれたお医者さん?かな、。
走ってきたんか息が切れている。なんか、申し訳なっ。
大橋「あっ!起きた?」
「えっあっはい(?」
人見知りすぎて死ぬ(笑)
「俺はみるの担当医の大橋和也っ!大橋くんでも和也先生でも好きに呼んでなぁ〜。よろしくっ!あと、もう一人担当医がいるんやけど、その子が大西流星!」
「あっよろしく、お願いします。」
しばらくの沈黙。あっ、そうだ愛那っ、
「あのっ、愛那は、?」
そういった瞬間そのおーはしくんの表情が暗くなる。やだっ、やだっ、!信じたくないよ、。
泣きたくないのに涙があふれる。
「…愛那ちゃん…は、頭部損傷で…亡くなった…、。」
「なんでっ、なんでっ、。 (泣)私のせいで うぇぇぇ゛ん っ〜(泣)」
涙が止まらない、。いつも愛那はあたしを守ってくれた。あたしが家庭崩壊していると言ったときも私がみくるを守るからって、
思いっきり抱きしめてくれたよね、。(泣)あたしがさ、いじめられたときも私が1人になったときもさっ、ずっと一緒だからって言
ったよね、。ねぇ、なんで置いてっちゃうの、。2人で一緒に住もうとか、っ、将来は2人でアイドルでもやろうって話したよね、。
なのにさ、なんで置いてっちゃうの、。やだっ、やだっ、。信じたくない、。
愛那がいない世界であたしは生きていけない。生きたいと思えない。生きてる意味を感じないよ、。
「うぅっ、うぇぇ〜えんっっ。ぐすっ、。(泣)」
ずっと大声で泣き続けるあたしをおーはしくんは優しく抱きしめてくれた。もうこの空間にいるだけで辛い、。おーはしくんにも
無駄に迷惑掛けたくない、。
「・・・ぐすっ、ねぇっ、もう死んでいい?(泣)愛那がいない世界であたしは生きたいと思えないよ、。(泣)あたしのせいでっ、あたしのせいで、。(泣)」
涙が止まらない、。
「辛いよなっ、。ごめん、。助けられんくて、。でも、みるちゃんだけは、。絶対死なせへんからっ、死なんといて、。」
辛いっ、辛いよっ…。でもおーはしくんは悪くない、。そんな自分を責めんといてほしい。だって、愛那を守れなかったあたしが
悪いんやからさっ、。どうせ、もういいの。もう死ぬんだから。死んだら愛那にあえるかな、。愛那はきっとこんな事望んでいな
い。それはわかってる、わかってるけどっ、愛那がいない世界に価値を感じない。生きる意味が無いからッ。
もうこの空間にいるだけで辛い、。お医者さんにも無駄な迷惑をかけたくない、。
もういっそ全部終わらせよう、。
そんな事を考えていたせいでしばらく沈黙が続いた。
「…っおーはしくん、トイレ行ってきていいっ、?」
ホントはトイレなんかいかない。屋上から飛び降りる、。
「ええよ〜。場所、わかる?」
「頑張る(?」
愛那のことで頭がいっぱいで頭が働かない。意味わからん事言うあたしをおーはしくんは優しく微笑んだ。
「頑張って(笑)なんかあったら近くの先生に言うかここに戻ってきてな〜」
「うんっ、」