小さな箱の中の少年少女は命の重みをまだ知らない。

「あははっ！待ってよ〜！」

「鬼に待て、って言われて待つ人いないでしょ！笑 」

校庭から楽しそうな声が聞こえてくる。

私は相原 颯（あいはら はやて）そこら辺にいる中学生だ。

でも、そこら辺にいるような平凡な中学生で良かったと思う。今の生活がとても幸せだから。

友達と勉強をして、部活をして、ずっと、ずっと続けばいいと思っていた。

でも、そんな幸せな生活は突然終わりを迎える。

「ねぇ、颯聞いた？」

彼女は神田 莉央（かんだ りお）、私の親友だ。

『何のこと？莉央。』

「なんかこの学校にね、変な手紙が届いたらしいの。」

『変な手紙？なにそれ。』

「私も詳しいことは知らない、3年の先輩から聞いたの。その事についてね、全校集会開かれるらしいよ。」

『へぇ〜』

そんな重く受け止めていなかった。どうせ悪戯でしょ、くらいだった。

全校集会が終わり、みんな教室に戻って来た。先生はまだ戻って来ていないのでみんな好き勝手に話し始める。

「ねぇ、あの話本当なのかな、」

「だとしたら怖すぎるって、 」

「うん、どうせ誰かの悪戯だよ。」

「ねぇ颯、あれが本当だったらさ私たち、し、死んじゃうのかな」

『さぁ、どうだろう、』

「いや、ねぇだろ、」

『風雅、でも分かんないよ？もしかしたら、さ』

彼は 永本 風雅（ながもと ふうが）。彼も親友に近い、よく話す仲だ、

「なぁ、昊生はどう思う？」

「え、俺？」

「お前以外に昊生いねーし」

「煌世はいるじゃん」

「あー、まぁまぁ」

彼は半羽 昊生（はんば こうせい）。主にこの4人で集まることが多いだろう。

そして話しに名前だけ出てきた煌世は私たちのクラスメイト、和井田 煌世（わいだ こうせい）のことだ。彼もよく話すが、他のクラスメイトと一緒に行動することが多い。

「おい！1年1組！」

「え、なに？」

「3年の先輩じゃない？あの人」

「今すぐ帰れ！準備もいいから！早く！」

「え、なんでですか！」

「詳しいことは、明日話す！だから早く帰れ！」

私たちはわけも分からず帰らされた、私たちが教室を出た後、2年生、3年生とみんな帰ったらしい。

一体、何があったんだろう。

人物紹介

主人公  相原 颯（あいはら はやて）

性別 女

クラス 1年1組

性格 真面目。たまに真顔で冗談を言う。子供っぽいところがある。

神田 莉央（かんだ りお）

性別 女

クラス 1年1組

性格 怖がり。かなり冷たい。真面目。

永本 風雅（ながもと ふうが）

性別 男

クラス 1年1組

性格 子供っぽい。よくふざける。

半羽 昊生（はんば こうせい）

性別 男

クラス 1年1組

性格 気が弱い。仲がいい人の前ではふざける。

和井田 煌世（わいだ こうせい）

性別 男

クラス 1年1組

性格 明るい。誰にでも優しい。

あだ名 こうちゃん

颯は煌世のことが好き。

煌世も颯のことが好き。

颯、莉央、風雅、昊生はよく4人でいる。恋愛感情はない。

イメ画 見たくない方はとばしてください。

アイコンメーカー、「趣味丸出しメーカー」様をお借りしました。

颯

莉央

風雅

昊生