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#### 第14話「近すぎる距離と、止まらない通知」
放課後。
「はぁ……」
スマホを見て、思わずため息。
💧「いちか、どうした」
シズク💧が覗き込む。
🪡「顔暗いわね」
マチ🪡も気づく。
🔫「何かあったの?」
パクノダ🔫が優しく聞く。
「……あのね」
スマホを見せる。
通知、びっしり。
「昨日、クラスの男子と連絡先交換したんだけど」
💧「うん」
「そこからずっとメッセージ来てて……」
🪡「どれくらい?」
「……30件くらい」
🔫「多いわね」
「しかも」
少しスクロールする。
「“今何してる?”とか、“誰といるの?”とか…」
💧「監視っぽい」
🪡「アウトね」
🔫「距離感が近すぎるわ」
「どうしたらいいかな…」
正直、ちょっと怖い。
でも無視するのも悪い気がする。
🪡「はっきり線引きしなさい」
即答。
💧「返信減らす」
🔫「それでも続くなら、きちんと断るべきね」
(やっぱりそうだよね…)
その時。
📱「いちか」
(うわ)
シャルナーク📱登場。
📱「何見てるの」
スマホを覗こうとする。
「ちょ、ちょっと!」
慌てて隠す。
📱「……へぇ」
目が細くなる。
📱「隠すんだ」
(やばい)
🪡「あんたには関係ないでしょ」
マチが間に入る。
📱「あるよ」
即答。
📱「いちかのことだから」
(重い…)
🔫「ただの相談よ」
パクノダがフォローする。
📱「誰の?」
沈黙。
(言うしかない…)
「クラスの人で…」
📱「ああ、あいつ」
一瞬で察する。
📱「やっぱりね」
📱「見せて」
手を出される。
「え…」
📱「早く」
(逆らえないやつ)
スマホを渡す。
スクロールしていくシャル。
だんだん表情が変わる。
📱「……うわ」
低い声。
📱「無理」
(え)
📱「これ、普通じゃないよ」
「やっぱり?」
📱「距離感バグってる」
(それな)
📱「ブロックしなよ」
即答。
「え!?」
📱「無理でしょこれ」
📕「そこまでする必要はない」
クロロ📕登場。
(また来た)
📕「段階を踏め」
📕「まずは拒否の意思表示だ」
(たしかに…)
その時。
「いちか!」
例の男子。
(タイミング!?)
「さっき送ったの見た?」
近い。
ちょっと怖い。
「え、えっと…」
その瞬間。
📱「近い」
シャルナークが間に入る。
📱「距離考えて」
低い声。
「な、なんだよお前」
📱「関係あるけど」
(またそれ!?)
📕「いちか」
クロロが静かに言う。
📕「自分で言え」
(……そうだよね)
「……あの」
男子を見る。
「メッセージ、ちょっと多くて…」
「え?」
「少し控えてほしい」
はっきり言う。
沈黙。
「……あ、ごめん」
意外と素直に引く。
「気づかなかった」
(よかった…)
「でも」
少し笑う。
「いちかのこと好きだからさ」
(え)
📱「……は?」
空気凍る。
📕「ほう」
(やめて!?)
そのあと。
なんとかその場は解散。
帰り道。
📱「いちか」
隣を歩くシャル。
📱「あいつ、やめた方がいいよ」
「分かってる」
📱「ほんとに?」
急に立ち止まる。
気づいたら。
壁際に追い込まれてる。
「え…」
📱「あんなのと話してるの見たくない」
距離、近い。
心臓うるさい。
📱「いちか」
顔、すぐそこ。
📱「俺のことだけ見ててよ」
(……無理)
でも。
目、逸らせない。
ゆっくり、顔が近づく。
(え、これ——)
キス——
「……やめろ」
低い声。
📕「ここは学校だ」
クロロ📕。
(タイミング神!?)
📱「……ちっ」
少し離れる。
(助かったのか、残念なのか分からん)
📕「続きは場所を選べ」
さらっと言う。
(何言ってんの!?)
📱「じゃあ今度ね」
軽く笑う。
📱「逃げないでよ、いちか」
(無理無理無理!!)
心臓、バクバク。
頭、ぐちゃぐちゃ。
いちかの恋は——
もう“安全圏”には戻れない。
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