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青side
『社長室は廊下を真っ直ぐ、奥まで進んで、こちらから見た左手にあります!』
稲荷さんが言っていた言葉を、もう一度脳内で繰り返してみる。
…思ってたより、なんか、色々とデカいな。
扉は大きいし、その扉には金色で社長室と書かれている。豪華でオシャレだな…漫画の中みたい。
「……ふぅ、ッ」
ため息をつき、声が裏返らないように意味もなく胸をドンドン叩く。
「………お邪魔しま〜…す。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「おぉ、猫宮さん!もうお越しになられたんですね。」
「あっ、えと…小西社長…ですよね!」
「はい!猫宮さんの小説は全て読んだので…お会いできて光栄です。」
「ふふっ、うれしい、…で、す……?」
え
え
え、え、え?
社長室に入った時は扉が邪魔で社長しか見えなかったけど…扉を閉じ終わった時に、やっと気づいた。
大神くんがいる。りうらくんだ。あんな、特徴的な赤髪にポンパなんて、りうらくんしかいない。今は寝ているみたい…わぁ、イケメンは絵になるなぁ。
「ッ、なん、で…」
「…猫宮さん?どうされました?」
「いえっ、…」
「…もしかして大神ですかね?この子、猫宮さんのファンらしくて。」
ふぁ、ファン?!う、ううう、嘘でしょ!あの大神くんが?!あんなに質素でクールなのに…!!!←※テレビに出演している時に作ってるキャラ
「昨日も遅くまで仕事だったがために…疲れていたらしくて、猫宮さんが来る10分前からずっと寝ていたんです。」
「へ、へぇ…」
「おーい、大神?猫宮さんもう来たぞ〜!」
ソファで首を真下に向けて寝ているりうらくんを揺すぶりながら声をかけている。起きたあと首が痛くなりそう。
大丈夫かな…って、大神くんが起きたら私どんな態度で居ればいいの!?推しを目の前にして恥ずかしがらないやつなんて居ないよ!!
「んん‘’、ん………あぇ、?しゃちょー…??」
「うそ、うそ…起きちゃった……ッ!!」((ビクッ
「おはよーございます…ぅ、……」
目を擦りながら首をあげる姿は、子犬っぽくて、なんだか弟らしさが全開。可愛いなぁ、私の推し…!!
「……へ、?」
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作者より
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作者本人、あまり語彙力が無いもので…筆が進まないから、更新スピードは決まってません。ネタが思いつかない時などは、1ヶ月ほど更新しないこともあるかと思われます。
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