テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
※キャラの喋り方とかが違うのは許してください…!
【じゃぱぱ視点】
「ねえ、じゃぱぱさんは何が好きなの?」
「コーラとカニ!めっちゃ美味しいんだよね!」
「俺もコーラ好き〜!」
翠ちゃんが許可証を作ってくれている間、俺は七番くんの質問に答えていた。趣味とか好きな物とか、特技、好きなゲーム……。
「ねえ、じゃぱぱさんはさ、神様って信じる?」
急に、七番くんは落ち着いた声で聞いてきた。
「神様かぁ……まあ、いたら面白そうだけどね!」
俺は、明るく返したけど、七番くんは静かにこっちを見てる。
「じゃあ、もしいたらじゃぱぱさんはどうするの?」
「いたら?……うーん……一旦会いに行って仲良くなる?」
俺が考えながらいうと、七番くんは、少し驚いたように俺を見た。え、そんなに驚く?俺の答えが珍しい?
「他の人にも同じ質問をしたけど、神様なんていないって言って、話終わるんだけどね。じゃぱぱさんそんなに神様と仲良くしたいんだ?もし性格悪くてもそんなことできるの?」
七番くんは笑いながら聞いてきた。神様って性格悪いのかな。
「えー……まあ、何回かしてダメだったら諦める!」
「ふーん……じゃあ、今の神様が偽物だったら?」
「……え?」
七番くんの口から出てきた言葉に俺は驚いた。偽物の、神様。そんなのあり得るのか?
「今の神様が偽物でも、じゃぱぱさんは仲良くなれるの?」
「それは……できないかも。だって偽物なんでしょ?てか、なんで偽物なのって聞きたいんだけど」
「あはは〜、確かにね!」
七番くんは俺の答えにクスクス笑った。
「神様ってすごいよね。だって世界を造ってるんだからさ」
「そうだよね、絶対大変じゃん」
七番くんは、生徒会室のカーテンを開けて、空を見た。俺も近づいてみたけど、いつも通りの青い空。七番くんは、空を見ながら、
「……は……?」
「え、どうしたの?」
七番くんは、俺の言葉が聞こえていないみたいで、目を凝らして何かを見ている。
「じゃぱぱさん、許可証持ってきましたよ」
ちょうど、翠ちゃんが生徒会室に帰ってきた。
「あ、会長、遅かったね〜」
「……うん。七番くん、貴方昨日旧校舎の見回りしてたんでしょ?学校の結界が一部破れかけてるの、気づいた?」
翠ちゃんは、意味の分からない言葉を真剣に言った。七番くんは、空……か何かを見つめて、
「いや、昨日はそんなのなかった。てか、あの大きさのヒビになるまで、なんでこの俺に気づかれなかった…?昨日の深夜から朝までの時間で……」
七番くんは、何かぶつぶつ呟いてる。翠ちゃんは、じっと七番くんを見てるけど、心配、というか……なんだろう。すっごく厳しい目で見てる。
「……ま、会長!その原因俺が探っとくからもういいよ!」
「そう?ありがとう、お願いするね」
七番くんは、真剣な顔から、急に笑顔になって喋った。翠ちゃんもニコッと笑う。
「それで、じゃぱぱさんは七不思議について調べたいんでしょう?お一人ですか?」
翠ちゃんが質問してくるけど、俺は首を横に振った。
「俺だけじゃないんだけど……まあ、5、6人くらい?」
「分かりました、今日は無理そうなので、また後日で」
「えー、俺もっと話したかったなぁ」
七番くんが頬を膨らませるけど、翠ちゃんは「また今度ね」となだめている。
「じゃあ、帰るかぁ」
俺がつぶやくと、翠ちゃんは「校門のところまで着いていきます」と言った。
3人で校門まで歩いて行って、学校の外に一歩出る。
「いったい!」
急に、後ろから七番くんの声が聞こえて、びっくりして振り返ると、翠ちゃんの前で止まっている。
「は?出れないんだけど」
「え?なんで?」
七番くんは、足を前に出すけど、透明な何かに当たって進めていない。翠ちゃんは、少し驚きながらも進むけど……進めてる。
「なんで俺だけ!?なんかした!?」
「なんで進めないの?……もしかして、学校に貼られてる強力な結界とか!?」
俺は、やっと七不思議の要素を見つけたとばかりに喋ると、翠ちゃんはピクッと肩を揺らした。
「やっぱり、俺は規格外だからか」
小さな小さな七番くんの声。俺はその意味がわからなかったけど、その瞬間七番くんは倒れるように前に出てきた。
「うわっ。なんだよ、もう……」
「ではじゃぱぱさん、また今度会いましょうね」
翠ちゃんがそう言うと、七番くんも笑って手を振ってくれた。俺も振り返しながらも、
なんで2人は七番くんが進めないことにあんなに冷静でいられるんだろう?
俺七不思議かと思ってめっちゃはしゃいだのに。
まあ、七不思議の噂が広まってる学校なんだし、日常茶飯事なのかな。
コメント
1件
第9話、読みました…!神様が偽物だったら?って七番くんの質問、めっちゃ不気味でゾクッとしました。しかも結界に引っかかって出られない七番くんと、それに動じない翠ちゃん…何か隠してる感がたまらないです。じゃぱぱが無邪気だからこそ、そのギャップで闇が際立ってますね。続きが気になりすぎます…!