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lrru
暴力諸々注意
リクエストありがとうございました。
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「ぃ”‘っあ”!!!ぅ、っう”、…〜っく」
別に俺はローレンの性欲処理ではない。オナホと同様、それよりも下の扱いをされながらするセックスに愛なんてものは存在しない。昔はもっと甘くて、優しかったのにいつからかローレンは変わった。恋人から主従関係になった今、ローレンは小柳のことをオナホとしか見てなく、自分が使いたくなったら、満足できるまで使うのが日常だった。それは今日も変わらずで、問答無用に硬い床に押し倒され、無理やりズボンを脱がされ突っ込まれる。それはレイプ同様の行為であった。優しさなんてなく、血が出てもやめないでピストンをするローレンは、小柳から見れば悪魔で人の心なんてないように見えた。全て出し切ったら終わりにして、後処理なんてしない。そんなローレンは誰も知らない、知っているのは表の顔だけ。裏の顔なんて誰も、マネージャーさえ知らなかった。
「萎えるんだけど」
ローレンは俺の喘ぎ声を嫌う。低くて濁点がついた男の喘ぎ声、誰が好き好んで発しているのか分かってないくせに。奥をゴチュゴチュと力強くピストンをするため、ジンジンと痛い。なのに、気持ちいのが嫌でしょうがなかった。早く終わりにして欲しい、いやこの関係を終わりにしたい。こんな思いはしたくない。
「ご、ぇ”っ、!む、ぃ”〜〜!!!いた”ぃ!!!やぇ”!!」
きっと俺の態度にイラついたのだろう。ローレンの長くて細い指が、俺の背中に食い込む。痛くて、きっと跡に、いや血が出ているだろう。容赦なく、めり込む指はまるで貫通してるかのような痛みが体全体に響いていた。痛くて、やめて欲しくて、必死で足をバタバタしていた。その行為は絶対やってはいけなく、ローレンに更に油を注いだのであった。
「暴れんなよ、足折る?てか、さっき言ったよな?少しは黙れって。そこら辺の犬でも出来るよ?あ、そっかお前犬以下だから分かんないよな。俺が悪いわ、ごめんなー。お前は、犬以下で俺のことを満足させる道具であって、抵抗する身分でもないだろ。」
耐えれなかった。気づいたら視界がぼやけており、床に水滴が落ちていた。泣いてるんだ、自分。他人事のように思った俺は、ローレンが言った通りに道具なのだろうか。道具になんてなりたくなかった、嫌と言えるなら沢山言いたかった。嫌だって、伝わるまで。
ただ、俺はローレンが好きだった。かっこよくて、面白くて、気遣える優しさや、ゲームが上手いところや面倒見がいいところ。そんなローレンと付き合っていたら、きっと今とは真反対の関係になっていたのだろう。
(どこで間違ったんだろ……)
目を瞑る。心音が早く、自分が一刻も早くこの状況から逃げ出したいのがわかった。このまま一生目を覚まさなければ、幸せなのだろうか。死を幸せと思った以上、俺はもう戻って来れない人間になってしまった。
「誰が寝ていいって言った?」
頭上から声が聞こえるも目を閉じていた。今目を開けたら、酷いことが起きる。やだ、せめてでも現実から逃げたかった。だが、そんな願いも叶わず、ローレンはテーブルに置いてあった、紙タバコに火をつけ、俺の首元に当てる。ジュッと音をすると同時に、首から全体に猛烈の暑さが体に走る。
先程の痛みとは違く、熱が体を支配している。ジンジンと火傷の痛みが広がる。
「っ、う”、ぁ、あ、あ”あ”あ”…〜い、た”ぁ、ぃ”〜〜〜〜っ!!!!」
当てては離して、当てては離して…。繰り返す度に、火傷の範囲は増していき、呼吸をするのが難しくなった。ヒューヒューと、過呼吸気味の俺にローレンは目を配る様子もなく、ピストンをやめない。
「締まり悪」
「ぇ、”う、うぅぅ”!!っあ”!!」
バチンと尻を叩かれば、ピストンを早める。イきそうなんだと思い、自分自身でもう終わると暗示をかける。早く終われ、辛い、助けて、痛い、終われ終われ終われ終われ。
「終わると思った?残念」
「え、、ぅ、なんで、……っぅ」
いつもなら、ローレンが出せば終わってたのに。なんで今日は違うの?なんで、終わりにしてよ。もう無理、耐えれない。
「飼い主の言うこと聞こうね。あと、俺がゴミみたいなお前のためにやめてあげるかとか、考えてると思った?ほんと、バカだね。白狼って知識高いとか聞くけど、お前は違うんだよな、ハズレだ、ハズレ。可哀想ーほんと。でも、大丈夫だよロウ。俺がこうして、使ってやってんだから。感謝しろよ、な?」
俺が悪いの?それとも神様が悪いの?わかんない、分かんないけど俺は生きていてはダメな人。白狼としての高貴かつ、誰かも讃えられる身分なのに俺は違う。ローレンの言う通りハズレであった。
心臓が痛い、息がしずらい。このまま目を瞑ったらどれだけ楽なのか、これだけはよく分かっていた。
コメント
7件
気づいたら顔が鼻血で血濡れでした……ありがとうございます
めちゃくちゃすきです!!!