2 人 で 1 つ

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side 🐱

ども 〜 ！ サクマ ダイスケ です っ ！

ある 音楽 番組 の 収録 前 。

今 は 、 メンバー 全員 で 楽屋 に います ！

… が 、 俺 は 今 とてつもなく 怒って いる 。

ある 人 に 。

佐 ) … … ( ﾑｽｯ

向 ) あれ ？ サッ くん 、 どない したん ？ そないな 顔 して 。

佐 ) … ん 、 ( 視線 送

俺 の 視線 の 先 には 、スタッフ など の 女性 に 囲まれた ヒカル が いた 。

向 ) おぉー 。 テル 兄 、 モテてん なぁ 〜 。

佐 ) … . . それ が 嫌 なん だって … 。 ( 落 込

俺 が 嫌 な 理由 。

それは 、 俺 が ヒカル と 付き合って いる から 。

だから 怒って いる 。 という より 、 嫉妬 してる … 。

佐 ) … いつ まで 、 話すん だよ 、 … 。 ( 拗

めっちゃ 楽し そう … って いうか ヒカル も 満更 じゃ なさそう だし 。

岩 ) あはは 笑 そう です ね 〜 笑 ( ﾁﾗｯ

あ ー ー ー 。 なんか 、 腹 立って きた … 。

ちょく ちょく チラ見 して くんの も なんなの っ ？ ！

俺 が 嫉妬 深い って こと も 知ってる くせ に 〜 〜 〜 っ 、 ！ ！ ！

佐 ) … … . もう いい 。 ( ﾎﾞｿｯ

向 ) え ？ どうしたん ？ ？ 急 に … 。

佐 ) ヒカル を 連れ 出す 。 ( 立上

向 ) え ｯ 、 ！ ？ ちょっ 、 待って や ！ もうすぐ で 、 収録 やで ！ ？ ？ ( 焦

佐 ) … 始まる まで には 、 帰って 来る 。

コージ に 引き 止め られた が 、 まっすぐ に ヒカル の 元 へ と 歩き 出した 。

side 📷

行って もうた … 。 どない しよ … … 。

深 ) コージ 、 どうした ？

阿 ) サクマ と 、 何 か あった の ？

向 ) いや 、 サッ くん が テル 兄 連れ 出す って … 。

深 ) え ー っ ？ ！ マジ か ！ ！ わら

阿 ) あ ー ー … 笑 ( 察

2人 は 、 なにか を 察した よう に 笑い 出す 。

向 ) 本番 まで には 帰って 来る 言うた けど … 。 ホンマ に 大丈夫 なん かな … 。 ( 不安

阿 ) うーん … 。 まぁ 、 大丈夫 なん じゃ ない ？ あの 2人 の 事 だし 。 ( ﾆﾔ

向 ) … ？ まあ そう やと 、 ええん やけど … 。

深 ) この 後 の 2人 気 に なる し 、 見とこ ！ わら ( 笑顔

この 状況 を 楽しん どる フッカ さん の 提案 で 、 俺 たち は 黙って 2人 の 行動 を 見とった 。

そういえば 、 なんで サッ くん は テル 兄 を ‘ 連れ 出す ’ って 言うたん やろ … 。

あれ は 、 どういう 意味 やったん やろ か 、 ？

ニヤニヤ と 楽しみ よる 2人 とは 正反対 に 、 俺 には 理解 できん かった 。

side 🐱

ヒカル の 傍 に 来て 、 開口 一番 に 言い 捨てる 。

佐 ) すみません 。 ヒカル 借り ます 。 ( 腕 掴

岩 ) … ぇ 、 サクマ ？

俺 が こんな こと を する と 思って なかった のか 、 ヒカル は 目 を 丸く する 。

ス ) え 、いきなり なんで … 。 ( 驚

少し 睨み ながら 、 無愛想 に 答える 。

佐 ) … … 俺ら 、 ‘ にこいち ’ なんで 。 ( 腕 引

岩 ) っ 、 … ！ ！

ヒカル を 連れ 、 いったん 外 に 出た 。

佐 ) … ごめん 、 ヒカル 。 せっかく 楽しく 話してた ところ なのに … 。 ( 俯

岩 ) 別 に いいよ 。 サクマ が 謝る こと でも ねぇ し 。

優しく 許して くれた 。

と 思った のも 束の間 、 今度 は 急 に 吹き 出し て 言う 。

岩 ) てか 、 お前 が 受け の 方 なのに 、 何 カッコイイ こと してん だよ 。 笑

佐 ) … ヒカル を 取られ たく なかった から 、 っ … 。 ( 泣 目

嫉妬 の 裏 に 隠れてた 感情 が 込み 上げる 。

岩 ) 何 言ってん の ？ 俺 が サクマ 以外 に 目移り する わけ ない じゃん 。 笑 ( 優 頭 撫

ヒカル は 、 俺 を 見つめ ながら 続けて 話す 。

岩 ) まぁ 、 実 を 言う と 正直 サクマ には 助けられた なー と 思って 感謝 してん だよね 。

佐 ) 感謝 … . . ？ ？ ( 首 傾

俺 、 なにか ヒカル に 感謝 される ような こと したっけ ？

岩 ) うん 。 確かに サクマ の 言う 通り 話 は 弾んで 楽しかった けど 、 向こう から 一方的 に 話され たり 、 質問 攻め に あったり して 終わり が 見えなかった から 困ってたん だよ … 。 笑 ( 困 笑顔

佐 ) えっ … そー だった の 、 ？

岩 ) だから 、 割 と サクマ に 助け 求めて たん だけど … その 様子 から して 気づいて なかった みたい だな 、 笑

佐 ) 助け … . . ？ … あｯ 、 ( 思 出

じゃあ 、 こっち を チラチラ 見てた のは … 。

佐 ) そーいう こと だったん だ … 。 ごめん 、 気づけ なくて 。 ( ｼｮﾝ

俺 が ヘコむ と 、 ヒカル は 微笑み ながら 手 を 左右 に 振る 。

岩 ) いや いや 、 俺 が 無理 に でも 終わらせ とけば 良かった だけ だし 、 目配せ だけ じゃ 気づかなく て 無理 も ねぇ よ 笑

佐 ) … っ 、 ( 顔 上

岩 ) サクマ の せい じゃ ない 。 それ に 、 さっき も 言った けど 、 サクマ には むしろ 感謝 してる から 。 ありがとう な 。 ( 抱 寄

温かい 、 ヒカル の 大きな 手 。

優しく て 、 いつも 安心 する 。

佐 ) … もう 、 俺 から 離れんな よ … ｯ ！ ( ｷﾞｭｯ

今日 の 寂しかった 分 の 穴 を 埋める ように 、 精一杯 強く 抱き 返す 。

岩 ) あぁ 。 今日 は 寂しい 思い させて 、 ごめん な 。 … もう 絶対 離れ ない 。 ( 微笑

互い に 見つめ 合って キス を し 、 みんな に 気づかれ ない よう 途中 まで 恋人 繋ぎ して 、 楽屋 に 戻った 。

なぜか 、 アベ ちゃん と フッカ には バレてた っぽい けど 。