テラーノベル
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あくねこもしも○○だったら
今回は「もしも執事たちが闇堕ちしたら」 をやります。
ノベルは初めてです。
誤字脱字があったら許してください。
あくねこは久しぶりにやるので、まだ口調が掴めてません。
⚠️注意⚠️
キャラ崩壊あり
一、二人称や言葉遣いがおかしい
架空の貴族
女主様
BADEND
主様=💍
ベリアン=🫖
ルカス=🍷
ラト=❤️🩹
今回は🫖だけです。
前置きが長くなりました。 𝙉𝙚𝙭𝙩
⇝𝕤𝕥𝕒𝕣𝕥☆
今日で私が執事たちと出会ってから3年が経つ。
カーテンを開け、窓の外を見てみると、空は晴れ晴れとしていて、とても気持ちが良かった。
「🚪コンコン 」
誰かが扉をノックする。
💍「どうぞ」
「🚪ガチャ」
顔を覗かせたのはベリアンだった。
🫖「おはようございます、主様」
💍「おはようベリアン、今日もいい天気だね」
🫖「そうですね、今夜は晴れるそうです」
ベリアンは、アーリーモーニングティーの準備をしながら窓の外を眺める。その指には包帯がきつく巻き付けられていた。
大丈夫かと尋ねようとすると、
🫖「主様、お紅茶の用意が出来ました、本日は、アッサムのストレートティーでございます」
上手くかわされてしまった。あまり触れてほしくないのだろう。それ以後私はそれを口にしなかった。
お好みでミルクもどうぞとベリアンが微笑む。
💍「ありがとう」
私はカップを手に取り、 口をつける。
暖かい──。
2、3口飲んだあと、ミルクを流し入れ、マドラーでかき混ぜる。
ゆっくりと、慎重に、マドラーがカップの縁に当たらないように。
───数分後。
💍「ご馳走様でした」
🫖「では主様、お着替えの準備をお手伝いさせてもらいますね」
💍「うん」
私はゆっくり起き上がり、ベッドを降りる。
視線の先では、ベリアンが私に着せる服で悩んでいた。
🫖「本日は晴れ、天気にちなんで空色のお洋服を…いや、主様の大好きなガーベラの花の色にちなんだこちらの白色のお洋服に…ブツブツ」
この世界で、誰かが自分のためにここまで心と時間を使ってくれることに嬉しくてたまらない。私は思わず笑ってしまう。
💍「ふふっ」
🫖「主様?」
こちらの様子に気が付いたベリアンが、首を傾げる。
🫖「なにか、楽しいことでもありましたか?」
💍「ううん、ただ、ベリアンが私のために一生懸命頑張ってるのが、嬉しくて」
🫖「主様、私は主様の味方です、何があっても絶対に」
💍「私が殺人を犯しても?」
ベリアンは少しキョトンとした顔をする。
💍「冗談だよ、私が殺人を犯すわけないじゃん」
🫖「えぇ、主様はそんなことをするお方ではありません、私は信じています」
ベリアンの微笑みに少し違和感を覚える。
🫖「主様、本日はこちらのアイビーの花の色にちなだ黄緑色のお洋服にいたしましょう」
💍「うん、いいよ」
着替えが済み、今日の予定を確認する。
🫖「本日のご予定は、1時からグロバナー家の会議への参加と近日開催されるハワード家主催の舞踏会に備えたダンス練習です」
💍「じゃあ朝食を食べ終えたら、フルーレと一緒に街で舞踏会に必要なもの買って、そのままグロバナー家に行こう」
🫖「承知しました、ルカスさんにもお話しておきます」
💍「たすかる」
朝食を食べ終えたあと、私たちはフルーレを連れて街へ行き、舞踏会に必要なものを買い揃えると、そこでフルーレとわかれてグロバナー家へ向かった。
話の内容は、ハワード家についてで、このお貴族様は貴族の中でもトップを誇る財力をお持ちらしい。
もちろん会議など聞こえがいいだけで、交渉などはルカスが全てやってくれるため、私はほとんど飾り物でしかない。
金持ちっていいよなぁ〜なんて考えてたら、会議が終わってしまった。
屋敷に戻り、フェネスに社交ダンスを教えてもらう。
気が付くともう夜で、私はフェネスと別れを告げ、部屋に戻った。
ベリアンの「今夜は晴れるそうです」の言葉が気になって眠れなかった私は、椅子の肘掛けにもたれかかって黒い空を眺めていた。
「🚪コンコン」
「どうぞ」こんな時間に誰だろう、私は不思議に思いながら応えた。
「🚪ガチャ」
🫖「失礼します、こんな時間に申し訳ありません、主様」
💍「ベリアン?」
私は驚いて姿勢を正す。
💍「どうしたの?ベリアンも眠れないの? 」
ベリアンは黙って私に闇色のマントを被せると、細長い人差し指をさくらんぼ色の唇の前に立て、私に微笑む。
🫖「今夜は晴れるそうです、一緒に星を見に行きませんか?」
少し鼓動が早くなるのを感じた。蝋燭に揺れられる影に、私の頬は一層赤く映る。
💍「うん ///」
ベリアンは右手でランタンを持ち、左手でしっかり私の手を握る。
2人でこっそり屋敷を抜け出す。背徳感が、2人の男女の心を刺激する。
裏山に行くと、ベリアンが準備してくれたであろうテントと焚き火が、月の光に少し寂しく映る。
予め敷いてあった絨毯に腰をおろす。
🫖「主様、見てください、アモンくんに貰ったアイビーの花です」
💍「綺麗だね、私の今日の服とお揃いだ」
🫖「ところで主様、この花の花言葉、ご存知ですか?」
「ううん」私は正直に答える。
一瞬、ベリアンの瞳に妖しい光が宿る。
🫖「花言葉は “死んでも離れない” です」
胸の奥がざわつく。私は、冷えてきたを口実に帰ろうとした。
「ガシッ」
🫖「待ってください!!」
💍「ビクッ」
🫖「どうして貴女はいつもそうやって、私の気持ちを見て見ぬふりをするのですか!?」
💍「な、なんの話しッ」
必死に掴まれた手をほどこうとする。
🫖「待って、逃げないで!」
お願いします……行かないで……1人にしないで……
ベリアンは目に涙を浮かべる。
少し躊躇い、ベリアンの肩に手をのせる。
💍「ベリアン、私も貴方が好き、でも貴方とそういう関係にはなれないの」
どの言葉がベリアンを刺激したのかは知らない、彼は突然私に襲いかかろうとした。
私は驚いて、咄嗟に近くにあったものに手を伸ばす。
ベリアンはピタッと動きを止める。そしてそのままその場に崩れる。
やっと自分が手に何を持っていたのかはっきり見えた。
簪だった。以前私が簪が好きと口にしたのを覚えてくれていたのだろう。
バスティンに教わったのだろう。所々に血が染み込んでいた。
💍「ベリ、あン……」
私は声にならない悲鳴をあげた。
🫖「主様、今朝、ケホッ言いましたよね……ケホッ」
私はベリアンの手を握りしめる。
🫖「もし、私がケホッ……殺人を犯したらケホッ……と、、」
「今、応えてあげます」と言うその口からは赤い生ぬるい液体が流れ落ちる。
💍「やめて、もう言わないで、お願い」
誰か、誰か助けて!!ひたすらに祈る。
🫖「私はいつだって、貴女の味方だ」
私はその場に崩れ落ちた。
私の触れてはいけないと目を逸らしていた気持ちが彼の心を堕としてしまった。
数日後、山菜採りに裏山に向かっていたロノとアモンが1本の簪を拾う。木製のその簪は血に染まっており、その下に、土に埋まった指輪をはめた人の手を見つける。
掘り返すと、数日前から姿をくらましていた執事長とその主だった。
𝑒𝑛𝑑
長くなってしまってすみませんm(_ _)m
アイビーの花言葉にちなんでBADENDにしてみました。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝🍷
コメント
1件
「もしも執事が闇堕ちしたら」、すごく重くて切ない話だった……。朝の優しいやり取りから一転、アイビーの花言葉「死んでも離れない」がここで効いてくるとは。ベリアンの執着と主様への想いが、BADENDとして綺麗に回収されてて、読後感がたまらなかった。次は🍷編か。楽しみにしてる🔥