地雷さんはお引き取り下さい。
桃青?です。
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「ねぇ狐の窓って知ってる?」高校の昼休み。外では生徒たちが走っていたり、廊下でお話している。
そんな中、俺と約3、4人で輪を作り軽く雑談をする。
『なんやそれ?』
俺は言う。
「えー知らないの?!」
「最近うちの学年で流行ってるやん」
流行りに乗る皆は知っているようだ。
そのあとよく聞いたら、狐の窓と言うのは決められた指を組み、呪文を三回唱えたら、組んだ指の穴の中を覗くと妖と人間界の間が見えて、化けている妖怪に出会えるかもしれないと言う噂らしい。
流石の俺でもこれは信じられない。
『狐の窓、なぁ、』
そう呟きながら運動場を見る。
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あれから昼休みや午後の授業があり、下校時間になった。
皆は鞄を取り帰宅したり、部活で移動したりする。
俺は生徒会に入っているので、生徒会室に行く。
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そうして生徒会室に着き、入る。
「おーお疲れー。」
すぐ入ると机の真ん中に座って笑う俺の相方、生徒会長がこちらを向き、にこっと笑った。
「今日も疲れたー…」
ここが落ち着くのかため息を尽きながら、机に座る。
「げっ今日こんなに仕事するんかよ、」
「頑張れー(笑)」
大量の仕事を見て嫌な目をすると彼は手を口に寄せ、くすくすと笑う。
けれど俺は構わず仕事に集中する
__
あれから二人で仕事をある程度終わらせた。
『っかれた〜 』
「だね〜」
ないこは席を立ち、お湯を沸かしてコップにコーヒーのパックと先程沸かしたお湯をいれ
スプーンを付けてこちらに渡した。
『さんきゅー』
一口すずっと飲むと体が熱くなった。
そして俺は口を開く
『なぁないこ』
「なに?」
『狐の窓って信じるか?』
『最近うちの学年で流行ってるらしい』
「へぇ」
「信じるか信じないかねぇ…………秘密」
『え〜なんでや〜』
『………』
ないこにしたらどうなるんやろ……
やってみるか…
そう心の中で呟き
両手を指示通り組み呪文を唱える。
『 けしやうのものかましやうのものか正体を表せ。
けしやうのものかましやうのものか正体を表せ。
けしやうのものかましやうのものか正体を表せ_______。』
『はっ…………』
組んだ指の穴の中をみると。
彼が妖怪の姿をしていた______。
夕日の影で隠れ瞳が光り、いつもの明るいないこではなく、見るだけで恐怖感を覚えてしまう。
息があまり吸えない、体も動かない。
「どうしたの?」
ないこは笑う。
『いやっなんもないでっ』
咄嗟にあははと苦笑いをする。
「そう」
そしていつものないこ、笑顔に戻った。
『こわかった…』
そう小声で呟き、怖いと思った瞬間だった。
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