さて 、 一体 どうやって 堕とすのか 。
問題 は そこだった 。
この際 、 性別 は どうでもいい 。
まず 、 乱歩さん は 恋愛 に 興味 を 持っているのか 。
そもそも 、 意中の人 は いるのか 。
いるなら 、 最悪 自分の手 で … 。
なんてこと は せず 、 普通 に やさ ~ しく 問うてみる だけ だ 。
( という 名の 拷問 である ということは 一部 の ポートマフィア しか 知らない 。 )
とりあえず …… 。
「 やあ .ᐟ 敦くん 、 ちょっと お願い が あるのだよ 。 」
新人社員 の 中島敦 を 引き止める 。
「 仕事 は 手伝いませんよ 。 」 と 答え が 返ってくる 。
「 いやいや ~ .ᐟ.ᐟ ただ 、 乱歩さん に 聞いて欲しい こと が あるから 代わり に 聞いて欲しいだけなのだよ 。 」
そう言う と 、 本当に ? という 顔 を された 。
「 それくらいなら 良いです けど … 。 何 を 聞けば 言いんです ? 」
「 意中の人 は いるのか と 聞いて くれないかい ? ん ~ 、 あと コレ 。 」
そして 、 クッキー を 渡す 。
「 渡せば いいんですか ? 」
クッキー を 不思議そう に 見つめている 。
「 君なら きっと 乱歩さん も その クッキー を 少し 食べていいよ って 言うだろうね 。 安心して 食べると いい 。 」
敦 は 、 パアア っと 顔 を 輝かせた 。
そんなに 、 食べたかったのか 。
今度 からは 乱歩さん の 分 の お菓子 と 一緒 に 鏡花ちゃん の 分 も 入れて 購入 しよう 。
そう 心 に 決めた 。