テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
48
473
8
131
:・.。. .。.:・
外の日差しは朝から強かった
ガラスを張りめぐらせた部屋の中、ジェニは眩しさで目を覚ました、電動のカーテンについて詳しく説明してくれたベルボーイの努力も虚しく、二人は部屋のカーテンを閉めずに寝てしまっていた
最高の朝だと思ってジェニは満足気に渇いた唇を舐め・・・大きく伸びをした、夕べは素晴らしかった、彼が丁寧に愛してくれたおかげで、はじめてから快感を得られた
ピョンッとベットから飛び起き、ローブ姿でドアの側柱にもたれ、ジェニのためにルームサービスの朝食を準備する竜馬を眺めた
つい30分前に、柔らかなチャイム音が鳴り、彼がジェニのおでこにキスをしてベッドから抜け出した、そしてまたジェニは眠った・・・いまそれを思い出した
夕べ初めて彼と愛を交わしてから、一緒にお風呂に入り、彼は体を洗ってくれた、ジェニの股間は出血していたが、彼が丁寧に洗ってくれて、その破瓜の出血はすぐに止まった
そしてまた朝方・・・優しく彼に全身キスで起こされ 、二人は2ラウンド目に突入した、ジェニは彼にこうして彼に起こされることがとても気に入った
今・・・彼は三段のカート一杯に盛られている朝食を、テーブルに並べている、ジェニと同じくローブ姿で
彼のお皿を持つ時の、浮き出ている前腕の腱に見とれた・・・竜馬がジェニに気づき、朝日よりも眩しい心を溶かす、笑顔を見せた
「おいで、朝食を食べよう 」
―ああ・・・幸せ・・・―
竜馬はジェニを自分の膝の上に乗せ、オレンジジュースをジェニに渡した、冷えたジュースをごくごく飲むと、生き返った気がした、ジェニはクロワッサンをちぎり、彼に一口、自分に一口ずつ食べた
そして、彼は銀のフォークでスクランブルエッグをすくい、またジェニに一口・・・自分に一口と食べた
こうして二人は見つめ合いながら、一口ずつお互いに食べさせ合った、そしてデザートのパイナップルをお互いに食べさせ合う頃には、我慢できずに二人は濃厚なキスをした
当たり前だが、彼はパイナップルの味がした、竜馬がジェニの口を開かせ、舌を差し入れてくる、つい二人はあまりにも気持ち良すぎてうめき声を発した、竜馬の高まりをお尻に感じる・・・ジェニの下腹部も欲望が這いまわる
「昨日の夜はとっても素敵だったって・・・言ったかな?・・・・」
「今からは素敵じゃないの?」
クスクス・・・・・ 「初めてで一晩で三回もするバージンっているかい?」
「私はチャレンジしてみてもいいと思うけど・・・」
竜馬がジェニのローブの前を開いて あらわになった肩に口づけた
「君に大切なことを話さないと・・・ 」
「なぁに?」
「夕べ・・・ 僕は君と愛を交わす時に避妊をしなかった」
ジェニは彼の耳にキスをして囁いた
「私も夕べはすごく素敵だった・・・ 初めてなのにあなたはイかせてくれた、珍しい事だって私でも認識はあるわ・・・ 」
彼は笑った
「これから何度でもイかせてあげるよ・・・プリンセス・・ だけど妊娠させた可能性もある」
ジェニはキョトンとして彼を見つめた
「でも・・・あなたは外に・・・ 」
「ああ・・・中には出していない、でもそれだって避妊にはならない、そもそもゴムを使っても100%の避妊なんて存在しないんだ」
腕を引いて彼の顔を見つめた
「・・・・何が言いたいの?・・・」
「子供が出来ていたら結婚しよう、ジェニ」
ジェニは驚いたように竜馬を見た
―私に・・・赤ちゃんが出来ているかもしれないの?―
「いきなりで申し訳ないけど、夕べで確信したんだ、僕はもう未来永劫、この行為を君以外の女性誰と、するつもりは無い・・・君は?」
彼が自分の腰をクイッとジェニに押し付けて来た
「そ・・・そりゃぁ・・・私もあなた以外の男性とするつもりはないわ・・・」
「約束してくれ・・・来月生理がこなかったら必ず真っ先に僕に言うんだ、一緒に病院に行こう・・・そして子供が出来ていたら、僕達は結婚して一緒に子供を育てるんだ」
ジェニは少し笑った
「もし・・・私が嫌だって言ったら?」
少し彼がムッとして言った
「逃げたければ逃げろよ、地の果てまで追いかける 」
竜馬がジェニの胸の谷間に鼻をすりよせてきた・・・素肌に温かい息がかかる
― ああ・・・心が温かくなる・・・ ―
「大丈夫・・・・ 私もあなたが逃げたら追いかけるから、必要なら手足を縛って担いで帰ってくる、そして監禁する」
彼が笑った
「いいかい? 子供が出来たら結婚しよう、子供が出来てなくても結婚するんだ、君の好きなタイミングで、いつでも僕は君と結婚する、君のために子会社を作ろう、そこで君が社長で好きなようにやれるように 」
「私はメビウスの広告マーケティング部が気に入っているの、だってあなたの後ろ姿を時々見かけて、その素敵なお尻を盗み見できるから」
「昨日バスルームから出て来て体を拭く時、丸々5分はずっと僕の体を見てたくせに」
「あなたのことめちゃめちゃセクシーだと思ってしまうのはどうしようもないことでしょう? つい見とれちゃうし、裸とオフィスで見るあなたは、またシチュエーションが違っていいわ、なんなら月曜から金曜まで写真に撮って、アクリルスタンド作りたいぐらい 」
クスクス彼は笑っている、ジェニは本気で考えているのに
一度は彼を諦めようとした・・・そんな素敵な彼が結婚しようと言ってくれている、ジェニは嬉しくて目に涙が溢れて来た
「とにかく君がしたいことは全部するといいよ、大学も行くといいし、僕は君を応援する、今日から僕の家に越して来てもいい、 家のオートロックキーの顔認証のパターンを君で登録しよう、家族四人まで増やせるから、一緒に毎晩ハナの散歩に行こう、もっとも僕は君の家の方が好きだけど」
ジェニはハッとして彼に聞いた
「ねぇ・・・これってプロポーズ?」
今頃気付いたのか?とまた彼がハハッと笑った
:・.。. .。.:・
コメント
1件
第119話、読み終わりました。初夜の翌朝の空気感がとても丁寧で、朝日が差し込む部屋での二人のやりとりに思わず「ああ、幸せな朝だな」とこちらまで温かい気持ちになりました。パイナップルのキスのくだり、甘すぎて悶えますね。そして竜馬の「子供ができたら結婚しよう」というプロポーズ、不器用だけど真っ直ぐで、ジェニが泣きそうになるのも分かります。地の果てまで追いかける宣言も、ジェニの監禁宣言も、お互いを信じているからこそ出る言葉で、読んでいて心がほっこりしました。次が気になります。