ふっと意識が浮上して、ソファーに座ったまま寝ていたことに気付く。
「ぁ、俺…っ」
さっきまでことを思い出して、きゅうと腰と下腹部が疼く。
クロノアさんの射精したモノは彼が掻き出してくれたようでナカにある感じはしない。
「…⁇」
なのにまだ何か入ってるような違和感があった。
突かれすぎて、そう感じてるだけだろうか。
「なん、か…変…?」
体のベタつきとかもないからクロノアさんが拭いてくれて服も着させてくれたのだろう。
そんなクロノアさんの姿は見えない。
「クロノアさん…?」
テーブルに置いていたスマホに通知が来てて見てみれば相手はクロノアさんからだった。
「えっと」
ちょっと出掛けてくるねー、というメッセージだった。
メッセージが届いていたのは10分くらい前だから、ホントにさっき出掛けたばかりのようだった。
わかりました、と返信する。
「声かけてくれればよかったのに…」
寝てる俺を起こさないようにという気遣いに嬉しくなりながら、喉の渇きを覚えて立ち上がる。
「まぁ、いいや。水でも飲も」
一歩脚を前に出した瞬間、感じていた違和感が動いた。
「っづ〜〜♡♡!!?」
ナカでかなりの振動で動くソレ。
「な、なに…ッ♡⁈」
ヴヴヴヴ、と鈍い小さな機械音。
見計らったかのように振動の強弱が変わって、びっくりしてその場にへたり込む。
「ひッ♡、ゃぁっ、な⁈、あぅう♡!!」
弱くて気持ちのいいトコを押すようにして震えるモノ。
「ん、くッ♡、ひゃんン♡♡⁈」
わけが分からず混乱する。
確実にナカに何かが挿れられてる。
「こん、なっ♡の、ひンッ♡!!」
そして挿れたのはクロノアさんであることは理解したけど、どうしてこんなことするのかは分からなかった。
聞こうにも当の本人は出掛けていねぇし。
「ぅあっ♡!」
立ちあがろうとしたけど振動するソレがナカで位置を変えたせいで立てない。
寧ろ強さが増したせいで、その場に蹲る。
「だッ…め、♡、だめぇ…っ♡♡!!」
どうにかしようとしても、どうしていいか分からず振動による快感に耐えるしかなかった。
「ひぅんッ♡、そ、こ、やぁ、ら゛…♡!」
蹲ってる為、Tシャツが捲れ上がって背中に外気が当たる。
上がる熱に少しだけ冷えた空気が当たって、そのぞわりとした感覚でさえびくっと身体が反応した。
暴れるように振動したかと思えば、弱々しく的確に振動してくるソレに嫌だと思っているのにイッてしまった。
整えられた下着が濡れる感触がする。
「は、っ♡、はァ♡、ッん、はッ♡」
クロノアさん以外のモノでイッてしまった。
そんな罪悪感と得体の知れないモノでイカされたという背徳感に興奮するほど、俺は変態になってしまった。
「こ、ンなッの♡くろのぁさん、♡に、みられ、たらっ♡」
「見られたらどうするの?」
「ひぅっ!!?」
「ただいま」
にこーっと笑うクロノアさんにへたり込んでいた腰を撫でられる。
「ひとりで喘いでどうかしたの?」
この人しらばっくれる気だ。
「あ、なたッ、おれに♡、なにっ、か、したで、しょう…♡!」
「何かって?…なに?」
捲れて見える素肌を撫でられそのままTシャツの中に入ってきたクロノアさんの手は冷たくて肩が跳ねた。
「ぉ、おれ、のナカに、なにッ♡挿れ…♡っ」
「なんのこと?」
クロノアさんが首を傾げたと同時にナカのモノが激しい振動を始めた。
「ひゃぁぁあ♡♡♡!!!?」
「わ」
「ゃ、やぁあ♡!だッ、め…や、め、へ…ッッ♡♡!!」
「やめてほしい?」
こくこくと何度も頷くと振動が止まった。
「玩具使うとトラゾーってどうなるのかなって気になっちゃって。……でも俺以外のでイッちゃったね?」
綺麗にしてもらった下を全てまた脱がされる。
「すごい濡れてるね。あんなにイッてたのに」
「っ♡!!」
「コレ挿れたまま実況させたらどうなっちゃうかな?」
ヴヴヴ、とまたナカで震え出すソレにびくりと腰が揺れた。
「トラゾーのやらしい声、みんなに聴かれるの嫌だけど我慢しようとするトラゾーは可愛いんだろうね」
「とっ、て♡、くらさぃい…ッ♡!!」
「…どうしようかな」
俺の出した白濁を後ろに塗り込むクロノアさんは楽しそうに笑ってる。
「ぉも、ちゃで♡、イッて!、ご、めん、なさッ…い、♡!」
「そうだね。俺以外のでイッちゃったからね」
振動の速度が速くなる。
「ひぅううぅッ♡!!?」
「だからお仕置き」
この人、隠さなくなってきてる。
こんなこともするなんて思ってなかった。
「トラゾーなら我慢できると思ったんだけど。…随分、えっちな身体になったね」
「く…ろのあさん、がッ♡」
「うん、俺がそうしたもん。当たり前だろ?」
機械音が高く響く。
「これ1番強いのにしたらどうなると思う?」
「ぁ…♡⁇」
「試してみようか」
クロノアさんがそう言った途端、もう振動とかそういうレベルじゃないくらいナカにいる玩具が暴れ出した。
「!?─────ッ〜〜♡♡♡!!!?」
「すごい玩具の音聴こえるね」
お腹を押されてまた軽くイク。
「俺のなんかより玩具のほうがいいんじゃないの?」
「や゛ッだ♡!くろの、あさんじゃっ♡♡なきゃ、いやで、す…っ!」
「でもイッただろ?」
ぐずぐずになったナカにクロノアさんの指が入る。
「めちゃくちゃ柔らかいし熱いよ。さっきまでシてたのもあるけど……こんなんでイカされて興奮してる?」
「んやぁあッ♡♡」
否定できなかった俺がいて、それを見透かしてるクロノアさんは喉で笑った。
「それじゃあ俺のがいいなんて説得力ないかな」
ナカで振動を繰り返す玩具を気持ちいいトコに押さえつけてきた。
「ぁあぁぁあ♡♡!!」
玩具とクロノアさんの指を締め付けるようにして、何も出さずにイッてしまった。
「…ホントは気乗りしなかったんだけどトラゾーの違った姿が見れたし、…まぁ今日は許してあげる」
玩具の振動が止まってナカからソレが取り出される。
違和感がなくなり上がっていた腰もへたり込んだ。
「じゃあズボンとか取って来るね」
へたり込む俺の頭を撫でて離れようとしたクロノアさんにこの野郎と色々ムカついて服の裾を掴む。
震えていて力が入ってないけど、その仕草にクロノアさんが動きを止めた。
「…トラゾー?」
中腰だった腰を下ろしてその場に座る。
無言の俺にクロノアさんが眉を下げた。
「いじめすぎたよね。…ごめん」
「……」
それを無視して座ったクロノアさんのソコを触る。
「っ!!?」
「ふ、は♡クロノアさんの、勃ってる…♡」
意趣返ししてやる、そう思った。
チャックを下ろして下着をずらすとクロノアさんの勃ったソレが頬に当たる。
こんな大きいのがいつも俺のナカに入ってるのかと思うと、嬉しさと優越感があった。
「俺のこと見て、なってくれたんですね…♡」
「……っ、何度も言うけど当たり前だろ。ならないほうがおかしいって」
まじまじと見られて照れてるのかクロノアさんが顔を逸らした。
「ふふっ、クロノアさんかわい♡」
反り勃つソレを口に含む。
「なっ…トラゾー…っ⁈」
「ん、ぅッ、ンむ…♡」
「ちょ、…ぅッ、!」
ちらっと目線を上げれば、耐えるように眉を顰めるクロノアさんがいた。
その表情もやっぱりかっこいいなと思いながら、舌と手を使って触る。
「は、ふっ、♡、む、ぅッ♡」
口の中で大きくなっていくのも嬉しくて入りきらなくなっても舌先を使ったりした。
「くおのあさんッ♡」
「っ、ぐ…!!」
口から少し離していたから思いっきり自分の顔にクロノアさんの射精した白濁がかかる。
「ぁつ…♡」
「…はッ、は…っ」
「くろのあさんいつもより早くイッちゃいましたね♡」
垂れる白濁を拭って舐める。
あんなに出したのにまだこの量が出るなんて、と若干恐ろしさも感じつつベタつく顔をティッシュで拭こうと清々したおかげで回復した体力で起き上がり体の向きを変えた。
「ぅわっ⁈」
と、呑気に色々スッキリしたと思っていたら足首を引っ張られて俺は床に突っ伏した。
勢い余って額を強打し振り返って引っ張ってきた人を涙目で睨んだ。
「ちょっと!痛いじゃな、い、…です……か…」
振り返ったことを後悔した。
なんなら意趣返ししたことも。
振り返ると、とんでもない顔をしたクロノアさんがいた。
「ぁ、…えっ、と…⁇クロ、ノアさん…⁇」
「……へぇ?ふーん、そう。トラゾーはもっといじめられたいんだ。分かったよ、啼いて啼いて声が枯れて出なくなるくらい啼かしてやるよ」
前に逃げようとしたらぐっと足首を握られてクロノアさんのほうに引かれる。
そのままクロノアさんはうつ伏せになった俺の腰を強い力で掴んだ。
「ぅあ゛⁈」
「徹底的に啼かしてやるから覚悟しなよ」
腰を上げられて後ろにクロノアさんのモノが1番奥まで挿れられた。
「やぁああぁッ⁈」
「く、っ……、ははっ。ほらトラゾーが欲しかった俺のが挿入ったよ。嬉しいね?」
「あ゛、まっ゛、ひぁあっ!!」
「すっげぇ柔らかい。…あーでも、これが玩具でこんなんになったんだったらムカつくな」
八つ当たりみたいに腰を打ちつけてくるクロノアさんに、元はと言えばあなたがあんなことしてきたから、なんてのは今言えば火に油を注ぐ羽目になるから言うのはやめた。
「ひ、っ、ぃッ!、だめ、ですって、ばぁ…!!」
「ナカすごい痙攣してる。玩具でいじめられすぎて震えてんの?」
強く打ち付けられ、バチュッと水音が聞こえる。
「ほら厭らしい音してるよ。トラゾーのココから」
「あぅゔ…っ!!」
「こんなに我慢のできない俺のこと少し前の俺が見たらびっくりするだろうね」
意趣返しするつもりが意趣返し返しされてる。
「な゛ん…っ、ぃやら゛ぁ…ッッ!」
「言ったよね?トラゾーが何しても俺のこと煽るだけだって」
「は、っ、んうぁあッ!」
「それともいじめられたくてわざとしてるの?…やっぱりトラゾーはドMなんだね」
「ち、がぁ…っ!!」
打ち付けた額の痛みなんて飛んでいってしまった。
この人が際限ないくらいシてくるの身をもって知ってるはずなのに。
求められて嬉しいと思う自分がいるから、口では嫌だと言っていても身体が拒否できない。
「可愛い。……めちゃくちゃにしてやりたい」
「あ、ひッ、ぃぁあぁぁ…っ」
俺のこと普段とのギャップがあるとか言うけど、クロノアさんのほうがギャップがありすぎる。
いつもの穏やかで爽やかで優しい天然なとこのあるかっこいい人が、こんな、
「トラゾーは負けず嫌いで変なとこ抜けてて可愛いから、俺もつい構っちゃうよ」
何度も何度も噛まれたせいで項に吐息が触れるだけで、びくりと反応する。
見事に性感帯に作り替えられた。
「ホント、可愛い」
「〜〜〜ッッ!!?」
低く囁かれ、心も身体も歓喜していた。
「メスイキなんて当たり前にできるようになっちゃったね」
噛み跡のついてるそこを吸われて、身体が跳ねる。
「…とりあえず、俺のこと煽った責任はきちんと果たそうか?」
ぐっと奥を抉られて目を見開く。
止まっていた涙がぼろぼろと落ちた。
「もっと啼いていいよ。俺しかいないんだし」
「こぇ、…や、れ、すッ…もゔ、だしたくない…っ」
口を割り開かれて舌を摘まれる。
「舌熱いね。溶けそう」
「ひんぅうっ!」
「啼かせるって言っただろ。トラゾーが出したことがないような声で啼くまでやめないし、俺は徹底的にきみのこと啼かすって決めたからね」
「ん、ぁあッ」
「じゃあ、頑張ろうか?」
「っ〜〜〜ッッ!!」
結局、そのまま啼くに啼かされて実況に支障をきたすレベルで俺の声は枯れた。
クロノアさんはと言えばいつも以上に清々しく爽やかな声で笑っていたし、ミスなんかもせず完璧にゲームをこなしていた。
もう絶対にクロノアさんのことは煽らない。
(それフラグだよ。byクロノア)
コメント
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お?最後不穏な終わり方〜(^^) 連続投稿ありがたやぁ〜…
trさんが誘い受けしてるッッ!!! ♡♡♡すぎてえッッ(( 可愛すぎる!!!︎💕︎ そりゃあkrさんをその気にさせちゃいますよ〜( ≖ᴗ≖)ニヤッ