コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「、、、」
いつも通りに教室へ入り、すっかり自分の席までの道を覚え、特に苦労もせずに椅子へ座る
まだ担任は職員室にいるようで、みんな各々好き勝手にやっていた
「ねぇ、今日何で遅刻したの?」
椅子に座っていると、女の子らしい幼気な声が聞こえ、声のした方に顔を向ける
「えっと、ちょっと道に迷っちゃって、」
私が照れ臭いようにそう言うと、
「ふーん、ねっ!本当に目が見えないの?」
「う、うん、」
「へぇ、じゃあさ」
女の子は私の手を掴み、私を立ち上がらせると手を引かれた
すると、とある場所で手を離され
「はい!じゃあここから私が良いよって言うまで歩いてみて?」
「?分かった、」
私は言われた通りに真っ直ぐに歩いていく
しばらく歩いていると、不意に後ろから手を引かれた
「ちょっと!何やってんの?!」
「え?」
後ろから焦ったような男の子の声が聞こえ、
私は立ち止まってしまった
「あっぶねぇ、このまま行ってたらアンタ画鋲踏んでたぜ?!」
「画鋲、?」
私が不思議そうに首を傾げると、男の子は私の腕を離したようだった
「もしかして、目が見えないの?」
「、うん、ごめんなさい」
私がそう謝ると、私の手に暖かな感触が走った
「何で謝んの?アンタ別に悪い事してねぇじゃん」
「えっ、」
私が呆然としていると、男の子は話を続けた
「それよりさ!俺虎杖悠仁!アンタは?」
「えっと、暁月、巴、」
「巴だな!俺巴と席の隣だから、一緒に教室まで行こうぜ!」
「う、うん、!」
私は虎杖君に手を引かれるがまま、教室まで歩いて行った
____________________
その頃、こっそり一部始終を見ていた怪異さん達
“ アイツ 彼女 傷つける ”
“ 殺す ”
え?あの女の子はどうしたんだって?
さぁ、ただ生きている事を願うばかりですね
まぁ、生きていても五体満足では無いでしょうが
_______________________
「なぁなぁ、巴!
これこっそり持って来たんだけど、食べる?」
その後、私達は教室へ戻るがまだ担任は来ていないようだった
虎杖君は私の手に何か小さなモノをのせた
「?これ、なに?」
「俺の好きなチョコ!友達の印にあげる!」
「チョコ、」
チョコなんていつぶりだろうか、
私はチョコをそのまま口へと入れた
「!おいひい、!」
「モグモグ、だろ!俺がいつも食べてるやつなんだ!」
「そうなんだ、ありがとう虎杖君
凄く美味しい」
「!へへっ、まだあるから遠慮せずに食べろよ!」
その後、私達はこっそりチョコを食べながら
様々な話題を話した