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メガネちゃん
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葛湯酒
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_俺は、一体どうすればいいんだろう?
第十七話【明かされる真実と魂】
次の朝が来た。
今日は、いつもと違う場所の天井を見て目覚めた。…なんだか不安になってきた。
って、違う違う!楽しみになってきた!
…お父さん、お母さん。俺、怖いよ。
おれ、さみしいよ……。
し「んん…おはようございます、ゆーくん」
夕『おはよ〜、しーちゃん!』
大丈夫、しーちゃんがいる。
俺には、友達が、仲間が。…朝陽がいる。
どんな話でもきっと、大丈夫だ!!
部屋から出て、リビングへ行く。
そこには、叶さんといろかさんがいた。
か「おはよう。夕陽、しよく」
夕『おはよーう!!』
し「おはようございますっ!」
い「おはよ」
か「朝ごはん出来てるよ」
し「ありがとうございます!」
夕『わぁー!ありがとーーー!!』
か「ちなみにこれはろかが作ったんだよ」
夕『えっ!?すごーーーい!!』
朝ごはんはハムとチーズをのせたトーストに目玉焼きというシンプルなご飯だが、これが有難い。
あとついでに俺は料理が微塵も出来ないため、綺麗な目玉焼きが作れているのは尊敬に値する。焦げ目もないよコレ。トーストも完璧な焼け具合だ…。
し「…あれ?あの…しよく、昨日キッチンをお借りした時にトースターを見かけていないのですが…。」
か「あぁ、うん。うちトースターないよ。
ろかがフライパンでやってくれるから買ってない。」
ふ、ふらいぱんで…?すごすぎる…。
し「トースターでなく、フライパンで!?
す、素晴らしい料理技術ですね…!?」
い「あー、うち年中金欠なんだよね。だからなんとかして習得しただけ。」
か「稼ぎが少なくてすみませんねぇ?こちとらまだ18なもんでぇ〜!」
い「文句言ってる訳じゃないよ!?あと僕も18くらいだし…。」
夕『まさかの同い年!?』
し「まさかの年下でした…」
しーちゃんがちょっと悲しんでる…?
夕『しーちゃん、俺はしーちゃんの料理がいっっちばん大好きだからね』
し「ゆーくん…」
か「はいはい、この話はそこまでにしてねー。朝ごはん食べるよ」
夕『はーい!』
トーストを一口齧る。チーズとハムの味がすぐ口いっぱいに広がる。美味しい。
すぐ食べ終わってしまった。
目玉焼きも、黄身がトローっととろけて美味しかった…。
か「さて、ご飯も食べ終わったことだし…。
夕陽、君にはこれから見て欲しいものがある。」
とても深刻そうな顔。
これは、真剣に聞かなければ。
か「ろか、しよく。各々好きなことしてて。」
い「了解」
し「わ、わかりました!」
か「夕陽、着いてきて」
夕『う、うん!』
言われるがまま叶さんに着いていくと、急に叶さんが止まった。何も無い、真っ白な壁の前で。いや、よく見ると…真っ白な椅子がある?
夕『か、叶さん…?』
か「夕陽、ここに座って。
ここは、本軸の君が好きだった場所だから丁度いいと思ってさ。」
ほんじく?ほんじくって、なに?
とりあえず言われた通り椅子に座る。
か「ありがとう。そして、ごめんね。」
夕『え』
その瞬間、頭にジジジっという音が流れる。
頭が割れそうだ。痛い!これは…あの時と、同じ痛み…!!?
?「夕陽!」
夕『はっ!…朝陽? 』
朝「ようやく目覚めた?全く、こんな世界でまともに寝れるのは君くらいだよ?」
夕『朝陽、その格好は…なに?』
朝「格好?え、僕の格好なんか変?」
夕『えっと、そうじゃなくて…』
朝陽の服装はいつも、セーラー服のような白い服に青いリボンを付けたもので、長ズボンは黒くてダボッとしている。なのに今日の朝陽は、黒のタートルネックに少し灰色がかったサイズピッタリの長ズボンだ。上着はいつもと変わらないけど…。あと髪型も、高めのポニーテールだ。前髪は三つ編みしている。いつもは三つ編みポニーテールなのに。どういうこと?髪型変えたの?服装はいつも似た感じの服だったのに?
朝「夕陽、体調悪い?まぁ、昨日一番仲の良かった渚斗が目の前で死んじゃったもんね…。」
渚斗?誰、それ?
死んじゃった?もし俺の友達なら、不老有死じゃないの?寿命でしか死ねないはずじゃ…?
朝「でも、逃げないといけないんだ。罪過から逃げるために。」
夕『…罪過?』
朝「うん、罪過。アイツらにオリジンの仲間をほぼほぼ殺られた。僕らを逃がすために…。忘れたとは言わせないよ。君が一番、アイツらを憎んでたじゃないか。」
殺られた?殺されたの?皆?
夕『Y7は?』
朝「わからない。行方不明なんだ。」
…知らない。こんな世界、知らない!
なんで、皆居ないの?朝陽はいる。さっきうっすら声が聞こえたから赫愁さんもいる。でも、他のみんなは?死んだの?
有り得ない、有り得ない!!
朝「夕陽?」
夕『…ねぇ、朝陽。世界は今、どうなってるの?』
朝「…人類は滅んだ。罪過によって。
僕らは今、罪過から逃げながら仲間を探してる最中だよ。」
滅ぶわけない。だって、今オリジンが必死に罪過を食い止めてるもん。
もしかしてここが、俺の知らない世界なの?
あれ?視界が、歪む…?
朝「夕陽!?…疲れちゃったよね。大丈夫、もうしばらくはここにいても大丈夫だから。休んでて。」
あさ、ひ…。
?「おかえり、夕陽。そして、知れたかな?あっちの世界のことを。」
夕『…叶、さん?』
か「そうだよ。ねぇ、夕陽。君が今何を見たのか、説明してあげる。」
夕『…お願いします』
か「まず、君が見た世界は本軸って言うんだ。その世界は今、崩壊している最中。
そして、その崩壊はもう止められないから。
だから代わりにこの世界が出来たんだ」
夕『え!?』
か「…本軸が崩壊してしまったら、その世界はそこまでだ。だから私たち”代表”は、それぞれ本軸世界を元に新しい世界を創ることにした。
君がいるこの世界は恐らくトゥルーエンドの世界。夜風様が創った世界だね。
次に私が作った世界。この世界はバッドエンドの世界になってしまった。
他にもノーマルエンド、鬱エンド、デッドエンド、メリーバッドエンドとか色々。
そこから生まれた派生世界とか、忘れ去られた世界とか。そんな世界が沢山ある。
ちなみに君も朝陽も他の人も、全部の世界にいるよ。」
夕『それは…さっきのでなんとなくわかった。』
か「おぉ、優秀!
さて、世界の話はここまでにして、ここからは君のことについて話そうか。
夕陽。君にはこれから、真実を話す。
心して聞いてね」
夕『あ、うん。了解!!』
か「…朝陽と夕陽。君たちは、元々同じ存在だったんだ。けれど、朝陽が世界の時を戻した時、一番欲しいと願ったものが友人だった。それで君が生まれた。つまり君は、朝陽の魂の片割れなんだ。 」
夕『…え、なにそれ。朝陽友達作るの下手すぎない?』
か「え、そこ?…いや、まぁ下手だけどさ。
まぁでも、君の本質なら比較的容易く友人になれるんじゃない?」
夕『…朝陽、誰にも本心を話してなさげだから難しいと思うけどなぁ…?』
事実、朝陽は出会った時から嘘をついている。
1番最初、彼は俺の力が必要だと言った。
そこが嘘だ。俺の力が必要なんじゃない。
ただ、俺が悪いやつじゃないか調べるために来てたんだ。
か「まぁ確かに、朝陽は本音を話さないよね。でもね、彼にも彼なりの事情があるってことは理解してあげな?」
彼なりの事情…?
か「朝陽は、自分の口から契約について話せないんだ。話したら、皆殺されちゃうから」
夕『…え?』
コメント
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わあ〜!第18話、核心すぎて震えた…😭💕 夕陽が「朝陽友達作るの下手すぎない?」って返すとこ、重い真実なのに思わずクスッてなったよ笑 でも最後の「皆♡♡♡れちゃうから」で一気にシリアスになるギャップがエモすぎる…!! 世界の真実、魂の片割れ、そして朝陽の事情…考察が止まらない…!次の話が待ちきれないよ〜!!🌸✨