テラーノベル
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アラスター「あなたが死んだ?」
シャット「えぇ。殺された。」
アラスター「なんで?」
シャット「…そしたら私がここに来た理由分かっちゃうよ。」
アラスター「そっか。消えちゃうのか」
シャット「うん。」
アラスター「君は私の守護霊や背後霊かなにかなの?」
シャット「ん?いや、私は幽霊じゃないよ。」
アラスター「てか地獄で死んだって人間のころとか死んだことないの?…何言ってんだろ」
シャット「まぁ、無理もないよ。死んだ後に地獄に行ったのに地獄で死んだなんて意味わかんないよな」
アラスター「…君さ…」
シャット「ん?」
アラスター「なんで悪魔なの?」
シャット「人殺してるから」
アラスター「そうなの?」
シャット「さっき目の前で殺したじゃん」
アラスター「たしかに」
シャット「なんでそんなこと聞くの?」
アラスター「…君優しいからさ」
シャット「どこが?」
アラスター「たかが生前からの友人なんだろ?私と君は…愛している人でもないだろ?」
シャット「!」
アラスター「愛する人じゃないのにこんなにも話を聞いてくれたりずっとそばにいないだろ?」
シャット「…今のあなたは違うけど…私とあなたは相思相愛だった。」
アラスター「そうなの?私が君のことが好きだったってこと?」
シャット「うん。」
アラスター「私まだ恋したことないよ」
シャット「…あれ…」
アラスター「ん?」
シャット「今って1900何年?」
アラスター「1923年だけど」
シャット「!」
1923年…アラスターが死んだ10年前
アラスター「でも君のことを愛した別世界の自分…なんか納得できる。」
シャット「…何言ってるの?」
アラスター「君みたいな綺麗で優しい人は誰でも好きになるだろ?」
シャット「全く…」
どこのアラスターも褒め上手だ…
シャット「あなたは…殺される運命なのか…それとも…」
アラスター「?私も殺されるの?」
シャット「いや、そんなことは…」
アラスター「あるのか」
シャット「なんで死んだのか私も詳しくは知らない。銃で撃たれて…何が…」
アラスター「?なんか言った?」
シャット「人が話してる最中に何聞いてるんですか」
アラスター「ん?ラジオ。この声好きなんだよね。名前は分からないけどすごく魅力的で美しい声だ」
シャット「へぇ…」
アラスター「なんか世間でラジオのクレオパトラって言われてて」
シャット「クレオパトラ…?」
アラスター「うん。クレオパトラみたいにたくさんの言語を喋れて頭もよく美しい女性なんだ」
シャット「え…」
アラスター「でもこのラジオ司会者はもう既に亡くなっているらしい残念。」
シャット「それって…」
アラスター「別に私は殺してないよ」
シャット「私にも聞かしてください」
アラスター「え?あ、うん」
シャット「……」
ラジオ
ごきげんよう!皆様いつもお疲れ様です。それでは!ラジオの時間です!
今宵も素晴らしい1夜をさて…リクエストを!
シャット「……」
私だ…でも割と最近の、話した覚えはある。いつだろ…でもこれ地獄で放送したやつだ。ソロのころの
アラスター「どうだい?とても美しい声だろ?」
シャット「……」
この世界は地獄と現実が繋がっているの…けどこの声は私だけ
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