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この話は読切です
そして、次に出すお話の原案です
いつもなら原案なんて出さないんですけど、中々綺麗におさまったので、これもありかなぁと。自己満足なので1週間くらいで消します
それではどうぞ
「じゃんけんぽん」
曽野:おっしゃ!ありがとな仁ちゃん!
塩﨑:もぉ、そんな顔せんといてよ吉田さん!
山中:よっしー凍え死ぬなよ
吉田:…バイト休めばよかったわ
俺はケーキ屋でバイトをしている大学生。そして今日、本来は休みだがクリスマスは繁忙期、という理由で借り出された。善意で出てやったのに……出てやったのにっ!!!
…ジャンケンで負けた。それはつまり、 外で出店をすることを意味する。なんでこんな寒いのに出店をしないといけないのか、理解しがい。しかも、クリスマスだから、簡易的だがコスプレをしてケーキを売らなければならないのも屈辱
塩﨑:大丈夫やって!あの常連さんお店に来たら、外まで行って教えてあげるから
吉田:は、そんなんどうでも
曽野:あ!あの仁ちゃんが気になってる男性?
吉田:は!?
山中:まぁ、あの感じだと、その人もよっしーのこと気になってるでしょ。俺が対応したら明らかにしょんぼりされたし笑
曽野:俺も、仁ちゃんいない日に対応したら「吉田君のシフトの日とか、知れますか」って、めっちゃ恥ずかしそうに聞いてきたわ笑
塩﨑:え!じゃあ相思相愛ってこと!?
吉田:うっせぇ!!!
このケーキ屋さんには何人もの常連さんがいる。その中の一人の男性と話が合い、いつの間にか仲良くなっていた。といっても、ここ以外で会うことも無いんだけど。しかも、苗字しか知らないし
店長:盛り上がってるところ悪いんだけど、外の当番決まった?
塩﨑:はい!!吉田さんで!!
店長:おぉ!吉田なら一人でも安心して任せられるわ。設営までは手伝うけど、そっからは頼んだよ!なんせ、人手が足りないから
吉田:…はい
吉田:メリークリスマス!〇〇屋のケーキいかがですか?あと残り1個ですよ
まぁ、かなり順調に売れたな。あと残り1個。早く売れて欲しい。なんせ寒すぎる。そして、ジロジロこっちを見てくるリアルに充実してる奴らの目が腹立たしい。被害妄想なのかもしれないが、それでもムカつくわ
客:え!あと1個なんすか?
吉田:はい、めっちゃ美味しいですよ!
2・5
149
#愛され
𝓡𝓮𝓲𝓷𝓪⋆𐙚 ̊
11,431
客:どうしよっかな、どうする〇〇ちゃん
客:えぇ〜どうしよぉ
なんでカップルのイチャイチャ見せつけられてんだろ。早く買えよ
客:でも、〇〇、太っちゃうからぁ
客:太ってないよ!ずっと可愛いよっ
え、ごめんごめん。とりあえずキモいな。あとこいつら酔ってんだろ。酒臭いわ
客:てかぁ、お兄さんかっこいぃ!
客:おい、〇〇ちゃん、酔すぎ
客:連絡先教えてよぉ
だる、まじだるい
吉田:いやいや、そちらのお兄さんの方がかっこいいですよ!お兄さんも、彼女さんが風邪ひく前に早くお家に送ってあげて下さい
俺的には完璧な返しをしたと思った。のだが、酔ってる奴からしたら、気に食わない部分があったらしい。男は明らかに不機嫌になり俺を睨みつけてきた
客:あ?何上から目線で語ってんだよ?俺の彼女の何が分かってんだよ?
吉田:いや、そういうつもりじゃ
客:男のくせにこんなコスプレして、恥ずかしくないんか?ナヨナヨして、笑、あんた、彼女とかいないだろ笑
…ぐうの音も出ない。恥ずかしいよそりゃ。彼女もいないし。でも酔っ払いのたわごとだ。テキトーに流すのが1番いいだろう
吉田:はいそーですね。それと、他の方の邪魔になるので帰っていただけますか?
客:お前、うざ
吉田:、、っ!、 い”っ、、離して下さ、
机越しに男の手が伸びてきた。退ければ良かったのに、寒さと面倒くささで体が鈍っていたのか、気付けば髪を捕まれ男の方に引っ張られていた。痛すぎる。こんな事されたの初めてなんだけど、?とりあえず店に電話、しないと
客:お前、折角のクリスマスに、俺たちになんでこんな思いさせんの?
吉田:、すみません、、離して、
客:だから笑、俺の質問に応えろよっ
バコッ
一瞬息が出来なかった。痛ぁ……頭、打ったのか?グワングワンするんだけど。コスチューム越しに伝わる、床のコンクリートの冷たさ。口の中は血の味がする。アドレナリンすら湧いてないのか頬がジンジンする。おかしいなぁ、俺、バイト中だよね?なんで殴られてんの
客:ちょっと!やりすぎ、
客:〇〇ちゃんは黙って。こいつが悪いんだから笑
おい、女性の方。止めろよ、頼むから
そんな思いも虚しく、男が俺に馬乗りになり、俺の胸ぐらを掴む。また、殴られんのか。もう、抵抗する気力も無い。周りからは警察を呼べだの、動画を撮るだの、野次馬の声が飛び交っている
客:…なんだよその目
その目って、もうほぼ開いてねぇよ…もう、早く殴るなら殴ってくれ、
男が振りかぶるのが見える。恐怖で反射的に目を瞑った、のだが
ん、なんも痛みが、ない?
恐る恐る目を開けると、男の手を顔面スレスレで止められていた
客:あ?お前、邪魔すんな!
?:あんたこそ、邪魔しないでよ
吉田:…え?佐野さん、?
暗くてあまり見えないけど、このシルエット、この声、
佐野:吉田君、大丈夫?
吉田:……はい
なんで、ここにいるんだ?てか、 はっずかしい!!こんな姿見せたくなかったよぉ、、
客:なんだよお前
佐野:あんたこそ誰?俺の大事な人をこんな目に合わせといて、ただで済むと思うなよ
客:、は?
佐野:とりあえず一発殴らせろ
吉田:佐野さん!!ストップ!!
重い体を起こして、必死で佐野さんにしがみつく。俺のせいでそんな事させたくない。あと、聴き逃しそうになったけど、大事な人って言った?え、聞き間違い?
佐野:…とりあえず警察もうすぐ着くだろうし。あんた、逃げんなよ?
その後直ぐに警察が来て、あの客はどこかに連れて行かれた。俺はケーキ屋に戻り、バックヤードでボーッと天井を眺める。なんか、現実じゃないみたいな時間だったな。そんなことを考えていると、心配してるのかアイツらがコソコソとやってきた
塩﨑:え、大丈夫、?血、
吉田:あぁ、口の中切れただけ
曽野:今日はもう上がりなよ、?
吉田:いやいや、忙しいでしょ、まだいるよ
山中:いや、流石に帰って…てか、あの常連さん、まだいたんだ
隙間から店長さんが佐野さんにペコペコ謝ってるのが見える…なに、話してんだろ。ちょっと気になるな。そういえば俺もまだちゃんとお礼言えてないし、佐野さんが帰る前に伝えに行こ
吉田:ごめん、ちょっと抜けるわ
山中:あ、うん
なんか、柔太朗がニヤついてた気がするけど、まぁ、今はいいや、後で聞こう
店長:本当にありがとうございました
佐野:いえいえ!良かったです、大怪我にならなくて
吉田:あの、!
佐野さんは俺に気づくやいなや駆け寄ってきて、湿布を貼った頬を見つめている
佐野:大丈夫、?めっちゃ痛そうだけど
吉田:見た目より大丈夫ですよ。それより、ありがとうございました、佐野さんがいなかったら、本当にやばかったです。あの、お礼、したいんですけど
佐野さんは数秒考えてた後、何か思い付いたように俺に伝えてきた
佐野:あぁ、じゃあケーキ1個余ってたよね?それ俺にちょうだい
吉田:え、それだけでいいんですか?
佐野:…あと、吉田君もほしいな
吉田:……は?
えっと、今なんて?俺、頭打った衝撃で耳までイカれたのかな?聞か直そうとすると、佐野さんは遮るように店長に何か伝えに行ってしまった
佐野:店長さん。今日あんなことがあったんですから、早めに上がらせてあげることって出来ないですか?あと、あの、えっと……
店長:…分かりました笑、吉田!!今日は大変だったろ。もう上がっていいぞ
え?あんなに人員を必要としてたのに?まぁ、怪我してるし。店長が言うならいっか。俺は言われるがまま、一足先にあがり外に出たのだが
吉田:…なんでまだいるんですか
佐野:クリスマスだから
吉田:答えになってないです
吉田:…あの、佐野さん
佐野:ん?
雪が降るクリスマス一色の街の中。男2人で歩くなんて、
吉田:いいんですか、俺といて
佐野:なにが
吉田:だって、せっかくのクリスマス
佐野:吉田君…鈍感だね
吉田:はぁ?
佐野:…吉田君こそ、せっかくのクリスマスなのに、俺といていいの?
吉田:え、それは、
佐野:こんな常連と帰るなんて、なんかごめんね笑
吉田:…嬉しい、ですよ。俺、佐野さんと話すの好きだし
クリスマスのせいだ。気持ちが浮き立って、つい、本音が口から零れてしまう
佐野:ほんと!?
吉田:じゃなきゃ、一緒に隣、歩かないですよ
佐野:…はぁ、それは無意識?
吉田:なにがですか
佐野:今日、幸せだわ!吉田君のこと守れたし、可愛いコスプレ見れたし
吉田:…コスプレは忘れて下さい
佐野:無理。もう写真撮っちゃったもんね
吉田:えっ、!消して下さい!!!
いつの間に撮ったのか。佐野さんはスマホの画面を眺めてニヤニヤし始めた。俺の黒歴史、絶対消さないと…そう思い、必死でスマホを取ろうとするが上手くかわされて、触ることすら出来ない
吉田:…流石にブチ切れていいですか?
佐野:えぇ?じゃあさ、消して欲しかったら
佐野さんは、スマホを奪い取ろうとする俺の手を掴み、体を引き寄せる。その距離感が少し恥ずかしくて、目を見れなくて…思わず俯いてしまう。ふっと笑う声と共に、佐野さんの顔が俺の耳に近付くと、
佐野:俺ん家来てよ
吉田:、は、?それって、どういう、
囁くように言われ耳元で声が木霊する。ブワッと体が熱くなる。俺、今どんな顔してる、?
固まる俺の姿がさぞかし滑稽だったのか、少しの沈黙の後、佐野さんの爆笑する声が響いた
佐野:吉田君、何考えてんの?笑
吉田:はっ、?別に
佐野:ケーキ、せっかくなら二人で食べたくてさ。外は寒いから俺ん家でって、思っただけなんだけどな
くっそ…マジでそのニヤついた顔、うざ過ぎ。佐野さんは俺の反応に満足したのか、鼻歌を歌いながら俺の手を引っ張る
吉田:ねぇ、俺、まだOKしてない
佐野:え?じゃあ来ないの?
吉田:……行きます
佐野:だよね。安心して。吉田君の思ってることもやるから
吉田:……はっ!?
原案なんでこんなもんです。スッカスカですね
次に出す話は、勿論これが元なので最初は似てはいるんですけど、全く別の世界線なので、ぜひ興味ある方は読んでみて下さい
それでは
コメント
4件
えっ天才ですか…?? 1週間どころか永遠と公開してほしい…✨

こんないい作品を消すだと…!!!!??

1週間で消すなんてもったいないです…😭延期で!お願いします!