髑髏撫子達と一緒に公安局へ向かう。セキュリティに引っかかって大事になったが、標本事件に関する新情報と狡噛聖護という男の情報を持っており、これから多くの犯罪を起こす可能性のある危険人物とその技術を持った人材の事前確保の為に容認すると言う結果になった。
そしてそれを連れ帰った千束にも尋問がなされた。
道中で髑髏撫子達とは話を合わせあるので、不利益を被らず、監視はつくものの自由を保証された生活が得られる内容になっている。
危険数値が450オーバーであり、殺害対象である髑髏撫子は殺されかけたが、パノプティコンシステムが千束を通して、執行官や監視官などの武装をロックして、刑事課メンバーに通達がなされて、まずは話を聞くことになった。
名前:狡噛聖護
性別:男性
身長:180cm
体重:65kg
血液型:O型
年齢や過去、経歴等のデータは全てにおいて謎。
同士として深く関わっている人物としては資金提供者(所謂パトロン)の■■■■、片腕的存在であるハッカーのウェルズ・フーゴが挙げられる。
上記の二人以外にもパトロンや協力者としての技術人は存在するらしい。
「これが、標本事件や多くの事件を主導していた人物か……お手柄だな。鮮花」
「でしょ? 槙島さん」
「どうやって髑髏撫子から情報引き出し、そして特別措置として暮らせるように公安局の住居区域に入れたか分からないが、まぁ、お前が特別って話は聞いてる。やつの情報が得られたなら、それに気にしないさ」
「……監視官の皆さんからの視線は厳しいですねけどねー」
「そりゃあ仕方ないだろ。お前がやったのは昔の司法取引ってやつだ。このパノプティコンシステム世代の連中には縁もない」
「でも、流石にやり過ぎたみたいで、公安局のお試しキャンペーンは終了です」
「だろうな、正しい判断だ」
「では、槙島慎也さん。パノプティコンシステムに従うのか、それとも自分の心に従うのか、結末を見させてもらいます」
槙島慎也はタバコを消して背中を見せながら歩いていく。
「お前も、俺みたいなヤツに狙われないヤツに気をつけな」
「もう既に返り討ちにしてますよ。私は変わりません。これまでも、これからも」
「流石はドミナントのイレギュラーだ。言うことが違うな」
◆
「んで、公安局のお試しは終わった。基本的に私を囮に、アイツが解決するのが私とあいつの関係だよ。たきな、アイツの相棒を務めるなら囮となってフォローする術を覚えろ」
「わかりました」
そこでブザーが鳴って、戦いの終わりを告げた。鮮花がやったようだった。
ルイは大きくため息をついて準備室へ戻っていくのだった。
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