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⚠️⚠️注意⚠️⚠️
エセ関西弁
キャラ崩壊
ご本人様には関係ありません
下手くそ
誤字脱字あり
内省中心
語り風
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rbrside
世界は最初から敵だった訳ではない
少なくとも俺がそれを「世界」と呼ぶまでは
幼い頃俺は他人と少し違うという理由で白線を引かれた
声が大きすぎる、動きがいちいち遅い
考え方が変、空気が読めない
きっと理由はなんでも良かったんだと思う
重要だったのは皆の「共通の敵」
「あちら側と」 「こちら側」
それをキッパリと分ける為だったんだろう
笑われて、無視されて、時には善意を装った言葉で心を抉られた
何度も何度も裏切られ
何度も何度も傷付けられた
「君のために言ってるのそれがなんで分からないの?」
その言葉程残酷なものは無い
俺は幼い時から「世界」の不条理さを理解していた
助けを求めたとしても何にもなら無かった
周りの大人達は決まって汚い言葉を吐く
「気にしすぎだよ?」
「みんな悪気はないんだよ」
「もっと大変なことだってあるんだから」
彼らはそんな「世界」そのものだった
傷は見ないふりをする
助けられるものも助けない
それは「世界」の秩序
誰か人1人壊れるより平穏が崩れないその方が大切なんだ
そしてその時俺は理解した
この「世界」は正しくない
この「世界」は守る価値があるものじゃない
俺の生きる意味
そして存在する意味は
きっと
「世界」に「叛逆」する事
大人になった俺は世界に適応しなかった
正確には適応することを拒んだ
履歴書を書き、面接で笑い、空気を読むことがどうしてもできなかった
それらは全てかつて俺を黙らせた側の言語だったからだ
そんな俺を拾ったのが裏の世界だった
「社会に必要とされない人間」を、必要とする場所
人を殺し、人から奪い取る「世界」
俺は人を殺す道を選んだんだ
殺し屋という肩書きは決して軽いものではない
誤解も多いし責任も重大だ
そこに英雄性はないし快楽もない
ただ契約と結果だけ
それでも俺は殺した
殺し続けた
何度も何度もナイフを振り下ろし
何度も何度も撃ち抜いた
殺した相手の未来なんて考えない
過去も未来もそんなもの無価値なんだ
「世界」が選別した「不要物」を別のルートで抹消するだけ
そしてそれこそが俺なりの「世界」への復讐
かつて俺を不要だと切り捨てた「世界」に対して
「世界」が作った仕組みの外側で俺は生きている
そしてそれを「世界」に突きつけるだけ
俺にとって殺しは叛逆そのもの
法律なんてない
道徳心なんてとうに消した
そして世界そのものの否定
俺は殺しをして初めて自分が世界に爪立てているのを感じた
生きている心地がしたんだ
だけどある日不意に思った
「これは本当に叛逆なのか….?」
不意に思ったそのことが頭から離れない
仕事をこなしていくうちに心は静かになり怒りは薄れ憎しみも少なくなった
俺は「世界」を嫌う事に慣れてしまったんだ
「世界」に背を向けている
だけどそれは「世界」が作った”裏”としての役割ではないのか?
不要はものは消す
それはこの「世界」が作ったものなのでは
秩序を守る為に排除する
それはかつての殺した相手と何が違うのだろうか?
今まで殺してきた人達を思い出す
俺と似たようにこの「世界」から弾き出された物
間違って迷い込んだ物
それらの人達から見た俺はどんな風に写ったんだろう….?
哀れな人間?
惨めな人間?
ただ殺すだけの悪魔?
結局何が何だか分からなかった…
叛逆する意味を
命の意味を
俺はもう分からなくなっていた
ある夜
俺は仕事帰り街を歩いていた
そしてふとガラスに写った自分の姿を見た
そこには怒りを..憎しみを失った人間がいた
「世界」を憎む事も、「世界」を嫌う事も忘れてしまった
正確な言葉で説明できない
そして俺は気づいた
「世界」に憎む事で自分の存在を、俺なりの「世界」を支えていただけだと
もし俺が「世界」を憎しむのをやめたら
もし俺が「世界」を許したら
もし俺が「世界」をどうでも良いと思ったら
俺という存在は
俺は何者になるのだろう?
殺し屋という役割を失った時
差別された過去に言い訳できなくなった時
叛逆する意味を失った時
そこに残るのは空っぽの俺なのでは無いか
そしてそこで初めて恐怖を覚えた
人を殺しで恐怖を覚えなかったのに
死では無く生きる事の恐怖を
生きる意味を失う恐怖を
夜明け
「世界」は何事もなく息をしている
人々は仕事へ向かい学生は制服に身を包み街は秩序を取り戻す
そして俺は生きる意味を考える
ここにいる人達は俺が何をしていたか知らない
知られないまま「世界」は回る
それが少しだけ虚しかった。
世界に叛逆すると決めてここまで来た
差別され、否定され、切り捨てられた過去を理由に、
俺は世界を嫌い、拒み、壊す側へ回った
それでも今胸の奥には空白が残っている
怒りを燃料にしてきたはずなのに
燃え尽きたあとには問いだけが残った
そんな「世界」で叛逆する意味があるのか…
「俺は、何の為に生きている?」
問いは答えを要求しない
ただ、重くのしかかる
そんなある日、彼に出会った
その出会いは本当に拍子抜けする程日常的だった
夕方の河川敷
仕事の合間にただ時間を潰していただけ
風邪は冷たく空は低い
季節の変わり目特有の不安定差があった
そんな河川敷に彼は座って存在していた
年齢は分からない
フードを深く被っている姿は若く見えた
特に特徴のない人間
だけど彼が気になったんだ
彼は「世界」を警戒していなかった
同時に「世界」に対して期待もしていなかった
俺は彼の隣に座った
そして話しかけた
理由は説明できない
だけど言葉より先に体が動いていた
rbr「….貴方は生きる意味って何だと思いますか?」
自分でも驚く程に率直な質問
彼は一瞬こちらを向いて笑いながら言う
??「難しい事聞くな….」
そう言って彼は空を見上げる
しばらく考える素振りを見せて彼は言った
??「生きていれば勝ち組やなニコッ」
その言葉は拍子抜けする程に軽い言葉だった
だけどそれは無責任であまりにも雑で
ここまで俺が積み上げてきた思考を一瞬にして踏みにじった用で
rbr「..それだけ…ですか…..?」
俺の声は少し尖っていた
だけど彼はそんな事気にする事もなく続けた
??「それだけやな..」
rbr「意味とか…価値とかは….? 」
??「生きてりゃそのうち付いてくる」
彼は立ち上がり背伸びをした
その動きは驚く程に自然だ
まるでそれが、生きている事が瞬間の様に
??「まぁ昔は違ったんやけどな笑」
rbr「え…?」
??「俺は昔死んだ方が楽やと思ってた」
その言葉に胸がはねた
過去の俺と似ているから
rbr「今は..違う?」
??「違わない日もある」
彼は正直だった
強がらないし悟ったふりもしない
??「それでも..“今”生きている。だから勝ち組や」
勝ち負けという言葉が奇妙に心に残る
世界は常に勝ち負けを決める
能力、立場、役割
俺は常に負け組だった
rbr「そんな…生きてるだけで勝ち組なんて」
??「世界はな簡単に人を切り捨てるんや..そして負けにする..でも生きている限り完全には負けてない….」
そう言って彼は歩き出した
そして俺も無意識に彼の後を追った
彼の歩き方は不思議だった
急がす、遅れず、目的がある用には見えない
それでも迷ってる風には見えなかった
rbr「貴方は何者なんですか…?」
??「ただの人間や」
その言葉は即答だった
rbr「世界に期待してますか?」
??「してへん」
rbr「世界を嫌いだと思った事は..?」
??「嫌いやと思うことだってある」
彼は止まった
そして俺を見て言った
??「それでも…それでも生きている」
その言葉が俺の心に刺さった
俺は世界を嫌う事に全力を注いできた
嫌う事で立場を守ってきた
それなのに彼は嫌い、でも生きている
rbr「生きるって簡単な事やない」
思わずそう口にしていた
彼は俺の瞳を見ている
そして口を開く
??「そうや簡単やない..だから勝ち組なんや」
簡単じゃないのに生きている
だから勝ち組
その理屈は暴力的なまで単純で
だからこそその言葉を否定しきれなかった
??「あ、せや…俺はzm。お前は?」
それから俺は彼と会うようになった
理由はない
だけどただ会って話したかった
彼は俺の仕事とか過去、事情を聞こうとしなかった
必要以上に踏み込まない
それなのに彼の存在は確かに俺を動かした
そして彼はよく言った
zm「今日も生きてるなニコッ」
それは挨拶のようで確認のようだった
俺はその言葉を聞く度に自分が今日「世界」に負けていない事を
少しだけ生きる意味を
生きている事実を少しだけ感じた気がした
彼は生きる意味を教えてはくれなかった
代わりに生きる意味を肯定していた
ある夜俺は彼に今まで俺がしてきた事を打ち明けた
自分が何をしてきたかを
世界をどう恨んできたかを
生きる意味を見失っている事を
彼はそれを黙って聞いてくれた
途中で遮らず、評価もせず
話し合った後彼は俺を見て言った
zm「それでも”今”生きているやろ?」
否定でもない、だけど肯定でもない
事実を指す言葉
zm「生きる意味はな探すもんやない。生きてる間に増えていくもんや」
その言葉を聞いた時胸の奥で何かが静かに崩れた
俺は意味を探し続ける事に必死になっていたのかもしれない
今俺は生きることを大切にしようと思っている
世界を好きになることはまだきっとできない
過去が消える訳でもない
殺した事実が消える訳ではない
それでも生きている
そして俺はzmと生きる事を望んでいる
彼の隣で
zm「今日も生きているな」
と言われる日々を
生きる意味はまだ答えが出ていない
けど問いを抱えた生きることが負けではないと今は言える
生きていれば勝ち組だ
その言葉は叛逆の終わりでは無い
叛逆のその先で
それでも生きる事を選び続ける
「世界」は今日も息をしている
そして俺も彼もそんな「世界」で存在している
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スクロ((꜆꜄ ˙꒳˙)꜆꜄꜆オツオツオツオツオツオツオツ
2人の後日談を書くかもしれないし書かないかもしれない
(∩´∀`∩)バィバィ