テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
100
71
「お前らちょっとどいてくれ…!」
群がっているカモメを追い払い、
急いで彼女の容態を確認する
「おい大丈夫か…!?しっかりしろよい…!」
肩を叩いて意識があるのか呼び掛けると、
彼女は微かに目が開いた。
「分かるか…?声が聞こえるか…?」
目は虚ろであり、ぼーっとしていた。
だがすぐに目を閉じてしまう。
意識を失っちまったようだが脈は何とかある。
体に傷も見当たらない……
だがこんな冷たい浜辺にずっと倒れていたからなのか、体が冷え切ってる…。
「おっ、マルコー!買ったぞー!」
彼女の様子を診ていると、後からエース、サッチ、ジョズ、ビスタが浜辺にやってきた。
「女性が…?マルコ、一体どうしたんだ…?」
「分からねェ…浜辺で倒れてたんだよい…。
幸い息はあるが体が冷てェ。
このままじゃ低体温症で命が危険だ。
一旦船に運んで処置をするよい。」
「お、おう分かった…!サッチ、これ代わりに持て!」
「待てエース!俺今両手が…って、おい…!」
俺は彼女を横抱きして急いで船に戻る。
親父には事情を説明し、医療室でナース達と彼女の処置を始めた。
しばらくしてから彼女の体温も落ち着き、
無事に意識を取り戻したようだが
「まさか……記憶喪失か…?」
何故でかいカバンを持ってあそこで倒れていたのか
名前は一体何なのか
どこから来たのかも分からないという…。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!