天気の良い日、外では鳥達が談笑しながら空を飛んでいる。王のいる部屋まで進むと快く出迎えてくれた。
王「おお!よく来てくれた勇者よ!今日呼んだのはこの人間界の隣の世界、魔法界についてじゃ。魔法界にはたくさんの魔王がいる、その全ての魔王に出会ってくるのだ!」
勇者「魔法界…ですか?魔王が数人いるのは聞いたことがありますが、そんなにたくさんいるものなんですか?」
王「あぁ、実際会ってみればわかるじゃろう…これを持って行け魔法界のマップじゃ!ここに魔法界の魔王城がある場所を示している!」
王「今まではお前の父親が魔法界にいる魔王に睨みを効かせていたが…その勇者亡き今、歴代勇者の血を引くお前が魔王達と戦い強さを見せつけ牽制してくるのじゃ!」
勇者(長い旅になりそうだ…親父が強かったのは耳が痛くなるほど聞いていた…けど自分は違う、近所の騎士と勝負してみて勝ったことなんて一度もないのに…)
勇者「………行ってきます…」
足取り重い中、王の部屋を後にしました