小学生のとき
自分は普通では無いことを知った
青より赤が好き
ズボンよりスカートが好き
外で遊ぶより家で絵を描く方が好き
それだけ、ただ周りの好きなものと少し違うだけだと思っていた。
でもそれは大きな間違いだった
「翔陽くんって変だよね〜w!」
忘れ物を取りに教室に戻ってきたらクラスの友達が話していた
「だよなw!男の癖に髪が長いしスカート履いてるしw!」
自分と周りの違いには薄々気づいていた
でもそんな私を皆は受け入れてくれていると思っていた
でも違ったらしい
私はその事実が辛くて仕方がなかった
その時私の頬に冷たいものがつたった
私はひたすらにこの空間から離れたかった
私はそこからガムシャラに家まで走った
家に着くと母に「どうしたの、」と聞かれたが、わたしは「なんでもないよ」
と笑って答えた。
バレたくなかった
1度小学1年の時も、このような出来事があり私は母にその事を話した
その時母は「あっそ」と素っ気ない返事で反応した
その時はあまり気にしないことにしていたが夜リビングの横を通ると
母の鳴き声とそれを慰める父の声が聞こえた
「あの子、学校で嫌なことを言われたらしいの」
その声を聞いて母は私を気にしてくれていると思うと嬉しかった、、
だけどその思いはすぐに崩れる事になる
「あの子が変な格好してるからよ」
「あの子男の癖にスカート履きたがるし、赤とかピンクが好きだし、なんであんな子が産まれたのかしら、」
母が泣きながら父に訴えていた
「大丈夫だ、あの子はそういうことに興味があるだけだよ…」
それから数日後母は私の部屋に押し入り部屋の物を壊し始めた
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