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「お前らちょっとどいてくれ…!」
群がっているカモメを追い払い、
急いで彼女の容態を確認する
「おい大丈夫か…!?しっかりしろよい…!」
肩を叩いて意識があるのか呼び掛けると、
彼女は微かに目が開いた。
「分かるか…?声が聞こえるか…?」
目は虚ろであり、ぼーっとしていた。
だがすぐに目を閉じてしまう。
意識を失っちまったようだが脈は何とかある。
体に傷も見当たらない……
だがこんな冷たい浜辺にずっと倒れていたからなのか、体が冷え切ってる…。
「おっ、マルコー!買ったぞー!」
彼女の様子を診ていると、後からエース、サッチ、ジョズ、ビスタが浜辺にやってきた。
「女性が…?マルコ、一体どうしたんだ…?」
「分からねェ…浜辺で倒れてたんだよい…。
幸い息はあるが体が冷てェ。
このままじゃ低体温症で命が危険だ。
一旦船に運んで処置をするよい。」
「お、おう分かった…!サッチ、これ代わりに持て!」
「待てエース!俺今両手が…って、おい…!」
俺は彼女を横抱きして急いで船に戻る。
親父には事情を説明し、医療室でナース達と彼女の処置を始めた。
しばらくしてから彼女の体温も落ち着き、
無事に意識を取り戻したようだが
「まさか……記憶喪失か…?」
何故でかいカバンを持ってあそこで倒れていたのか
名前は一体何なのか
どこから来たのかも分からないという…。
#シリアス
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