テラーノベル
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嫌だ、、怖い、ねぇ、怖い。結局皆僕を置いていくの、?本当の僕に価値はないの、?もう、【本当】なんてもの、忘れれば良いの?
「mtk、mtk!落ち着いて…!」
「ッ゙ひ、嫌、!嫌ッ…!」
なんで、wkiって分かってるのに、…体が勝手に反応してる、ってこと、、?
あ、また…、
「お前、まだ夢見てんの?笑 だーかーらー、お前に幸せに成る価値なんて無いって言ってんの。…お前は、まわりに害を与えてるだけの邪魔者なんだよ、!早く、消えろよ…どうせなら、俺が、消してやろうか?笑」
そう言って、両手を僕の首に置く。
「はッ、?お前、何言ってんの、正気かよ!」
「あれー?まだそんな口答えする体力残ってたんだー、笑、じゃぁ、耐えられるよね?」
両手の力が段々と強まっていき、呼吸が止まる。
「ッ゙、!ぐ、ぁ…!や゛だ、!!…ひゅ、ゴホ、…」
「あは、ざまぁ笑。…邪魔者には、そのまま静かに死んでもらわないとね。」
「い゙ッ゙…、ぼ、くには、wkiが、ぁ゛、い、るも゛ん、!ッ゙ぐ、」
「へぇ…、じゃあ、呼んでこようか?」
その瞬間、途絶えていた意識が外へと向く。そこには、見慣れたwkiの顔。そのいつも通りの雰囲気に安心していると、急にwkiが喋り始めた。
「あー、ホント面倒くさいわー」
「…は、?ッ゙え、?」
紛れもないwkiの声。でも、いつもの優しい声じゃない、面倒くさいって、…嘘、でしょ。
「さぁ、お前がどれだけwkiを信用しているか…これは、本当のwkiだと思う?それとも、まだ、嘘だと信じてる?…どっち?」
「え、…」
どっちだ、……嘘だと、思いたい。けど、また期待して、裏切られるのはもう嫌だ。…嘘だよね、?wkiはそんな事言う奴じゃな…、…分からない。僕が仮初の自分であるように、彼奴もまた、嘘をついているのかもしれない。最初に、仮初が悪いって言ったのは誰だよ。本当が悪いって言ったのは誰だよ。じゃあ、何処に居れば良いんだよ。
でも、それでも…僕は、wkiの事信じてる…?あれ?何処から本当の僕で、何処までが仮初の自分だったっけ、?wkiを信じてる僕も、仮初?ああ、もう何も信じられないじゃないか。唯一の道標だった僕自身でさえ、分からなってさ、。…きっと、本当の自分を忘れれば良いと思った時にはもう、本当なんてもの無くなってたんだ。
じゃあ、あの時のドス黒い感情も、すべて仮初の自分に背負わせてしまえば良い。…そうすれば。本当の醜い僕なんて埋もれて見えなくなるから。でもさ、…本当を忘れたはずなのに、まだ、戻りたいと、思っちゃうのは何故なの?本当に戻ったって、良いことなんて無い筈なのに。……あぁ、そういうことか。まだ、僕は言い切れてなかった。「良いことなんて無い」って。まだ、「筈だ。」って、言ってた。やっぱり人間って、醜い生き物だ。可哀想な自分に酔ってて、もう終わりだって、消えたいと思っても、結局は「生きたい」って思っちゃうんだよ。…なんて、醜いんだろう。矛盾してんだろう。…それで「綺麗だ。」とは言えないけれど。仮初でも、本当でも、僕の目から見た世界は、汚れてはなかったよ。
「…お前は、嘘か本当か、どっちだと思う?」
「…は?何?」
「なぁ…ごめんな。お前の事、ずっと忘れてた。今、思い出したよ。」
此奴は、元彼の幻覚でも、wkiの幻聴でもない。…もう一人の、「僕」だ。
「僕、【仮初か本当か】で考えちゃってたけど、どっちも、僕だった。大切な、僕の一部。」
仮初が悪いって言ったのは誰だって、…僕だった。本当が悪いって言ったのも、僕だった。…本当の自分が醜いと決めつけて、仮初の自分も駄目だと追い詰めて。…結局、僕の一番の敵は、【愛】とか、そんなんじゃなくて、【僕自身】だった。この幻聴も、幻覚も、発作も、今の自分を守るための、正常な反応だった。僕は、敵でもあり、味方でもあったんだ。そんなの【矛盾してる】って思った?良いんだよ。【正解と不正解】【仮初と本当】【敵と味方】【矛盾と整合】。この世界は、そんな言葉ばっかりだ。全部、反対の言葉でまとめようとする、そんな、頭の硬いやつばっかだ。…でも。僕たちがそれに縛られる必要なんて無い。良いじゃんか、正解だけど、不正解。仮初だけど、本当。こんなんでも。どっちが悪いとか良いとか、そんなの要らないでしょ?…僕たちは、まだ、呑み込まれてないから。まだ、手を挙げられるから。…どんなに、辛くても。それは、幸せがあるからなんだよ、…なんて、君たちは言われたくない?…でも、無責任だけど、今日だけは、言わせてね。「一人じゃないよ。」…もし、大切な人が居なくても。たとえ、孤独を感じていたとしても。信じなくてもいいけれど、頭の片隅に、置いといて欲しい。
「…やっと、気付いた?…遅いんだよ。」
そう云う僕の声は、いつになく優しかった。
「…mtk!mtk!」
「あ…wki…?」
「!mtk!!…良かったぁ、」
「うん…?(なんだろう、この違和感…)」
「ッどうかした?」
「いや…なんでもない。」
何でもないわけがない。違和感がすごいのだ。…いつものwkiだけど、何かを心配してるような、焦ってるような…
「wki…、なんか、心配してる?」
「えッ!?あ…いやさ、mtkの意識が途切れてた時に、なんか声聞こえた、?」
「…?」
どういう事だ…?俺の意識が途切れてた時、…は、?あの時、
「あー、ホント面倒くさいわー」
え、?
「っいや、何も聞こえなかった。」
「そっか、良かった……。」
wkiの顔には安堵が混じっていた。
嘘、だよね…?でも、俺の体が反応して、僕が「どっちだと思う?」って言ってたのは現実から意識を離すための発言…。…もしかして、あの声…ホントに、wkiの声、ってこと…?
「あー、ホント面倒くさいわー」
ああ、また聞こえる。うそ、でしょ?うそだよね?ねぇ、wki…
「…ねぇ、あの時、「面倒くさい」って言ったのwki…?」
「え、?」
「…答えてッ…。」
「………あーあ、バレちゃったかぁ…笑」
そう言ったwkiの顔は今まで見たことのないくらいの笑顔だった。…え、本当なの、?うそ、だよね、?
「いや、今までホントに面倒くさかった!笑 顔可愛いから話しかけただけなのに、いつもでも着いてきてさぁ…病んでるアピもウザいし笑」
え、…僕が、勝手に着いて行ってるだけだったの、?病んでるアピールだと思われてたの、?
「あは、笑 良いねぇ〜、その顔!絶望って感じで。ってことで、抱いていい?」
「は、?何いってんの?」
「だからぁ〜、最初に言ったじゃん!可愛かったから話しかけたって。」
「へ…?」
僕が返事をする前にwkiは僕の両手を掴んでいた。
「い、やッ゙!wki!!!!」
「んー?何?mtk?」
「mtk」と呼ぶ声も、前までは大好きだったのに。今は恐怖でしか無い。
「ね、ぇ…何するの、?」
「え?笑…分かるでしょ?mtkが知らないおじさんとしてたこと、するの。」
「…分かってるけど、…でも、お願いだから、抱いてる時は、名前、呼ばないで、ね、、」
「…笑、あぁ、」
あれ、何でだろう。…僕は、温もりが欲しかった筈なのに、抱き締められてるのに、何も感じない。
wkiに、今まで、名前を呼んでほしかった筈なのに、ただ、冷たい涙が頬を伝うだけ。なんで、
「っはぁ…mtk、」
「ッ゙…!」
あ、嫌だ…愛されてるって、錯覚しちゃうから。本当の愛だと、信じちゃうから。お願いだから、僕を一つの何かとして扱わないでよ、…だから、名前呼ばないでって言ったのに。
こんなの、信じたくないのに。でも…まだ僕は、wkiの事が好きみたいだ。なんでだろう。このままだと、確実に自分が壊れてしまうと分かっている筈なのに、それでも、僕はwkiの事を突き放せない。
「mtk…好き、」
「っ゙…嫌、ッ゙いやぁ!」
嫌だ嫌だ嫌だ、お願いだから、好きなんて、言わないで。…今度こそ、壊れちゃうから。もう、そんなに優しい笑顔で見つめないで。もう、そんなに優しい声で呼ばないで。
「好きだよ……ー」
「!!!ッ゙ん、!!ー」
あ、駄目だ。キスなんてしないでよ。
その瞬間、僕の中で、何かが崩れる音がした。
「ぁあ、は…はは、」
「mtk?」
「はは、は…」
もう良い。どうなったって。…ー
そして、自身の後ろにおいてあった物を掴む。
「ねぇ、mtk?…ー」
【ッ…】
「…アイシテル、wki。」
そこには、床に倒れたwkiと血だらけのナイフを持ったmtkが立ち尽くしていた。
ねぇ、僕は大好きだったよ。…お前はどうだった?…なんで、こんなにも報われないんだろう。なんで、誰も僕の愛に答えてくれないのだろう。愛されていると知っていて、もっと、と欲しがってしまうのは罪でしょうか。本当の愛に気付かずに、自分一人だけ墜ちていくのは惨めでしょうか。
ねぇ、誰か答えてよ。ねぇ、誰か。…僕は、正しい愛し方も愛され方も知らないから。
これで、wkiは居なくなった。…居なくなった筈なのに、まだ、こんなにも鮮明にwkiの声が聞こえるのは何故だろう。…僕が壊れてしまわないように、消したのに。…殺してない。消したんだ。なのに、なのに、僕の中からは、…消えなかったみたいだ。
ねぇ、、皆、無責任だ。僕を外に連れ出したくせに、結局はこうなって。誰か、責任取ってよ。今度こそ、誰でも良い。
温もりじゃない。…名前を、呼んで欲しい。…上書きしてもらわないと、どうにかなっちゃいそうだ。
【mtk…好き、】
あぁ、嫌だ。また聞こえてくる、あの時の声。…僕は、被害者にも加害者にもなりたくなかった。だってそれこそ、頭の硬い人間の言うことじゃない?…wkiは、まるで、雨みたいな人だった。冷たくて、暖かくて…一見、嫌われてそうだけれど、実は一番皆から愛されてる人。…だから、最初は、傘無しで歩き続けるけど、段々冷えてしまうから、傘をさす。その瞬間、雨は途切れる。…まるで、僕たちの関係みたいでしょ?【愛を与える人と貰う人】じゃなくて、【雨と傘】だ。
雨を止めたくて、傘を使った。…でも、雨は空そのもので、傘で止めることはできなかった。…僕は、孤独はなくならないと分かっている、って言った。でも、【分かってた】んじゃなくて、【知ってた】だけ。だから、実際に自分の身に降り注ぐとどうして良いか分からなくなった。…存在が消えても、僕が、wkiを愛した事実は残ってて。…まだ、wkiの影を、温もりを、探しちゃうんだ。…馬鹿みたいだよね。
以前、関係を持った人の中から適当にメッセージを送る。そうすると、すぐに「家においで」と返ってきた。…わざと、いつもwkiと会うときのお気に入りの服を着て行く。全部、wkiの【跡】を無くすために。
「…おじゃまします…」
「あ~!mtk君、来てくれたの?ありがとう~!」
「こんばんは、」
この人は、何故か分からないが唯一僕と体だけの関係を拒んだ人だった。…体の関係だけだと、僕に利益がないから、って。
だから、この人とは雑談などもよくする。…友達の愚痴とか。人を信用しきれない僕でも、それだけの関係の人、と考えれば気が楽だった。
「mtkは、何歳なの?…あ、言いたくなかったら良いけど、」
「…16です、」
「そうなんだ!僕は19歳だから、3才差だ…大丈夫?怖くない?」
「んふふ、面白い事言いますね、僕、普通におじさんも大丈夫ですよ?、」
「え?僕そんな変なこと言ったかなー?」
「ふふ、」
「そういえば、最近あの彼とはどうなの?」
「あ…、」
「…言いたくないか。…僕さ、昨日から彼氏と連絡取れて無くてさ…」
「そうなの…?心配だね、」
「ね、僕の彼氏、mtkと同い年なんだよ~!」
「そうなの!?…じゃあ、僕とお話ししてたら、怒られちゃうんじゃない、?…こんなどこの馬の骨かも分からない人と…」
「…まぁ、大丈夫でしょ!別に何かしてるわけでも無いんだし!お話しだけだから。」
「そっか。…僕が襲っちゃうかもよ、?笑」
「いやいや!それはないでしょぉ~」
「それはそれでなんか悔しい…」
「あははw」
「そういえば、彼氏の名前、何て言うの?」
「えっとね~wki!wki hrt!」
「え、?…それ彼氏の、名前?」
「うん。?」
「ぇ、は、?」
…嘘、wkiに、恋人、?…僕が、、…ッ
【ryoちゃん】は何も悪くない、のに、
「あ、ぁ…あ、」
「ちょ、!mtk…!?どうしたの!?」
「wkiからっ、の、連絡、無いのッ、僕が、ッ゙僕が、っ」
「え?…wkiの事、知ってるの…ッ!?、もしかしてあの彼、って…!」
「そ、おッ、ぼ、ぼくが、wkiを、、、しちゃ…ッ!」
「こ、ろし、た、?」
「ッ…」
「な、に言ってるの…?」
そう言うryoちゃんの声は、いつになく震えていた。
「…w、wkiに襲われ、ッたか、ら」
「は?、wkiが、浮気?」
「ぼ、僕、もう分かんなくなっちゃって、ッ!気付いたら、倒れてて、」
「…どういうこと?理解出来ないんだけど。」
ryoちゃんの顔は、恐怖と怒りで歪んでいて。思わず、後退りする。
「ご、ごめんなさ、!」
「…許さない、僕の大切な人を…!」
「ryo、ちゃ…?」
「許さない許さない許さない!!!」
「ッ!?…か、ひゅ、!うぐ、ぁ、」
え、?首絞められて、る?ryoちゃ、ん?
あぁ、そっか。人は、愛している人のためなら間違った道も選んでしまうんだった。…wkiは、僕じゃない人に、愛を貰ってたんだね。だから、僕は要らなかったんだね。…良いなぁ。なんで、無駄にするの?そんな風になるなら、全部、僕にくれればいいのに。
「ッ…mtk」
「ね、ッ…ryoちゃ、は、wkiのッ…ひゅ、事、愛し、てた…?ぐ、ぅッは、」
「は?五月蝿いんだけど。黙って。」
「…wkiに、浮気、されたッて、ゴホッ、信じたくない、んでしょ?」
「…!違う。wkiは浮気なんかしてない!」
「wki、言ってた。ッか、ひゅ…「好き」って…」
「黙れ、よ…!僕が、一番、愛されてた!」
あぁ、惨めだ。当の本人は死んでいるのに。…愛の差を、確かめたくなってしまう。…僕は。ッもう、良いんだ。
「ッ…」
「ッ…!mtk!?なんで、…唇、 嫌だって、」
「…もう、良いからさ。殺す前に、ryoちゃんが上書きしてよ。」
そう。殺される前に、wkiへの見せしめだ。…お前の恋人の体温を、僕が。…それくらいしか、出来ない。もう、壊れたから。キスも、体温も、名前も、何も感じないから。
「…良いよ、wkiが、浮気したって言うなら、お互い様だね。」
「ね…ryoちゃ、名前、呼んで…?僕の事、愛してるって言って…」
「ふ…可愛いね。…愛してる。mtk。」
あぁ、これで良いんだ。たとえ嘘でも、愛の言葉をくれるのなら。誰でも、ね。僕という存在を確かめてくれるから。
…もう、wkiの事を思い出すことは少なくなった。その代わり、今目の前には僕を愛してくれるryoちゃんが居る。
大切にしようと、守ろうと一歩近づいた途端に、すべての関係が壊れてしまう。知らぬ間に傷付けて、分かる部分は傷付いたときだけ。…愛してるが故に、なんておとぎ話の中だけだと思ってた。だけど、僕は、絶対にwkiを愛していた。だから、消した。…もし、僕がwkiを愛していなかったら、ただその場を去るだけだった。でも、愛しているが故に、wkiへの嫉妬や愛情が執着となり、消すことを選んだ。…正しいでしょ?間違ってるでしょ?…wkiが居なくなってから逆に、世界が綺麗に見えるようになってさ。それで、初めて自分の中の意義が崩れたのを知った。…幸せになんて、なりたくなかった。ただ、隣に人が居れば良いと思ってた。でも、僕が選んだ結末は、自分だけの幸せを望んだ物だったんだ。…こんな醜い人間に染まりたくなかったのに。
「ryoちゃん…一緒に、、、、」
「ッ゙……僕も怖いけど、もうこの世界にwkiは居ないんだもんね…。」
「「ッ゙せーの…」」
「くッ゙、は、ぁ…」
「う、ぐ…ぁ、ふ」
「m、tk…お願、い、大好き、…って言って。…最後に、温もりが欲、しいの。独りは…怖、いから。」
「ふ、…ryoちゃ、ん…だ、すき…」
あれ、ここは何処?天国…?あ、wkiが向こうにいる、僕のこと呼んでる…?
「wki…!」
「あ、ryoちゃ…置いてかないで…!」
この世界では、雨は降らないみたいだ…ー
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