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💛 side
勇斗と柔太朗のお陰か、ダンスをしても発作の予兆もなく、案外スムーズに練習が進んでいく。
太智がダンス上手なことは知っていたが、今回全員とKISSPLANを合わせて確信した。
💛(全員がダンス上手いなんてすごいわ……)
久々の複数人でのダンスに心が踊る。
それは顔にも出ていたようで、舜太がニコニコしながら顔を覗き込んできた。
❤️「仁ちゃん、楽しそうやね」
💛「……おう。 めっちゃ楽しい」
❤️「良かった!」
眩しい笑顔を向けてくれる舜太。
発作の話をされて近寄り難いだろうに、普通に接してくれる舜太には感謝しかない。
💙「全体通して思ったんやけど、この振りはもう少し全体的に大きくした方がいいんやないかな?」
🩷「あー…俺も思ったんだけどさー…ここ、あんまり隣同士間隔ないじゃん?あんまり大きくしすぎると逆にごちゃつかない?」
🤍「確かに…迷うね」
ダンスの練習を通して、直ぐに全体で改善点を検討できるなんて凄いチームだなぁと思って見ていると、
💙「なぁ、仁人はどう思う?」
太智から急に話を振られた。
💛「うぇ!?俺?」
驚いた反応を返すと、太智がケタケタと笑いながら近付いてくる。
💙「おー、だって仁人ダンス上手いやん!何かしら全体通して感じたんやないの?」
💛「え…いや、皆ダンス上手いなぁとは思ってたけど……」
💙「仁人に褒められるのは嬉しいなー。なぁ、さっき俺が言ったところはどう思っとる?」
太智も、先程の己の醜態など気にする素振りを見せず、当たり前に意見を求めてきてくれた。
💛(めちゃくちゃありがたいなぁ…)
2人の優しさを噛み締めつつ、話し合いの輪の中に入り、午後のMV撮影に向けて練習を続けた。
🩷 side
スタッフ「はい、オッケーです!チェック入りまーす!」
衣装に着替えてKISSPLANのMV本番を無事迎え、順調に撮影が進んでいく。
仁人は今のところ発作は起きていないようで、 マネージャーと一緒に真剣な眼差しでモニターを眺めている。
KISSPLANの衣装は色っぽさを意識しているからか、透け感があったりタイト目な衣装だったりでセクシーさがある。
それは勿論仁人も例外ではない。
仁人の衣装は身体の線が出るタイトなパンツと肩からベルトが数本垂れているのが特徴的。
腰のベルトでウエストマークされていて、身体の細さが目立っている。
仁人の姿を視界に入れる度に、乱れた姿が脳裏をチラつく。
今はMVの撮影中。スタッフも大勢いるのは分かっているのに、あの時の様に仁人の身体に触れたり仁人に名前を呼んだりしてほしくてたまらなくなる。
🩷(なんだよこれ…俺、なんでこんなに余裕ないんだよ……)
自分だけ余裕がないことに納得できず、仁人の後ろに回り込み肩に顎を乗せる。
🩷「仁人ー。ダンスの出来栄えはどんな感じですかー?」
💛「うぉッ!?びっ…くりしたぁ」
マネージャー「あ、佐野さん。お疲れ様です。」
🩷「お疲れ様です!新生M!LKのMVはどんな感じですか?」
マネージャー「いやー、ダンスは皆色っぽいしフォーメーションもキレイだし素敵に仕上がるんじゃないですかね。仁人さんとも今日初めて話しましたけど、良いお方でよかったです。」
🩷「良かった!…ねぇ」
スルリと、敢えてゆっくり、仁人のウエストに腕を沿わせ、つぅ、と撫でる。
肩に乗せていた顔を少し耳に傾け、マネージャーにバレないように息を吹きかける。
💛「…ッ」
仁人の華奢な身体が少しだけ震える。
🩷「仁人はどう思った?」
💛「…うん、めっちゃ良いと思う……朝皆が合わせ練習してくれたお陰で俺も浮いてないし…」
🩷「…そだね」
顔を少し離すと仁人が明らさまにホッとした顔をしたのが何だか面白くなくて、キスマークがある項をするりと軽く撫でてみる。
💛「ッなに、」
🩷「いや?赤い衣装だから青髪がよく映えるなぁって思っただけー」
💛「…」
🩷「じゃ、また後で!」
キ、と睨んでくる瞳の奥に、少しだけ、色香がゆらりと昇る様が見えた気がしてほくそ笑む。
🩷(もっともっと俺を求めてくれたらいいのに)
💛 side
💛(折角落ち着いてできてたのに…勇斗のやつ…!)
勇斗に煽られて、少し身体が熱を帯びたことを悟る。
全体でのダンス撮影は無事に終わった。
あとは個別でSNS用の撮影をすることになっていたため、早く控え室で休みたくてトップバッターを申し出た。
スタッフ「吉田さん、休憩無しで大丈夫ですか…?」
💛「はい、大丈夫です。お願いします。」
スタッフ「では、撮影始めまーす」
カメラが回る。
集中させようと目を閉じると、身体が一層熱くなる。
熱さを無視してダンスを始めると、じわじわと、身体の奥底で疼きが生まれるのを感じる。
💛(またかよ…最悪……)
撮り終わる頃には熱い吐息が漏れるようになっていた。
スタッフ「吉田さん、オッケーです。お疲れ様でした。」
💛「お疲れ様でした。ありがとうございました。」
自分の変化を誰にも悟られないように、足早にスタジオを後にした。
よろよろと、伝い歩きで控え室を目指す。
先程よりも明らかに熱量を増す身体に危機感を覚える。
💛(控え室まで…あと少し…)
「吉田さん」
💛「…ッ、」
いきなり後ろから肩を叩かれ身体が震える。
後ろを振り返ると、先程SNSアップ用の動画を撮影してくれたスタッフが立っていた。
スタッフ「体調悪いのかなと気になりまして…大丈夫ですか?」
どうやら俺の様子がおかしいことを気にかけてくれたようだ。
ただ、今の自分にはその心遣いが辛い。
💛「…大丈夫です。心遣い、ありがとうございます……」
ぺこりと頭を下げて歩を進めようとすると、腰に手を回されビクリと身体が震える。
スタッフ「体調悪そうなのに放っておけませんよ…どこか、会議室で休みますか?」
💛「や…控え室に…!」
スタッフ「流石に控え室は…僕が入れないんで。少し休みましょう?僕、付き添いますから。」
スルリと、腰に回された手がいやらしく動く。
こいつ…!
危機感を覚えて手を引き剥がそうとするがびくともしない。
💛「離して…!」
距離を取ろうと試みるが、寧ろ、距離を縮めて首筋に顔を近付けられる。
スタッフ「めっちゃ良い匂いしますね…エロすぎ。さ、あそこの会議室に入りましょう?」
💛「~~~ッ!」
連れ込まれたらヤバい…!!
必死に抵抗するが、グイグイ腰を引かれ会議室の中に押し込まれそうになる。
抵抗できない…半ば諦めかけていた時、強い力で腰に回された腕が外され、気付くと誰かに抱きとめられていた。
💙「…何やっとるん」
💛「…太智」
スタッフ「…あ、あの…その……」
太智に睨まれ、スタッフが大きく震える。
💙「仁人は俺が連れてく。…お前、次に変な気起こしたら許さんからな。」
スタッフ「…ッ」
冷や汗をかきながらスタッフが逃げていく。
ホッとしたのも束の間、身体の疼きが更に大きくなっているのを自覚して焦る。
💙「発作、起きとるんやろ…?身体辛いよな」
💛「うん…太智、ごめん。勇斗か柔太朗を呼んでほしい…ッ、」
💙「…」
太智が黙る。不思議に感じて太智を見ると、切羽詰まった顔をしていて驚く。
同時に、強く手を引っ張られて引き摺られるように控え室に入る。
💛「だ、だいち…?どうしたの…!?」
💙「呼ばない」
💛「…え?」
💙「2人は呼ばん。俺でええよ。」
💛「え、それどういうこと…?」
💙「俺が相手するって言ってんねん」
💛「え…?うッ!」
ソファに倒され、太智が馬乗りになってくる。
太智が何を言っているのか分からなかった。
💛「男相手にするんだよ!?太智、ちゃんと分かってる…!?」
思わず問うと、太智が笑う。
💙「当たり前やん。さっきのスタッフとの絡み見て自覚したわ。」
太智の真剣な眼差しと視線が交わる。
💙「他の奴に組み敷かれる仁人は嫌や。」
💛「……なら自分が、って…?」
思わず笑みが零れる。
💛「…後悔すんなよ、太智」
💙「…仁人も。M!LKに捕まったこと、後悔すんなよ。」
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コメント
6件

太ちゃんの「何やっとるん。」まじイケメンすぎ😣💘 Kiss planのときの太ちゃんほんとに好きだから最高すぎる

次は塩﨑さんか~ウフフフ💙💛ほんと文章から吉田さんの妖艶さ伝わってきますまた更新楽しみにしてます👋😆🎶✨
aka