テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
俺の最近の悩み。
それは気分の浮き沈みが激しいこと。
急に変なテンションになったり、無気力状態になって動けなくなったり。
今日はかなり沈んでいる日で朝から自己嫌悪の嵐。
遅刻ぎりぎりで登校した。
橙「おはよ〜。こんな時間に珍しいな?」
紫「……昨日アラームつけ忘れて寝坊しちゃってさ、笑」
橙「うわぁ〜焦るやつ、笑」
紫「……、」
授業中、急に負の感情に押しつぶされそうになり同時に目頭が熱くなる。
泣くな俺、耐えるんだ。
大丈夫、大丈夫だから。
紫「……っ、ふ……っ、ぅ」
授業の終わりを知らせるチャイムが鳴って少ししてから俺は教室を出た。
向かった先は俺がよく行く空き教室。
誰も通りかからないような場所にあり1人になりたい時に使っている。
誰にも聞かれたくないし見られたくないから教室に着いたら直ぐに鍵を閉める。
この部屋の鍵は1つだけ。
これで誰も入って来れない。
さっきまで耐えていた分が決壊したかのように涙が溢れ出た。
紫「ひっ、……ぅ、ぐす、っ……」
人に頼ることは苦手。
どう反応されるのかが怖い。
頼ったところで自分が求めてる回答を得られるかは分からないから。
だから俺は自分で何とか解決する方法を考える。
でもどうしても無理だと思ったら此処に来て泣く。
これが俺にとって1番安心出来る方法だ。
紫「……ふぅ。」
鏡で目が腫れてないか確認し、何回か深呼吸をして空き教室を出た。
もう大丈夫、ちゃんと押さえ込んだ。
橙「あ!紫くんどこいってたん?!」
教室の扉を開けると、橙くんの明るい声が聞こえた。
そういえば今は昼休みだった。
紫「ごめんごめん、笑 ちょっとトイレいっててさ、」
橙「紫くんの分も買っといたから一緒に食べよ〜!」
そう言いながらサンドイッチを差し出される。
紫「えぇ!?ありがとう〜!」
“誰かに頼ること”
苦手な人多いんじゃないかな。
頼る以外に自分が信じれる解決策があるならそれでいいと思う。
抱えきれなくなる前には誰かに相談するようにね。
👋🏻
コメント
1件
初コメ失礼します!! 単刀直入に言いますね?...神ですか? めっっっっっっちゃ続き気になるんですけど!? なーくんちゃんと誰かに頼ってね!? そしてフォロー失礼します!? 自分→( 。∀ ゚((⊂(`ω´∩)←見た人