コメント
0件
アスラ:…………その記述を発見した経緯を教えていただけますか。
ミク: あぁ、簡単な話だよ。私は内部調査の際に構造的に怪しい個所を見つけたため、破壊しようと試みていたが、その時に発見したんだ。何の変哲もないように見えた床の一部に手を加えたら、その奥から出てきたものだ。
アスラ:……破壊を試みたとはどういうことだ?
ミク: 言葉通りの意味さ。内部構造の解析を行い、脆い部分を探していた。その過程でいくつかの構造物を破壊してしまったことについては謝罪しよう。しかしそれは不可抗力であり、私自身の責任ではないと考えている。
アスラ:
そういう問題じゃないだろう! 君たちが何を考えているのか分からないが、我々は君たちの命運を背負ってここまで来ているんだぞ。それを君は勝手に……! アルファ: そんなことは分かっているとも。だから言ったろう、私は私自身の判断に基づいて行動を行うと。それに、私にはこの世界の文明レベルにおける武器など通用しない。もし仮に私を殺したいなら、その辺の石でも投げるといい。
ミク ですが、貴方方の判断ミスが我々の任務の達成を大きく損なう可能性も……。
アスラ: そうか。ならばこうしよう。私の任務はあくまで貴方方の任務のサポートであり、その結果については貴方方がどのような判断を下そうとも関与するつもりはない。これは私と貴方方との契約に基づく行為ではなく、あくまで私の独断によるものであることを踏まえてくれ。
ミク
しかし、それでいいのか? アルファ: ああ。構わないよ。私にとって大事なものは私の自由だけだ。それ以外はどうなったところで知った事ではない。少なくとも今は。だから安心していい。私が君たちに協力するかどうかは、私の気分次第だということを忘れないで欲しい。それだけだ